冬アニメ『魔術士オーフェンはぐれ旅 アーバンラマ編』先行上映会レポート｜森久保祥太郎さん、小林裕介さん、青木志貴さんがお互いに異名を付け合う!?　そして『聖域編』の放送も決定！

2023年1月18日（水）からAT-X・TOKYO MXほかで放送開始となるTVアニメ『魔術士オーフェンはぐれ旅 アーバンラマ編』。本作の第1話＆2話の先行上映会が、先日1月8日(日)に新宿バルト9で開催されました。

本作は秋田禎信先生による小説『魔術士オーフェン』が原作となっており、2019年に放送された『魔術士オーフェンはぐれ旅』、2020年に放送された『魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編』続くシリーズ3作目となっています。

イベント当日は上映終了後に出演声優陣登壇の舞台挨拶も行われ、オーフェン役の森久保祥太郎さん、マジク役の小林裕介さん、ロッテーシャ役の青木志貴さんが登壇。本放送へ向けてファンの期待をさらに高めてくれました。

今回は、本イベントのレポートをお届けします。

序盤と終盤とで印象を変えるロッテーシャの演技に注目

最初に話題となったのは本作のアフレコについて。今回で初登場となるロッテーシャを演じる青木さんにお話を伺うと、既に出来上がっている現場の雰囲気に新たに入っていく際に自身の人見知りな気質から緊張したと話しました。前日はほとんど寝られなかったそうですが、他のキャスト陣が親切に声をかけてくださった事で馴染んでからは収録が楽しみになったのだとか。

小林さんは改めて第1話の収録を振り返り、新たな旅の始まりに感慨を覚えた様子。オーフェンがいてクリーオウがいてマジクがいる、3人のわちゃわちゃがスタート地点になる事がシリーズの定番となっていることから、第3期ではあるものの懐かしさを覚えたそうです。

森久保さんは今回の第3期について、様々なキャラクターの運命が重なり合っていくとコメント。第3期も更なるドラマが生まれていくとして、『オーフェン』という作品自体の持つ魅力を熱く紹介していました。

その後は青木さん演じるロッテーシャが話題に。登場は第3話となり、小野大輔さん演じるエドとの関係が注目ポイントになってくる模様。

森久保さんによると難しい役だそうですが、青木さんは物語の序盤では自分で考えた以上にお芝居を抑えて欲しいとのディレクションがあったと話します。しかし終盤はそこからさらに印象がガラッと変わるとのこと。

森久保さんはそんな青木さんの演技に驚いたそうで、物語序盤と後半とでロッテーシャというキャラクターに訪れたドラマを感じられたと話していました。

小野さん演じるエドはオーフェンと過去に深い関わりがあり、小野さんに近い一面も!?

続いての話題は声優陣が考える『アーバンラマ編』の見どころ。小林さんはオーフェン、クリーオウ、マジク……3人ともストーリーがシリアスで深いところに潜っていくとコメント。

今までよりシリアスに寄ったストーリー展開になっているので、キャラクターの掘り下げもこれまで見られなかった部分に迫っていくのだとか。特にマジクについては彼の周囲が急激な変化を見せているので、そんな周囲に追いつこうと藻掻く姿が見られる模様。魔術士としての苦悩や葛藤もあるそうなので期待大です。

森久保さんは今回から登場するキャラクターたちをピックアップ。先ほど少し話題に上ったエドは特に印象的だったようで、演じる小野さんそのままのキャラクターだと評していました。なんでも、ちゃんとカッコいいのはもちろん、おいおいと突っ込みたくなる部分も見られるそう。

青木さんは自身の演じるロッテーシャが登場していない場面を、純粋に視聴者として楽しみたいと語りました。これには小林さんも共感を見せており、本編に1話でも自分の演じるキャラクターが登場しないと、取り残されているように思えることがあるようです。だからこそ、自分の演じるキャラクターの登場していない場面は気になる様子。

その後は『アーバンラマ編』に登場するキャラクターたちを掘り下げていきました。

小野さん演じるエドはオーフェンと過去に深い関わりがあり、森久保さん曰く味方にすると心強いけれど敵に回すと一番厄介とのこと。

青木さん演じるロッテーシャはクリーオウと年齢が近いのですが、お姉さん的な印象を出して欲しいとのディレクションもあったことが判明。

続いて榎木淳弥さん演じるライアン。小林さんによると榎木さんがかなりキャラクターを作り込んできているそうで、一番印象に残っているのだとか。森久保さんもどんな演技で来るのか気になっていたそうで、正直自分も演じてみたいと思う部分があった模様。青木さんは初日のアフレコで一番最初に聴いたのが榎木さんの演技だったそうで、かなりの衝撃を受けたと語っていました。

