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『魔道祖師』藍忘機特集|姑蘇藍氏の第二公子・藍忘機の魅力をお届け

『魔道祖師』藍忘機特集|美しき正統派の仙師──姑蘇藍氏の第二公子・藍忘機の魅力をお届け!

 

 

ファンの心に刻まれる名言

口数が少ない藍忘機ですが、印象的な言葉を数々残しています。ファンの心に刻まれる彼の名言を厳選してご紹介します!

 

「連れ帰り……隠します」(小説第3巻 第十六章「豪毅」より引用)

詭道を修めた魏無羨の心と体がむしばまれることを心配し、彼を何度か姑蘇へ連れて帰ろうとしていた藍忘機。けれどその思いは上手く伝わらず失敗に終わっていました。藍曦臣は塞ぎ込んでいる弟に悩みがあるのかと聞いています。

「兄上、私は、ある者を雲深不知処に連れ帰りたいのです」「連れ帰り……隠します」

藍忘機の本音に藍曦臣は目を見開き驚いています。しかし彼が望まないであろうことは藍忘機も理解しているのです。この言葉は藍忘機の執着を見事に表わす名言となっています。

 

 

「この人は私が藍家に連れて帰る」(小説第1巻 第三章「驕傲」より引用)

魏無羨が復活後、姑蘇藍氏や蘭陵金氏の者たちと遭遇するなか、温寧を落ち着かせるためにある旋律を奏で始めた魏無羨の手首を藍忘機が掴みます。そして、邪道を使い鬼将軍・温寧(ウェン・ニン)を出現させた莫玄羽の正体は魏無羨だと雲夢江氏の宗主・江澄が疑いをかけ連れて帰ろうとするのですが、魏無羨が拒否。彼は、含光君みたいな男が好きだと言います。

その言葉を逃さなかった藍忘機は魏無羨を姑蘇へ連れて帰ることを宣言。彼の長年の願いが叶うことになりました。

 

 

「険しい道を突き進むのも悪くはない」(『陳情令』第42話より引用)

ついに黒幕の正体に辿り着き、赤鋒尊(せきほうそん)と金光瑶(ジン・グアンヤオ)のあいだに起きた真相を知った魏無羨。金光瑶に隠し部屋を見せるよう迫りますが、封印されていた夷陵老祖(魏無羨)の剣・随便を抜いたことで正体を金光瑶に暴かれ、追い詰められた魏無羨は藍忘機と共にその場から逃げ去ります。

二人は金麟台の階段で囲まれ、藍忘機は正体を分かっていて一緒にいることを主張。魏無羨に思いを告げる『陳情令』の名シーンとなっています。過去を悔いていた藍忘機が、誰を敵にまわしても魏無羨と共に戦う道を選んだのです。道を外したとみなされ、含光君の名声が地に落ちることになろうとも。

 

「お前は悪くない 私には分かる 手は尽くしたと」(アニメ『魔道祖師 羨雲編』第8話より引用)

不夜天や窮奇道での悲劇が何者かの陰謀であり、決して魏無羨が制御できなかったわけではないと藍忘機は告げていましたが、制御できると自分を過信して藍忘機の忠告も無視したから罠に嵌ったと魏無羨は過去を振り返り話します。

彼の前で藍忘機は跪き、真っ直ぐ見つめてこの言葉を告げています。藍忘機のこの行動にキュンとなる視聴者も多く、美しいアニメの名シーンでもあります。

 

「毎日と言ったら毎日だ」(小説第4巻 第二十三章「忘羨」より引用)

魏無羨は想いを告白するとき、藍忘機と毎日でもやりたいと言っています。二人は結ばれるのですが、藍忘機の絶倫ぶりに危機感を覚えた魏無羨はやっぱり聞かなかったことにしてくれないか、四日に一回、三日に一回にするのはどうかと必死に交渉します。けれど藍忘機は聞き入れず、この言葉を告げています。

こちら、中国語では「天天就是天天」で、「天天」は毎日の意味。この原文は日本のファンのあいだでも広く知られています。

 

「忘羨」

藍忘機作曲の「忘羨」。玄武洞で藍忘機が魏無羨に歌ってあげた曲です。魏無羨は意識が薄れるなか聴いたこの曲をずっと覚えていて、長い年月を経てこの旋律を奏でています。

肖戦&王一博「忘羨(無羈)」(『陳情令』主題歌)

 

「不忘」

『陳情令』藍忘機のキャラソン「不忘」。藍忘機の秘めた思いがひしひしと伝わります。ぜひ、歌詞をじっくり読んでみてください。

王一博「不忘」

 

藍忘機の声を担当しているのは?

ラジオドラマ『魔道祖師』

中国語版:魏超さん
日本語版:日野聡さん

 

アニメ『魔道祖師』、ドラマ『陳情令』

中国語版:辺江さん
日本語吹替版:立花慎之介さん

 

『陳情令』で藍忘機を演じているのは王一博さん

 

小説には萌えや悶えがたくさん詰まっている

藍忘機の魅力を書き出すと終わりが見えなくなりそうですが、彼は聖人君子に見えて、魏無羨限定で欲や嫉妬、執着といった感情を抱えているのもたまらない魅力です。

原作を大切にしつつアニメ、ドラマにはオリジナル設定が組み込まれていて、それぞれに違った面白さがあります。原作では魏無羨が死んだとされてから蘇るまでは13年ですが、ドラマでは16年です。映像化するにあたってこだわりぬかれたエンディングも素晴らしく、アニメ、ドラマともに視聴者の心に残るものとなっているでしょう。

『魔道祖師』は小説の日本語版も完結しているので、アニメやドラマに魅せられた人にもぜひ読んでみてほしいです。ストーリーが分かっていても、小説でしか味わえない萌えや悶えの要素がたくさん詰まっているのでオススメします。一途に想い続け、悲しいこともたくさんあった藍忘機。彼の激重な執着愛に触れてみてください!

 

数年前にBLと出会い、心に潤いを取り戻しました。BLとブロマンスを愛し、大好きな作品はたくさんありますが『チェリまほ』が心のよりどころです。そして『魔道祖師』をはじめ中華BLの沼へ。趣味は国内外のBL漫画や小説を読むこと&ドラマ観賞で、これまでに執筆した記事は『チェリまほ』『美しい彼』『魔道祖師』『陳情令』『ENNEAD』など。

この記事をかいた人

藤崎萌恵
数年前にBLと出会い、心に潤いを取り戻しました。BLとブロマンスが癒し。主な記事は『チェリまほ』『陳情令』等。

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