音楽
声優アーティスト・内田真礼1stライブリバイバル公演レポート

声優アーティスト・内田真礼さんライブ「UCHIDA MAAYA Hello, 1st contact! [Revival]」レポート|1stライブを再現しつつ、随所にサプライズも! 変わらない想いとこの先の未来に希望を感じたステージ

声優アーティスト・内田真礼さんによるライブ「UCHIDA MAAYA Hello,1st contact! [Revival]」が、2022年9月24日(土)に神奈川県・カルッツかわさきにて開催された。

本ライブはタイトル通り、2016年2月に開催された1stライブを再現するリバイバル公演となる。

当時も演奏を担当した「MAAYAバンド」の山本陽介さん(Gt)、バンドマスターの黒須克彦さん(Ba)、今井隼さん(Kb)、村田一弘さん(Dr)、大串友紀さん(Per/Manipulator)も無事揃い、一夜限りのお祭りを楽しんだ。

同じだけど同じではない、いつでも最新を見せ、思い出を更新してくれる“内田真礼”らしいライブとなった。本稿ではその模様をレポートする。

インパクト抜群の巨大ジャングルジム再び! 嬉しいサプライズも

「UCHIDA MAAYA Hello,1st contact! [Revival]」ーーリバイバル公演と、その元となる1stライブの両方を観ることができたのは、とても幸運で貴重な経験だった。

1stライブは、内田真礼にとって、最初の大きなライブだった。まだこの頃はMAAYAバンドのメンバーとも今ほど距離が近くなかったのだが、アンコール時のMCの途中で、泣いて「次の曲が歌えない!」と言った内田真礼に、バンマスの黒須克彦が助け舟を出したシーンがあった。

序盤にやった「ギミー!レボリューション」でやりたかったと言っていたピアノへのソロ振りを、「このバンドなら今できますよ」と言って、そこだけ演奏する粋な計らいをして、自分の感情をどう処理していいか分からなくなっていた彼女を救ったのだ。

ギターの山本は、次の曲のためにアコギを準備していたので、その場のアドリブであることは、誰が見ても明らかだった。だが、何かそこで、チームに一体感、信頼関係が生まれたような気がしていて、その後も、基本的にバンドメンバーを替えずにやり続けていることにエモさを感じる。

そして今回のリバイバル公演。あの頃から全てにおいてパワーアップした真礼チームの力を見せつける公演だったのではないかと思っている。演出などを再現しつつも、そのひとつひとつを前より良いものにしてやるという気概が感じられた。

ライブ直前のSE。当時はミューの「156」だったが、今回はダフト・パンクの「One More Time」になっていて、そこにも意味合いを持たせていたのが面白かった。その曲間に「すべてのPENKI作業員は持ち場に戻ってください」というアナウンスが流れて始まるところもしっかり再現。そこからMAAYAバンドとMAAYAダンサーズが会場を煽り、内田の「始めます!」という言葉を合図に、真ん中の幕が落ちる。そこで現れる巨大なジャングルジム。当時は驚いたが、今回は流石に驚くことはなかった。それでもやはりでかく、強烈な存在感は健在だった。

その一番上で歌う内田。大きなリボンと白いドレスは当時のまま。衣装に関しては、当時のものをそのまま着るか、新たに作り直すかという悩みはあったそうだが、当時の衣装も着つつ、当時を意識して新しくデザインした衣装も着ていくという、ミックスしたような形を最終的には取っていた。

「ギミー!レボリューション」では、ジャングルジムを徐々に降りてきて、楽器ソロのところでは「イマジュン」「ヨースケ」と、今井隼(Kb)と山本陽介(Gt)の名前を呼ぶ。しかも、ちゃんとピアノソロの前に名前を呼ぶ間を作っており、楽曲がライブを通して成長していることが感じられた。

「からっぽカプセル」でのバズーカをぶっ放す演出もしっかり再現。こころなしかスムーズになっている感じがする。「クラフト スイート ハート」では、前回の衣装の一部をあしらった新衣装をお披露目。

大きな変化と言えば、5曲目に切ないポップチューン「Winter has come」を持ってきたところだろう。元は「創傷イノセンス」のあとにやった曲だが、ここに持ってきたことで、新衣装を2曲分見られることになった。雪を降らせる演出も印象的で、アウトロでくるくると雪の中を回る姿は「綺麗」の一言に尽きた。


バンドとダンサーズのクールなパフォーマンスを終えると「Distorted World」のイントロで客席に内田真礼が登場! ここは1stライブでは会場の真ん中の通路で歌った箇所。感染対策で観客の歌唱はNGとなったが、どうしても再現したい!という想いが伝わってきた。

そして、ここからはロックチューンを畳み掛ける。「North Child」ではジャンプをして汗だくになり、次はいよいよデビュー曲「創傷イノセンス」!……と思ったのだが、内田はジャングルジムの頂上にいる。

「ここは真ん中にいるはずでは……?」と思っていたら「Never ending symphony」を歌うサプライズ。この曲は「創傷イノセンス」を作曲したR・O・Nが作詞・作曲をしている曲で、原点回帰という意味も込めた最新アルバム「HIKARI」に収録されていた。そういったストーリーも交えて考えると嬉しいサプライズと言えるだろう。

そしてお待ちかねの「創傷イノセンス」。ジャングルジム中央でガイコツマイクを持って歌う姿はやはりカッコいい!

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