次のライブはすべてがパワーアップ!? ライブのために制作されたユニットオリジナル楽曲の秘話が続々!「ホロスターズ」律可さん × 岸堂天真さん × 影山シエンさんにインタビュー
3人集まるとパワーを発揮する2期生と、1期生だからこそ歌える曲
——続いては、2期生のユニットオリジナル楽曲「Last Sparkle」についてお伺いします。先ほど、天真さんがおっしゃっていたように、近代的・近未来的な曲調が特徴です。
天真:最初と最後のパートを僕が担当しているんですけど、そういうことが今までなかったので少し照れ臭いというか、頑張んなきゃなと思いました。
今度のライブで披露すると思いますが、僕から歌い始めるのですごくドキドキしています。あと、ラップっぽいところもあって、そこのリズムが取りにくくて難しかったです。
——細かいリズムが刻まれているので、確かに難しそうです……。
天真:掛け合いになっているサビではメインのメロディをアステルが歌って、それを追いかける感じでロベルと僕が歌っているんですけど、韻を踏んでいるようなリズムなんです。
たとえば、「New Strike! 驚かせ時代」「ハンパない冒険がしたい」という感じで韻やリズムを踏んでいるところがあって、そこが結構難しくてみんな苦労していました。
——天真さん自身、この楽曲で聴いてほしいポイントはありますか?
天真:正直、うまく歌えたかわからないので聴いてほしいポイントというか、頑張ったんだけど聴いてほしいポイントではないところがひとつあります。
——聴いてほしいポイントではないところ(笑)、ぜひ教えてください!
天真:自分がラップをやっているパートがあるんですけど(2分10秒を過ぎたあたり)、ラップは初挑戦でしたので頑張りましたがうまくできているかどうか……正直不安です(笑)。
——そのラップの部分、個人的にはすごくカッコよくて刺さりましたよ! 律可さんとシエンさんは2期生のユニット曲を聴いてみていかがでしたか?
シエン:この曲を嫌いな人はいないでしょう!
天真:(笑)。
律可:どこかK-POPの雰囲気があるよね。アッパーな感じというか。
シエン:うんうん。最初聴いたときにもうダンスが浮かんでくる感じの曲調です。普段、「Sun Tempo(サンテンポ)」(2期生のユニット名)は3人で一緒に何かをするというよりも、各々背中合わせでいくというスタンスでやっていると思います。
歌ってみたも矢島美容室だったり結構面白さに振りきった曲を歌っていますが、このユニットオリジナル楽曲で、とてつもないギャップを感じられるんじゃないかなと。これぞSun Tempo!というイメージの曲だと個人的に思っています。
——普段はそれぞれ配信したりおちゃらけたりしているのに、3人が一緒になるとすごいパワーを発揮することがこの2期生の曲でわかる感じがしますよね。
天真:ふふっ、ありがとうございます(笑)。
——次は、1期生のユニットオリジナル楽曲「Compass」についてお伺いしたいと思います。
律可:全体的にオーソドックス、王道な曲調になっています。1期生だからこそというか、ホロスターズの地盤じゃないですけど、最初にホロスターズとしてやっていくんだぜという旗を揚げるニュアンスがすごく入っているんじゃないかなと思います。
歌詞にも「今から始めよう」みたいな言葉や「不完全」「不確か」といった、わからずに進んできたようなニュアンスが強く出ているので、さっき天ちゃんが言ったようにエモさを感じますし、“そうだったよね”と共感できる曲になっているんじゃないかなと。
あと、途中でラップが2回あるんですけど、あまりそういう曲もないと思うので、それも斬新に感じられる部分です。
シエン:2回もラップがあるのは珍しいですよね。
律可:そうそう。もう1回くるんだ!?みたいな(笑)。
天真:(笑)。
——レコーディングはいかがでしたか?
律可:良いのか悪いのかわかりませんが、全員、収録に1番時間がかかりました。たぶん、ディレクションをしてくださった方がすごい想いを込めてくださってて「もっとこう!」みたいな感じになっていたと思います(笑)。
——それだけホロスターズへの愛がとても大きかったのでしょうね。
律可:その想いに負けないように僕たちも頑張ろう!と。みやびは「声が枯れちゃった」と言っていました(笑)。
あと、ライブの話になっちゃいますが、ダンスがみんなすごくカッコよくなっているので、そこに注目してほしいです。
——お〜! それはどんなダンスになっているのか楽しみです!
律可:コンテンポラリーとまではいかないんですけど、表現的な感じのダンスになっています。ネタバレは極力控えるとして、ヒントを出すなら「時間」を使ってやっています。
——「時間」ですか……気になりますね……。天真さんとシエンさんは、1期生のユニットオリジナル楽曲を聴いてみて、どのような感想を抱きましたか?
天真:僕、ホロスタのユニット曲で1番好きなのが「Magic Word Orchestra」なんですけど、それと同じくらい今回の1期生のユニット楽曲の全体的なメロディーの流れがめちゃめちゃ好きです。サビが本当にカッコいい!
律可:あざす! サビの話といえば、最初は普通の明るいコードだったんですけど、"もうちょっとエモい感じにしてほしいのでこういうコードを入れてください”と意見を反映してもらっているんです。
天真:そうなの!?
律可:そうそう。だから、エモい感じになっていると思います。具体的にいうと、「どこま~でも♪」「握りしめてたこのコンパスと~♪」というフレーズですね。その辺をちょっと切なめの音にしてもらっています。
——そうなんですね! シエンさんは1期生のユニット楽曲を聴いてみて、いかがでしたか?
シエン:いやぁ、もうみんな言ってくれましたね!
天真:あはははは。
律可:いや、大したこと言ってないよ(笑)。
一同:(笑)。
シエン:1期生だからこそ歌う曲でもありますし、律可さんとイヅルさんは言わずもがな、アルさんやみやびさんといった歌をメインにやっていない方々の成長も感じられる曲になっていると思います。
アルさんはオリジナルソロ曲の「W.I.M.」でラップという自分の武器を見つけられたと思いますし、みやびさんも「Magic Word Orchestra」から今回の王道曲というところでこれまで培ってきたものを出せたんじゃないかなと聴いていて思いました。