「エクリプス」発売記念「NACHERRY」村上奈津実&田中ちえ美インタビュー

1stシングル&出演アニメ『4人はそれぞれウソをつく』OP主題歌「エクリプス」発売記念 「NACHERRY」村上奈津実さん&田中ちえ美さんインタビュー|

 

3本目のMVで1年間の成長を実感!

 

――MVはどんなイメージで撮影されたのでしょうか?

田中:倉庫で撮影しましたが、撮影当時はまだ夏真っ盛りで、冷房もなかったのですごく暑かったです。結構踊るし、なっちゃんはレザー着ているし、いっぱい汗をかきながらの撮影でした。

CMやショートver.ではパフォーマンスシーンが流れていますが、シルエットだけ撮影したり、ベンチに座わりながら歌っているシーンもあって。

なっちゃんはジャングルジムのような鉄柵で歌って、私は倉庫のエレベーターで歌ったりと、同じ倉庫内なのに別の場所でも撮影しているかのように、いろいろなシチュエーションで撮影しました。かなり満足度が高いMVになっているかなと思います。

村上:ダンスのみの映像も公開されていますが、一番最初にダンスパートのリップシンクとダンスを撮影していたので、それ以降は汗だく状態でした(笑)。

田中:なっちゃんと上下で重なったり、サビの「太陽/月」の部分も太陽を手で作って、月を見ていたり、歌詞と振りがマッチしています。ライブでは手の振りだけでも皆さんも一緒に参加してもらえたら嬉しいです!

デビューシングル「フォーチュンテラー」のMVを見ていただいている方には、今回のMVで成長を感じ取ってもらえると思います。

「フォーチュンテラー」ではまだ何もわからず、「どうしたらいいのかな?」と戸惑ってばかりでしたが、今回は最初から殻を破ったかのように撮影できたので、自信作になりました。なっちゃんの推しポイントをみんなと語り合いたいくらい(笑)。

――お二人の表情もハッキリしていますね。村上さんのどや顔とか。

村上:(笑)。

田中:今回はフリーな時間が多くて、自分で動きをつけたり、表情の指示をいただいた時でもすんなりできて。なっちゃんも自然なところもあるけど、キメるところはキメてて、それがまた嬉しくて。私たち一緒に成長できているんだなと。

村上:私は、撮影前はノープランで、現場で田中と一緒に考えようと思っていましたが(笑)、楽曲をいただいた時から「ここはこんな振りができたらいいな」と思えるようになって、撮影でも余裕がある表情ができました。

「仮面ってもはや自分でしょう」のところの田中の動きにも引き込まれると思うので、早くみんなに見てほしいです。

 

2人で共作詞した「Melodious days」はキラキラした青春や学生時代を綴った、かわいくポップな曲

――ではカップリング曲のお話も。まずお二人と岡田マリアさんが共作詞された「Melodious days」(「NACHERRY盤」のみ収録)はどんなテーマで作詞されたのでしょうか?

村上:「二人で作詞をしませんか?」とご提案いただきましたが、1番は私で、2番は田中とか厳密に分けてしまうのも違う気がしたので、まずお互いに「青春」をテーマに書いてみて、いいとこ取りをしてみようかと。

田中:二人で一緒に作詞するといってもお互いにスケジュールがなかなか合わないし、会って一緒に作る時間がまったくなくて。だからひとまず、一人で作れるところまで作ろうと。

私はいただいた曲がかわいかったので、女の子たちが放課後に「何する?」とか「どこ行く?」みたいにわちゃわちゃしているイメージで歌詞を書いてみたら、なっちゃんも「楽しいお休み」をイメージしていて。

村上:二人共同じようなことを考えていたので、あまり違和感がないものになったかなと。私は学生時代といえば、「夏休みが楽しかったな」と思って。あのキラキラした日々を歌詞にできたらいいなと。

そして田中の歌詞のいいとこ取りをしてガッチャンコしたものを岡田さんに提出して、うまくまとめてもらいました。でも私たちが考えた歌詞の8割くらい残してくださって、自分たちが作詞したと思えるお気に入りの曲になりました。

田中:今回とてもいい経験になりましたし、また一緒に作詞してみたいなと思いました。

 

――「グリッターの エフェクトで撮ろうよ」や「遊び行こ自転車」など、女の子らしいし、情景が思い浮かんでくる言葉が多いようにも感じました。

村上:「チャイムが鳴っても」とか、「クレープは永遠の青春」とか。「待っておばあちゃんみたい それさっきも聞いたんだけどw」など、放課後の帰り道で女の子同士が会話しているようなところも好きです。

