『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に残された数々の謎を考察!スレッタとエリクトは別人? プロスペラの目的、グエルの行方……第2期の鍵になりそうな要素を紹介!
隠されたエランの真実が明かされる日は来るのか?
物語の後半からはやや動きが少なく、今後本格的に描かれると予想されるのが、エラン・ケルスとペイル・テクノロジーズに関連したエピソード。物語の中盤までは、学園の中でスレッタの好感度がもっとも高かったのはエランで、スレッタにとって憧れの存在でした。グエル・ジェタークが『花より男子』の道明寺司なら、エランは同作品の花沢類と例えられることが多かったキャラクターでもあります。
物語前半でスレッタと交流を深めていたエランは、ペイル・テクノロジーズではオリジナルのエラン・ケルスの替え玉としてガンダム・ファラクトに乗る「強化人士4号」として扱われる存在です。GUND-ARMがもたらすデータストームによって限界が来ていたこと、エアリアルとの決闘で敗北したことから、4人目のエラン(以降、エラン4号)は秘密裏に処理されることとなり、誕生日を祝うスレッタとの約束が叶えられることはありませんでした。決闘でスレッタと和解を果たしたにもかかわらず、その後待ち受けていたあまりにも悲痛な展開は、大きな話題を呼んだことも記憶に新しいです。
しかし、ある意味さらに救いのない展開が待ち受けていたのはこの後で、代役をオリジナルのエランや、新しい替え玉である5号が引き継いだため、未だスレッタやミオリネはエラン4号が亡くなっていることを知らないまま物語が進んでしまっています。
4号を含めた替え玉のエランたちは、GUND-ARMの犠牲者でもあります。株式会社ガンダムの設立時、デリングがミオリネに「ガンダムの呪い」と忠告する一幕もありましたが、株式会社ガンダムがGUND技術の安全な実用化を目指すのなら、4号のような犠牲者が既に出ている現実は避けては通れない道となるでしょう。
その際に鍵になりそうなのが、ペイル社の暗部を知るベルメリアの存在。ベルメリアは4号がどうなったかを当然把握しているでしょうし、スレッタに対して心を許している描写もあります。エランだけではなく、エアリアルについても感づいていた様子を見せていたので、ベルメリアの動向次第で物語の行方は大きく変わりそうです。ただ、重要な情報を知りすぎている立場でもあるので、安否が心配になるキャラクターでもあります。
一方、ペイル社やオリジナルエランの動向も気になるところ。ペイル社は株式会社ガンダムにベルメリアを協力させたり、シャディクとの決闘時にMS・ザウォートを貸し出すなど友好的に接していますが、エラン5号を使ってエアリアルを手にしようという動きも見せており、何らかの企みがあることは間違いありません。
◆◆エラン表情集解禁◆◆
— 機動戦士ガンダム 水星の魔女 (@G_Witch_M) November 24, 2022
本アカウントをご覧の皆さまに、
第7話に登場した、
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エランについては、なぜペイル社で替え玉を用意までする必要がある存在なのか、5号はどういった存在なのか等、明かされていない情報が非常に多いため、どういった所に着地するのか予想が難しいのが正直なところ。
個人的には、「あの性格の悪そうなエラン5号が、替え玉として使われるのを従順に受け入れるのか?」という疑念もあり、オリジナルやペイル社と異なる思惑で行動を開始する可能性もあるのではないでしょうか。株式会社ガンダムが、エランをテストパイロットとして雇うという案も出ていたことから、2期で大きく出番が増えそうなキャラクターでもあります。