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20年分のトキメキが集結「全プリキュア展 ~20th Anniversary Memories~」

『プリキュア』史上初──全シリーズのキセキを辿る「全プリキュア展 ~20th Anniversary Memories~」が開催中! 本名陽子さん、関根明良さん、辻 愛沙子さん、鷲尾 天さんが登壇したオープニングセレモニー&展覧会内部の様子をお届け

2月1日(水)の“プリキュアの日”から2月19日(日)まで、池袋・サンシャインシティ ワールドインポートマートビル4F 展示ホール Aにて、展示イベント「全プリキュア展 ~20th Anniversary Memories~」が開催されます。展示はその後、大阪、名古屋を巡回予定です。

1月31日(火)、本展示の開幕を記念して行われたオープニングイベントである「テープカットセレモニー」には、第1作目『ふたりはプリキュア』キュアブラック/美墨なぎさ役の本名陽子さん、最新作『ひろがるスカイ!プリキュア』キュアスカイ/ソラ・ハレワタール役の関根明良さん、プロデュースエリアを担った株式会社arca クリエイティブディレクターの辻 愛沙子さん、東映アニメーション株式会社 プロデューサーであり、プリキュアシリーズの生みの親・鷲尾 天さんが登壇。

プリキュアシリーズがつなげてきたバトンや「全プリキュア展 ~20th Anniversary Memories~」の見どころなどを語りました。

本稿ではテープカットセレモニーに加え、「全プリキュア展」内部の模様をお届けします!

 

 

「ぶっちゃけありえな〜い!」

セレモニー登壇時の「プリキュア20周年イヤーなんてぶっちゃけありえな〜い!」というキュアブラック/美墨なぎさ役の本名陽子さんの喜び声を隣で聞き、感無量の様子を見せたのはキュアスカイ/ソラ・ハレワタール役の関根明良さん。

「思わず舞い上がってしまいました(笑)。プリキュアは大切なものをくれる作品。私もキャスト一同も『ひろがるスカイ!プリキュア』で皆さんの世界を広げていけるようにと、改めて胸に刻みました」と意気込みを語ります。

20周年を迎えたことに対する思いを尋ねられた鷲尾さんは「まさかこんなことになるなんて思いもしませんでした。本当に嬉しく思っております」と感慨深げ。

 

 
本名さんも「今ではプリキュアたちも70名を越す大所帯となりました。当初(ほのかの祖母である雪城さなえ役の)野沢雅子さんだけは10年やりましょうとおっしゃっていましたが、誰もそういうふうには思っていなかったと思います。当時はただ目の前の山を登り続けて、だんだんと人が増えてきて。気がつけばすごい景色が見えるようになりました。でも今もまだ頂上かは分かっていません。それは振り返ったときにわかるものなのかなと思っています。この20周年を迎えられて、ファンの皆様、スタッフの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです」としみじみ。

また、本名さんはキュアホワイト/雪城ほのか役のゆかなさんとのエピソードを披露。「当時からたまたま似たような衣装を着てきたりなど、たまたまのことがたくさんありました。昨日ばったりと出くわし、やっぱり私たちは『ふたりはプリキュア』なんだなって。明日はプリキュアの日。時を感じながらも、19年前に感じた思いを今も変わらず抱いています」と、ゆかなさんとの思い出とともに心境を語りました。

 

 
皆さんのお話を聞きながら、関根さんは「プリキュアシリーズは皆さんの愛に溢れています。皆さんがつないでくれたバトンを受け取ることができて、なんて私は幸せなんだろうなあと」と胸いっぱいの様子でした。

クリエイティブディレクターの辻さんは1995年生まれ。視聴者としてプリキュアシリーズを見て育ってきたと言います。

「女の子だって暴れたいというメッセージをいち子どもながら受け取り、20年経った今、その思いを背負って社会の中で活動しています。当時キュアブラックが佇み、ヒーローとして女の子が戦うということに衝撃を受けました。展示ではプリキュアシリーズを見た女の子たちがどのように育ったか、社会の影響などを紐解いていきました。今日、私も黒い服を着ていますが、令和の時代には当たり前に思えるようなことも、プリキュアが生まれた世界、なかった世界では大きな変化があったのではないかといちファンとして感じています。その思いをカタチにしました」