まるで私と田中が同じ学校に通っているように感じてもらえたらいいなと思って考えました。「ばればれサプライズも」は、NACHERRYはサプライズが多いので(笑)、重ねて聴いてもらえたらいいなとも思っています。

田中:あと「キラキラ」や「トゥインクル」など明るく輝く言葉が多いのも素敵だなと思っていて。

今、キラキラした青春を送っている人には共感したり、楽しい気分になってもらえたらいいなと、青春時代が過去になってしまった人にはその時の素敵な時間やキラキラした自分を思い出してもらえたらいいですね(笑)。

とにかく聴いてくれる人、みんなが元気になってくれたら。

――曲調もロックだけど、クラップが入っていたり、ループするギターリフなども軽快で。

田中:私たちを知っている方にとっては一番NACHERRYらしい、かわいくてポップな歌だなと感じていただけるのではないでしょうか。

この曲は「Hey!」という掛け声が入ったサビ始まりの曲で、ノリもいいし、ライブではみんなと一緒に盛り上がれる曲になったかなと思います。

村上:サビの「何する?カレンダー」や「歌ってフラワー」など歌っていても音の気持ち良さを感じました。頑張って考えたところでもあるので(笑)、注目して聴いてもらったり、心地よさを感じてもらえたらいいですね。

――「KIDS ARE TOO LATE」(「4人がそれぞれウソをつく盤」のみ収録)はベースやドラムなどの低音が効いたロックチューンですが、歌詞が独特ですね。

 
田中:「Melodious days」が青春時代の楽しさやキラキラを歌った曲だとすると、この曲は反抗期だった頃やトンガっていた頃の私で、どちらも自分に当てはまっている気がします。大人になってから「この曲のような時期があったよね」と語れるような曲かなと。

私も今思うとこの曲の歌詞のように根拠がない自信があった時期もあったので、ちょっと恥ずかしさもありますが、今声優やアーティストとしてお仕事できているので、当時の私も間違いじゃなかったなと。皆さんにも懐かしく思えたり、昔を振り返ってもらえたらいいですね。

――お二人が歌うからかわいく聴こえるんですよ。違う人が歌ったら「とんだ勘違いヤロー」と思われそう。

村上:(笑)。「Melodious days」と真逆ですよね。この曲にも「バケーション」が使われていて、この曲では「本当はね もっと遠く行きたい いい子の私 愛想笑い」だけど、「Melodious days」では「キラキラvacation」ですから。私もこういう時期があって、「私はみんなと違って先を見ているから」みたいな(笑)。

こういう人ってトガっているけど、実は一人で寂しい人でもあるけど、「かわいそう」と涙が出てきたり、「トガっていたけど、みんなとも仲良くしたかったんだよな」と思い出しました。

キラキラとは違うけど、これも学生時代の側面であり、負の感情がよみがえってくると思いますが、「こんな時もあったな」と笑って懐かしんで聴いてもらえたらいいなと思います。

 

「夕立のあと」はミディアムバラードで卒業式などにピッタリの泣ける曲

――そして「夕立のあと」(「NACHERRY盤」と「4人はそれぞれウソをつく盤」共に収録)はさわやかなミディアムバラードですね。

 
田中:この曲を歌えて嬉しかったです。バラードには初挑戦で、これまであまり触れてきませんでしたが、レコーディングはすごく気持ちよくできて。レコーディング後もしばらくふわふわした感覚で、それだけ気持ちを込めて歌わせていただきました。

完成した曲を聴いてみたら、私となっちゃんのパートがコロコロ変わるのではなく、それぞれのソロパートが長く続く構成になっていて、最後に二人一緒に歌うところがすごくエモくて。

聴いてくださる方もウルっときたり、涙がポロっときてしまうのでは? 青春時代を振り返る内容になっているので、卒業式に歌うのもピッタリだと思うし、たくさんの人に聴いて、歌ってほしいです。

村上:初めて聴いた時、めちゃめちゃ太志さん(作詞・作曲)っぽいなと思いました。特に歌詞が。「Melodiou days」の歌詞を考えている時にこの曲が届いて、まさに模範解答で、「青春詰まっているわ~」と。

なぜなのかはわからないけど、熱かった気持ちやこみ上げてくる感情がフラッシュバックしてきて、思わず涙が出てきて。

歌っていても感情開放できる曲で、私はここまできれいな青春体験はしていませんが(笑)、美しかった学生時代がよみがってきました。特に「ポケットの中で絡まってる イヤホンをほどいて」が学生時代、雑にモノを扱ってしまう感じが出ていて大好きです(笑)。

