若井友希さんがソロ名義で初となるツアー「友希 1st live tour -Heart-」を完走!恍惚と不安を抱えながら魅せたパフォーマンスに感動
2021年10月30日(土)にソロプロジェクトを本格スタートした友希(若井友希)。
『i☆Ris』の若井友希としては、デビュー10周年を迎えている彼女。約一年前にソロアーティストとして本格始動したということで、まさに“遅れてきたルーキー”という言葉がバチっとハマる。
ソロシンガーとしての実力は既に折り紙付き。歌唱力やステージでの立ち居振る舞いを見て、彼女が2年目を迎える“新人アーティスト”だとは誰も思わないはずだ。
2022年10月現在までに既に配信シングルを6曲リリース。いずれも非常に高いクオリティの楽曲であり、歌い方、歌声を含めて遊び心も満点に含まれている。
そんな友希は2022年10月に自身初となるソロツアー「友希 1st live tour -Heart-」をスタート。大阪、名古屋を経て、2022年10月23日(日)に東京での千秋楽を迎えた。
この日の東京は晴天。まさに「Beautiful Sky」である。
本日 #友希Heartツアー ファイナル✌️
— 若井友希(i☆Ris) (@iRis_w_yuki) October 23, 2022
とってもBeautiful skyです☀️#友希Heartツアー_ジャム の投稿も引き続き待っておりまする☺️🫰 pic.twitter.com/kULwf6wSjb
昨年のデビューライブでファンの度肝を抜いたパフォーマンスから一年。久しぶりに見るソロステージはどんな仕上がりになっているのか。
胸の高まりを抑えつつ、会場となる恵比寿ザ・ガーデンホールへと足を向けた。
素直にいい曲だった。
開演の時間を迎えると、挨拶代わりのバンドセッションをバックにピンクのドレスに身を包んだ友希が登場。
「YOLO!」から2022年10月19日にリリースされたばかりの「ファンデーション」へ。
「あなたのちょっぴり弱気な部分も隠せる魔法になりますように。」
そんなメッセージが込められた楽曲で会場の空気を作ったかと思いきや、3曲目は昨年の「友希 Birthday Live 2021 #YOLO」でも披露されたロックナンバー「Daydream Devil」に突入。
メディア席から見てもしっかりと輝いているのが分かる。
「ハートとハートでつながりたい。この後もいっぱい歌うから、今日は楽しんでいってね」
早く歌いたいという気持ちが抑えきれないのか、MCも早々に4曲目の「Moon Power」へ。
ここで「8年前、故郷岐阜から東京にやってきました。地元の岐阜県は切っても切り離せない存在」そんな楽曲紹介の前口上が入る。
直後に披露されたノスタルジックでチルいテイストのナンバー「オレンジシャワー」は、今回のツアーでお披露目された新曲である。
素直に、率直にいい曲だった。そして、幅広い楽曲を表現を変えながら歌う友希の実力に感銘を受けた。
6曲目はたぴみるに提供した「タイムマシン」。友希が作詞・作曲を手がけた楽曲である。
楽曲の後半ではリズムを一度落として、じっくりと聴かせるパートを作ったりなど、バックバンドならではのアレンジが光る。
一気に6曲。ここまで約30分。会場が温まってきたタイミングでバンドメンバー紹介からジャムコーナーに突入。
ファンの方から集まった歌詞をもとに即興の一曲を作りあげるというもの。千秋楽で一曲目に選ばれた歌詞はこちら。
「【ダイエット】
痩せなきゃ 痩せなきゃ
でも誘惑してくるの君たちは
ストレスに負け
今日も駆け込んでしまう
ハンバーガーにポテト
チキンにピザとか
せめてサラダ 食べればいいのに
ジャンクなフードに
ファミリーなレストラン
あぁ今日も誘惑に負ける
美味しいご飯」
日常の悩みのテーマにした歌詞に対して、渋めなアレンジを持ってきた。ピアノから始まるといい曲になりがちとのことだ。
続く2曲目の歌詞はこちら。
「Rock and Lock 感じてよもっともっと
人生最高の happy lovin' you!!
夢ばっかのeveryday それじゃつまんない
人生最悪な日はhappy song with you!!
君にぴったりの曲はここにあるよ 奏でてぼくたちのテーマソング
ほら世界は案外悪くなかったりする
そう思うでしょ?」
こちらのアレンジはポジティブな雰囲気のポップスと言ったところ(名曲感が凄かったので、ぜひ一曲として完成させていただきたい)。