 

 
辻さんの発言に聞き入る鷲尾さん。「20年経つというのは、こういうことなんだなと。こうして並んでお話できるようになるなんて信じがたいですよね。そこまでこれたんだなと驚いています。そりゃあ髪の毛も真っ白になるわけですよ」と笑顔をみせました。

またこの日は鷲尾さんからサプライズも。「詳細は後日改めて」と前置きした上で、いまは大人になられた当時のファンの方々が楽しんでもらえるような映像施策を用意しています、と含みを込めてアナウンス。「20周年ならではの」劇場版、ライブを考えられているとのことです。そして「これからもシリーズにご期待いただけたらと思います」と結びました。

 

世界観に浸ることのできるコンセプチュアルな展示

ここからは気になる展示内容の一部をご紹介します。エントランスには周年ロゴをモチーフにした「ウェルカムフォトスポット」が。セレモニーで本名さんも「まずここで立ち止まってしまうと思いますが、奥の奥まで幅広く展示が広がっています」とお話されていました。

最初のコーナーには、これまでの歴史をまとめたパネルが。さらに進むとプリキュア20周年のための描き下ろしイラストのコーナーへ続き、広々としたスペースでそれぞれのキャラクターが生き生きと輝いています。

 

 
全プリキュアメモリーズイメージのコーナーでは、それぞれの作品の世界観に合わせたコンセプチュアルな展示に。まるで宝箱のような空間には、貴重な資料だけでなく各アイテムも飾られており、趣向を凝らした装飾も含めてついつい足を止めて眺めてしまいます。

展示を見られた関根さんは「実際に目にするとこみあげるものがあると思います。小さいころから見てきた方が一歩足を踏み入れたら、これは泣いてしまうんじゃないかと思うくらいの愛が詰まった展示になっています」と語っていました。

歴代主人公17人の等身大フィギュアの展示や、それぞれのシリーズの資料や貴重な原画を特別展示する「秘蔵」のギャラリー、全シリーズのプリキュアの変身シーンの映像を観ることができるシアターコーナーも。鷲尾さん曰く、展示の中には「私だって持っていないよ!」と声を上げてしまったものもあったそうです。

 

 
辻さんとのコラボレーションエリアは、初代『ふたりはプリキュア』のコンセプトでもある「女の子だって暴れたい!」がテーマ。入り口にある辻さんのコメントに鷲尾さんはグッと掴まれるものがあったそうで「本当に丁寧に、しかも完結でありながら、心に届くカタチで届けてもらいました」と絶賛。意外なカタチでミラクルライトを集めた展示も見どころだと語っていました。

また、本展には音声ツアーも用意されています。音声ツアーは『ふたりはプリキュア』の美墨なぎさ(キュアブラック)と雪城ほのか(キュアホワイト)、『ひろがるスカイ!プリキュア』からソラ・ハレワタール(キュアスカイ)と虹ヶ丘ましろ(キュアプリズム)の4人がファンをナビゲート! 作品にまつわるクイズを5問、各ツアーで違う問題を収録し、展覧会をより一層楽しむことが出来る内容となっているとのことです。

 

 
展示の最後には物販コーナーも。『全プリキュア展限定図録』の他、ポーチやトートバック、プリキュアシリーズのマグネットなど、かわいいとカッコいいに溢れたグッズがズラり。20周年をお祝いするかのようなケーキがまぶしいです。

ふたりの物語が、みんなの物語へ。これまでのプリキュアシリーズの魅力、20年の軌跡と奇跡を辿る物語を隅々まで堪能できる、貴重な展覧会。ぜひお楽しみください!

 
[取材・文/逆井マリ]

「全プリキュア展 ~20th Anniversary Memories~」の詳細はこちら

「全プリキュア展 ~20th Anniversary Memories~」公式HP

 

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