冬アニメ『便利屋斎藤さん、異世界に行く』サイトウ役 木村良平さん×ラエルザ役 ファイルーズあいさん第2話振り返りインタビュー|ラファのエピソードやラエルザの口移しなど見どころ満載! 人間ドラマもしっかり描く作品だと分かる作りに【連載第3回】
おふたりがサイトウにやってもらいたいことは?
――サイトウは異世界転生前には便利屋の従業員、転生後も便利屋として仲間をサポートしていますが、今、おふたりがサイトウにしてもらいたいことは?
木村:そういえば、エアコンのリモコン、直してもらわなくていいの?
ファイルーズ:リモコンは新しく買いました(笑)。
私は最近、断捨離をしているので、大型の家具など、粗大ゴミの回収をしてもらったり、解体してもらうところも含めて全部やってほしいです。
木村:僕は今、本の置き方に困っています。サイトウに僕の部屋を見てもらったら、いい家具を用意してくれたり、配置を考えてくれそう。その後飲むので酒の肴も作ってほしい。酒はおごるから(笑)。でも一緒にいたら、聞こえてくるのは自分の声か。それは嫌だな。
一同:(爆笑)
――第2話でもヒドライールをさばいて、みんなに食べてもらった時、「店を出せるんじゃないか」と言われていたほどの腕前ですからね。
木村:サイトウは絶滅を心配して断念しましたが、よかったです。もし店を出していたら、タイトルが「うなぎ屋斎藤さん」になってしまうので(笑)。あとは、サイトウたちが異世界で飲んでいる居酒屋に連れていってもらって、一緒に飲んでみたいです。
――サイトウ一行は様々なダンジョンを攻略していきますが、リアル脱出ゲームや謎解きは得意なほうですか?
木村:得意ではないですが、好きです。友人に誘われて一緒にやったり、今はネットでもできますし。頭の体操になるし、解けた時は気持ちいいので楽しいですね。
ファイルーズ:私はアスレチックなど、体を動かすほうが好きですね。頭で考えるのは苦手です。
――もし演じているキャスト4人で冒険パーティーを組むとしたら? またパーティー内でのご自身の職業や役割は?
ファイルーズ:木村さんはバーサーカー?
木村:俺、バーサーカーなの?
ファイルーズ:しかも対私に特化したバーサーカー。怖すぎる(笑)。
木村:こんなに優しい先輩なのに?
ファイルーズ:自分で言うところがまた怖い。私の認識ではバーサーカーです(笑)。でも正気に戻ったら優しいです。そこもバーサーカー同様です。
木村:そういう自分は何なの?
ファイルーズ:小さい頃、魔女に憧れていて、魔女図鑑や呪文の書などをいっぱい買って読んでいましたが、今は遊び人でいいかなと思います。
木村:遊び人って普段、何をしているんだろう?
ファイルーズ:私もRPGに遊び人という役割があることを知った時はビックリしましたが、遊び人もレベルが上がると賢者になれるみたいです。
木村:でも賢者になったら遊んでいられないよ。
ファイルーズ:それは困ります。私はレベルアップも転職もせず、遊び人のままで(笑)。
木村:でも同じパーティーだったら、遊ばせておく余裕はないね(笑)。僕は怪物とかに襲われたら怖いので、そもそも冒険に行きたくないんですよね。なので、勇者が持ち帰った宝やアイテムを適正価格で売買する商人がいいかな。あと食事や宿も用意したりして。そういうことを会社にしてやったら儲かりそう。
――こんなところで木村さんの商売の才能が(笑)。
木村:冒険を始めたはいいけど、やり方が分からない人にレクチャーしたり、斡旋したりもしてね。
ファイルーズ:縁の下の力持ちっぽいところがサイトウっぽいなとも思いましたが、ちょっとお金の匂いがして嫌になっちゃいました(笑)。
木村:異世界で発揮できるスキルがないなら、商売するしかないんだよ。冒険者用の居酒屋とか。
――そういうお話も原作の一智和智先生に作ってもらったらどうでしょうか? 『商人木村さん、異世界へ行く』とか。
木村:実は異世界に行った人でこんな人もいる、みたいな。ポイントシステムを導入してみたりとかね(笑)。