ヘルパートについては、担当する江口拓也さんとの収録エピソードを小林さんが披露。小林さんは江口さんからいい声で鳴くからいじめ甲斐があるとの言葉を頂戴したそうで、そんな評価を嬉しく思い本番では普段の二割増しくらいいい声で鳴くことを意識したと明かします。そのシーンが一体どこなのか、ぜひお楽しみに！

楠大典さん演じる実体の精神だけの存在であるダミアンや、相羽あいなさん演じる大柄でサバサバした女性のウィノナも紹介していったところで、出演者たちが作品になぞらえお互いの異名を付け合う大喜利コーナーに。

引きこもりを自称する青木さんがルームゲートキーパーを名乗ったり、小林さんが青木さんからピュアボーイの異名を拝命したり、森久保さんが自分の年齢を踏まえ次の誕生日まではMKB48だと語ったりと楽し気な雰囲気が流れる時間となりました。

『アーバンラマ編』から連続する形で『聖域編』の放送が決定！

そろそろイベント終盤に差し掛かると、ここで作品に関する最新情報を告知しました。

音楽情報では森久保さんが作詞を担当している「HYSTERIC CARAVAN」の掘り下げも行われ、『オーフェン』という作品が持っている賑やかさやそれぞれのキャラクターの運命が絡み合っていく雰囲気をバラエティ感あるサウンドで表現することがコンセプトだと明らかに。また、物語が進んでいくと歌詞の意味もより理解できるようになっているそうです。

また、初解禁情報として『聖域編』の放送決定も発表となりました。なんと『アーバンラマ編』から続く形で連続2クールの放送となっており、まだまだオーフェンたちの旅が見られるということで、会場のファンたちから温かな拍手が巻き起こりました。

加えてその登場キャラクターと担当声優も発表。アザリー役・日笠陽子さん、アルマゲスト役・石田彰さん、プルートー役・日野聡さん、ジャック役・安元洋貴さん、銀月姫役・金田朋子さんの出演が明かされました。

収録も既に進んでいるようで、森久保さんが金田さんとの収録でのエピソードを披露する一幕も。金田さんの収録は思わず笑ってしまうような面白い時間になっていたそうで、なかなか終わらなかったと話していました。『聖域編』ではそういったコミカルな部分のインパクトも期待できそうです。

最後に青木さんから順番に、声優陣からファンのみなさんへメッセージがありました。森久保さんは会場に訪れたファンのみなさんに感謝を述べると、令和の時代にこの作品がファンのみなさんにどんな形で受け取って貰えるのか楽しみにしているとコメント。そして、何度見返しても新しい発見があると作品への自信も覗かせていました。

いよいよ放送開始となる『魔術士オーフェンはぐれ旅 アーバンラマ編』。この先の物語となる『聖域編』の放送も決定しまだまだ盛り上がっていく事と思いますので、第1期からのファンの方はもちろん今回で興味を持ったという方もぜひ追いかけてみてはいかがでしょうか。

TVアニメ「魔術士オーフェンはぐれ旅 アーバンラマ編」作品情報

2023年1月18日（水）〜
AT-X・TOKYO MXほかにて放送開始

作品概要

秋田禎信先生による「魔術士オーフェン」は、1994年の第一巻が刊行以降、様々なシリーズが発表され、累計1,400万部（電子書籍含む）を突破。1998年と1999年に続き、シリーズ生誕25周年を記念して2019年『魔術士オーフェンはぐれ旅』、2020年『魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編』が放送されました。

そして2023年、新たに『魔術士オーフェンはぐれ旅 アーバンラマ編』の放送が決定！

キムラック教会総本山での戦いは、オーフェンの義姉アザリーの犠牲によって終結した。行方知れずとなったアザリーを探す道中、オーフェン一行は謎の女剣士ロッテーシャと出会う。

彼女との出会いから始まる、《魔剣フリークダイヤモンド》を巡る戦い、≪聖域≫からの暗殺者との衝突、かつての兄弟子との再会…。そして、明らかになるロッテーシャの正体と目的…。世界の運命を変える旅が始まる。

スタッフ

原作：秋田禎信（TOブックス刊）
原作イラスト：草河遊也
監督：浜名孝行
シリーズ構成：古怒田健志
キャラクターデザイン：菊地洋子・りお
色彩設計：桂木今里
美術監督：荒井和浩
撮影監督：近藤慎与
CG監督：大嶋慎介
音響監督：平光琢也
音楽：Shinnosuke
音楽制作：ランティス
オープニング主題歌：「HYSTERIC CARAVAN」森久保祥太郎
エンディング主題歌：「ファンタジック・パートナー」渕上 舞
編集：小野寺桂子
アニメーション制作：スタジオディーン

キャスト

オーフェン：森久保祥太郎
クリーオウ：大久保瑠美
マジク：小林裕介
ボルカン：水野まりえ
ドーチン：渕上 舞
エド：小野大輔
ロッテーシャ：青木志貴
ライアン：榎木淳弥
ヘルパート：江口拓也

公式サイト
公式ツイッター（＠orphen25_tv）