次のライブはすべてがパワーアップ!? ライブのために制作されたユニットオリジナル楽曲の秘話が続々!「ホロスターズ」律可さん × 岸堂天真さん × 影山シエンさんにインタビュー
カバー株式会社が運営する男性VTuberグループ「ホロスターズ」。10月20日(木)には2回目となる全体ライブ『HOLOSTARS 2nd ACT「GREAT VOYAGE to UNIVERSE!!」』が東京・お台場のZepp DiverCity(TOKYO)にて開催されます。
そして現在、そのライブのために制作された期生ごとのユニットオリジナル楽曲が配信中です。
今回、アニメイトタイムズでは、ホロスターズの1期生・律可さん、2期生・岸堂天真さん、3期生・影山シエンさんの3人にインタビューを実施。それぞれの楽曲の聴きどころや収録時のエピソード、2nd ACTに向けての意気込みなどをたっぷりと語っていただきました!
タイトルにも2人の想いが込められている3期生のユニット楽曲
——期生ごとのユニットオリジナル楽曲についてお伺いする前に、初の1st Album「Follow Us」が8月にリリースされましたが、周囲の反響はいかがでしたか?
岸堂天真さん(以下、天真):ついこの間、オンラインサイン会に参加させていただきましたが、「この曲からホロスターズのファンになりました」と曲から新しくホロスターズにハマってくださった方がいらっしゃって、意外と入り口って広いなぁと思いました。いろいろな音楽配信サイトでも曲が聴けるので、まだ聴いていない方はぜひチェックしていただけたら嬉しいです。
律可さん(以下、律可):やっと形にしてくれた……!という声が結構ありました。今まではデジタル音源のみで、1st Albumが初めてのCD盤です。ちゃんと推しのグッズは家に置いておきたい、形として残したいという方が結構いらっしゃったので、そういう意味では喜んでもらえたかなと思います。
影山シエンさん(以下、シエン):最初は我々のオリジナル曲は1曲か2曲ぐらいでしたが、それが5曲に増えたというところで「応援した甲斐があった!」という声もリスナーさんから結構あがっていました。我々としても、全体曲やユニット曲、ソロ曲が増えて嬉しいです。
——そんなホロスタ民(ホロスターズのファンの名称)にとってさらに嬉しい、期生ごとのユニットオリジナル楽曲がリリースされました。まずは、3期生のユニットオリジナル楽曲「ナイト ライト サイド」について、どういう風に歌われたのか教えてください。
シエン:歌詞の中に“新世界”というワードが出てきたので、新世界を創っていくのが我々なのかリスナーなのかは想像にお任せしますが、テーマ的には俺もオウガも夜景や夜の街、そこでの煌びやかな光をイメージして歌いました。
サビに入る前の落ち着きというか、落ち着いてからのサビでパッと盛り上がるところがジャジーな感じで良いなぁと。
最初、オウガとどういう曲を歌おうかとなったとき、3期生はホロスターズのヴィラン的な立ち位置としてデビューしたのでオラオラ系の曲にしようかなと思っていたんです。まぁ中身は幼女と赤ちゃんなんですけど……。
一同:(笑)。
シエン:この曲のサンプルを最初に聴いたとき、自然と自分の中に入ってきたんです。オラオラな雰囲気で歌うのもいいですけど、2人で一緒にやってきた中でオリジナル曲を歌うとなったとき、夜景の煌びやかな感じが俺たちみたいで良いんじゃない?と。あと、実は「ナイト ライト サイド」という曲名は最初は違うタイトルでした。
——そうなんですか!?
シエン:はい。「ナイト ライト」までは2人で決めていて、最初は「ナイト ライト シティ」だったんです。最終的には、2人隣合わせでいること、そして3期生の隣にリスナーが寄り添っているというダブルミーニングとして「ナイト ライト サイド」に決まりました。
——そんな素敵な意味が込められているタイトルだったとは……ちなみに、レコーディングのほうはいかがでしたか?
シエン:……もうすごくキーが高かったです。
一同:(笑)。
シエン:結構、「Pentas」などホロスターズの曲は高い曲が多く、自分もいろいろな曲を歌わせていただいて高い音は割と出るようになったかなと思っていたんですが、今回は本当に高かった……。
また、オウガが曲を歌うとだいたいオク下(オクターブ下のキー)にいくんですけど、今回はオウガも一緒にオク上にきているので、これまで我々の曲を聴いていた人たちにとってはそこも新鮮だったんじゃないかなと思います。
——確かに! そこの変化だけでもだいぶ曲の印象が変わるような気がします。
シエン:あと、最初レコーディングをするときは声を張ったり、ちゃんと声を出したりするところを意識しなきゃいけないんですけど、自分はニュアンスを大事にしたいタイプで。入りの「目覚めた~♪」のところは、声を大きく出すのではなくニュアンス重視で歌いました。
そうしたらディレクターさんも「その方向でいきましょう」と言ってくださって。ニュアンスを大事にしてくれる方だったので、収録したときはかなりイメージしやすくて楽しかったです。
——だからか、歌詞の情景が自然と浮かんでくるのですね。律可さんと天真さんは3期生のユニットオリジナル楽曲は聴かれましたか?
律可:もちろん聴きました!
天真:僕も聴きましたが、1番カッコよかったです。
シエン:お~!
天真:この言い方をすると他の楽曲がカッコよくなかったように聞こえるかもしれないのであれですが(笑)、それぞれ毛色の違う楽曲なんですよね。
個人的に、1期生の楽曲が壮大かつ感動的なエモい曲調で、2期生がちょっと近代的・近未来的な曲調。それで1番カッコいいに振っているのは3期生の曲だと思いました。
律可はどう思った?
律可:もちろんカッコいい曲調ですが、フュージョンやジャズといった大人っぽい音楽が割と混ざっていて、全体曲ではあまりない曲調だったので、そういう意味では斬新で新鮮だったんじゃないかなと思います。