アニメ『Do It Yourself!!ーどぅー・いっと・ゆあせるふー』最終回放送後インタビュー:せるふ役 稲垣好さん×ぷりん役 市ノ瀬加那さん×くれい役 佐倉綾音さん×たくみ役 和氣あず未さん×しー役 高橋花林さん×ジョブ子役 大森日雅さん|健気さが魅力のたくみ、そして作中で描かれたせるふ&ぷりんの物語
女子高生×工具=ものづくり DIY”初心者“女子の日常物語が描かれる、2022年10月~12月にかけて放送されたオリジナルTVアニメ『Do It Yourself!!ーどぅー・いっと・ゆあせるふー』(DIY)。
アニメイトタイムズで実施してきた、アニメ放送後にインタビューを掲載する連載企画も今回で最終回。連載最後となる今回は、メインキャスト全員の座談会をお届け! 稲垣好さん(せるふ役)、市ノ瀬加那さん(ぷりん役)、佐倉綾音さん(くれい役)、和氣あず未さん(たくみ役)、高橋花林さん(しー役)、大森日雅さん(ジョブ子役)に、たっぷりと作品の魅力を語ってもらいました。
相性が実はいい!? しーとくれいの名シーンを振り返る!
――キャラクターの思い出のシーンを語っていきたいのですが、最初はしーについてにしましょう。
高橋花林さん(以下、高橋):私は11話でしーが「部長っちのクッキーもまた食べたいにゃ~」と言っているシーンが好きです。そこでくれいが「そうか、じゃあ、今度焼いてこよう」って言うんです。みんなはくれいのクッキーはあまり口に合わなかったみたいなのですが、私(しー)は心から美味しいと思っているので、くれいも嬉しそうにしてくれていて良かったです。
しーはくれいに素直になついているし、くれいは先輩だからしーの面倒を見てくれつつ、腕相撲など勝負事も一緒にやってきたので、この2人の関係性はすごく好きです。
――クッキーは、もう少し焼いたら美味しくなるらしいですけどね。
佐倉綾音さん(以下、佐倉):みんな長所と短所が描かれていたと思うのですが、あのクッキーのところまで(第7話)、くれいはあまり短所が描かれていなかったんです。だから、「ここだったか弱点は!」という面白さがありました(笑)。
みんなの立ち位置や関係性がしっかりある中で、この2人はちょっと面白い関係性で、最初は飼い主と猫っぽい感じかなと思っていたら、意外とくれいもちゃんとムキになるし、そう考えると実は手の平の上で転がされていたのかな?という感じもしましたね。しーの飄々とした感じも、くれいのそれとは質がまた違っていて、すごくいいなと思いました。
稲垣好さん(以下、稲垣):あとはやっぱり、忍じゃないですか?
大森日雅さん(以下、大森):なぜかくノ一がツボで、最初からジョブ子はしーを崇めていたというか(笑)。しーを見つけるとすごくテンションが上っていましたよね。だから、本当にくノ一だと思っていると思います。
大森:部屋の感じも、酢昆布が好きなので日本のことが好きなんでしょうね(笑)。
――そのまま、くれいの名シーンを語るとすると、どこでしょうか。
佐倉:結構最初から出ていましたけど、11話は一番説明セリフが多かったと思います。変な話、何で私がこのキャラクターになったんだろうと不思議に思っていたのですが、DIY経験者だから、知っている人に頼むのが手っ取り早かったんだろうなとか(笑)。
――いやいやいや。そうではないと思いますよ(笑)。
佐倉:ただ、私も知らないDIYの言葉がたくさん出てきたので、調べて理解を深められて楽しかったです。
――くれいって、最初は恐れられていたというか、変な噂がありましたけど、どんどん可愛い面が見えてきましたよね?
佐倉:隠れファンが多いみたいな設定がプロフィールにあったのですが、表現されているところがあまりなかったと思うんですよ(笑)。でも、自分の中ではこの設定をちゃんと取り入れて何となく可愛げが残るように演じていました。
大森:鍵に付いているキーホルダーがめちゃめちゃ可愛くて。もしかして手作りしているのかなって思うと、キュンとなりました。
佐倉:とにかく可愛いものが好きなんですよね。ひま少(※『ひまわりの少女たち』)もそうだし、お菓子も作るし。
高橋:先輩とか上司に欲しい人ですよね。すごく教え方もちゃんとしているし、丁寧なので。あと見守るところは見守る。ベンチを作るときも、最後のネジの部分をせるふにやらせてあげていて、それも電動じゃなく、ドライバーで危なくないようにしていたり。完成の瞬間はせるふにやらせてあげようとするところなんかは、指導者として素晴らしいな!と思いました。
佐倉:確かに。情緒もずっと安定していて、このままだと廃部になっちゃうと言われてもうろたえたりせずに受け入れていたり、実は上司向きかも。
高橋:いい人だなぁ。