太志さんの声で歌われているデモ曲を何度も聴いていたため、正解がわからなくなったりしましたが、結局レコーディングでは感情が入って、涙が出てしまうくらい気持ちを込めて歌えました。

皆さんにもこみ上げてくる感情やじんわりくる熱くて優しい気持ちになってもらえたらいいなと思っています。

田中:「奇跡は起きない、それでも素晴らしい。」という歌詞のように、当たり前がむしろありがたかったんだなと気付かせてくれました。

たった数年しかない学生生活の中でしか芽生えない悩みであり、感情であり、それも貴重だったんだなって。4曲すべてに青春が感じられる素敵なシングルになったかなと思います。

 

待望の1stライブは生バンドの演奏で!

――1stライブが10月30日に大阪、11月19日に横浜で行われます。決まった時の感想とどんなライブにしたいか、意気込みをお聞かせください。

田中:1stライブということで、とにかくガムシャラに今のNACHERRYを皆さんにお届けしますという気持ちです。

お友達に誘われて来る方もいらっしゃるかもしれませんが、「NACHERRYのことを応援しようと強く思った」とより好きになってもらえたり、「一度きりしかない1stライブに来られてよかった」とか「俺、あのライブ行ったんだぜ」と後で語りたくなるようなライブにできたらいいなと思っています。

村上:結成から1年経ちましたが、最初は「アーティストって何だろう?」というところから始まったけど、少しずつNACHERRYとしての見せ方がわかってきたので、今出せる全力をみんなにぶつける気持ちです。

みんなにもそれを受け取って、感じてもらって、はっちゃけてほしいです。私たちのライブはパーティなので、みんなの感情が爆発するような楽しい空間にできたらいいなと思っています。

――バンドメンバーの方もすごいですね。NACHERRYチームの本気を感じました。

田中:すごい方たちばかりなので、私たちも負けないくらいの気持ちで、全力でパフォーマンスしたいと思います。

村上:生バンドでの演奏で歌うこと自体がまだ想像もできないけど、絶対に楽しいと思うので、あとは来てくだった皆さんと一緒に素敵な時間を過ごせるように頑張ります。

 

――皆さんへメッセージをお願いします。

田中:結成して1年経ちましたが、私たち恵まれているなと思える瞬間がたくさんありました。貴重な経験で得たものは楽曲やライブなどで、関わってくださった皆さん、応援してくださった皆さんにお返しできたらいいなと思っています。

今回のタイアップシングルもそうですが、これからも嬉しいお知らせをお届けしたいですし、もっと楽曲を増やしていけるように頑張ります。引き続き応援よろしくお願いします。そして1stライブは私たちと皆さんのパーティです。めいっぱい楽しみましょう!

村上:まず私たちの夢の1つ、タイアップ曲を歌うことが叶いました!(パチパチ) それも私たちも出演させていただいているアニメということで、とても嬉しいです。

応援してくださった皆さんも同じ夢を願ってくださっていたので、一緒に実現できたという喜びでいっぱいです。ぜひ『4人はそれぞれウソをつく』を毎週見ていただいて、喜びをかみしめながら、アニメ自体もおもしろいので楽しんでいただけたら。

これからもっと大きく成長していきたいと思っているので、現時点での私たちの姿をぜひ1stライブで見届けてください。最高で忘れられない時間にしましょう! NACHERRYの輪に入っていただいて、一緒に広げていく過程にぜひ参加してください。

 

NACHERRY「エクリプス」

2022年10月19日発売
NACHERRY盤(CD+BD) 2,750円(税込)
4人はそれぞれウソをつく盤(CD) 1,650円(税込)
発売:バンダイナムコミュージックライブ

 

NACHERRY  1stライブ

2022年10月30日(日)なんばハッチ
17:00開場 18:00開演
2022年11月19日(土)KT Zepp Tokyo
全席自由 7,800円(税込)
※整理番号順入場
※別途ドリンク代600円

 
アニメ『4人はそれぞれウソをつく』はABCテレビ・テレビ朝日系列全国24局ネット「ANiMAZiNG!!!」枠内にて土曜深夜2時より好評放送中!

アニメ『4人はそれぞれウソをつく』公式サイト
https://4uso-anime.com/

NACHERRY公式サイト
https://nacherry.jp/

 

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