「こんなに感情豊かなキャラクターだと思っていなくて、本当に驚きました。」──『東京カラーソニック!! Growing』CD全7巻連続リリース記念 「Creation3 巴・未來」より宮苑 巴役・広瀬裕也さん、財前未來役・木村良平さん対談インタビュー
音楽学校を舞台に、学生たちが楽曲を共作するオンリーワンの青春エンターテインメント『東京カラーソニック!!』。
2021年より1stシーズンのCDリリースがスタートし、音楽フェスの頂点を目指す4組のバディの青春ストーリーが描かれていきました。
2022年7月からは2ndシーズン『東京カラーソニック!! Growing』がスタート! CDの全7巻連続リリースが決定し、さらなる盛り上がりを見せています。
今回は8月26日にリリースされる「Creation3 巴・未來」より宮苑 巴役・広瀬裕也さん、財前未來役・木村良平さんにインタビューを実施! 収録の感想や互いのキャラクターに関するお話を伺いました。
すべてを終えてみると、ふたりはベストなペアだったんじゃないかと思います。
──本日は収録、お疲れ様でした。今回の収録を終えられて、物語やキャラクターについてどう感じたかをお聞かせください。
宮苑 巴役・広瀬裕也さん(以下、広瀬):今回の物語を通し、巴のバックボーンがとてもよく理解できました。初巻のドラマCDでは描かれていなかった彼のすべてを、さらけだせたストーリーだったと感じます。
自分自身もやっと彼のことをわかった気持ちになれました。未來についても、巴にとっては出会った日からすべてを思い出せるくらいに大きな存在だったのだと、再認識しました。
財前未來役・木村良平さん(以下、木村):未來自身に葛藤というのはあまりなくて、人が苦しんでる状態を隣で見ている方が多いですよね。だからこそ、どうにかしてやりたいと頑張れる。
彼らはアーティスト集団なので、個人主義の人間が多いと思うんですけど、未來は他人のために必死に向き合うことができる。「自分と関わらないでほしい」という消極的な巴だからこそ、未來はぶつかって、すべてを知りたいと思ってしまう。すべてを終えてみると、ふたりはベストなペアだったんじゃないかと思います。
──ペアCDによって巴と未來は深く関わっていきました。ご一緒に演じられてお互いにいかがでしたか?
広瀬:巴はどの人に対しても、あのテンションなんです。未來にだけは因縁があるせいで、悔しさや憎しみが強いけれど、基本的には人の話を聴いているようで聞いていないんですよね。なので、淡々としたセリフ回しにしつつ、ちょっとだけ嫌な感じを足してやろうと思い演じました(笑)。
未來の気持ちを何度も受け取りたかったですが、巴自身が、未來の言葉を受け取らないと頑なに決めていると感じたので、僕も受け取ってはいけないと思いながら演じました。
木村:序盤の未來の言葉は、どんなに巴を思っていても、彼に刺さらない。台本を読みすすめるとそれがわかったので、苦しかったですね。掴めると思ったものが掴めないという状況が続いていたので、少しずつよじ登っていく感覚でした。
最後巴とぶつかるシーンでは、ようやく掴めたという気持ちよさを感じました。