人気声優が好きなアニソンを歌唱する「あにそんボーカル」。紡木吏佐さんがカバーしたYOASOBIの「怪物」を撮り下ろし本人映像とともに2月12日より全国のカラオケDAMにて配信開始! 紡木吏佐さん独占インタビュー!
人気声優が好きなアニソンをカバーするカラオケDAMオリジナルコンテンツ「あにそんボーカル」。そんな「あにそんボーカル」に、『BanG Dream!』や『D4DJ』といった音楽ものの人気コンテンツに多数出演&パフォーマンスされている紡木吏佐さんが登場します!
カバーする楽曲は、アニメ『BEASTARS』のOP曲で、YOASOBIが歌う「怪物」。映像もアニメのOPをオマージュしたこだわりポイントが盛りだくさんです!
今回、アニメイトタイムズではレコーディング&本人映像収録、そして配信開始を記念して紡木さんに独占インタビュー! 「あにそんボーカル」でカバーした「怪物」の歌と映像の注目ポイントや秘話、そしてカラオケの想い出や十八番などたっぷり語っていただきました。
カラオケは学生時代には遊び場、仕事を始めてからは練習場! そしてカラオケでよく歌うアニソンは?
――紡木さんは、カラオケはお好きですか?
紡木吏佐さん(以下、紡木):とっても好きです。故郷の沖縄での学生時代は、遊びに行くなら海、ジャスコ、カラオケしか選択肢がなかったくらい、カラオケが定番でした。
――今もカラオケに行かれることはありますか?
紡木:行きますね。ライブ前にリハーサルやゲネプロ以外も練習したいと思っても家では思い切り声を出すことができないので、一人で行って自分の曲を歌って練習します。友達ともコロナ禍になる前はよく行っていましたが、最近はもっぱら一人でお仕事の準備をすることが多いですね。
――カラオケDAMといえば、カラオケでも有数のブランドですが、カラオケDAMで歌うことは?
紡木:今もありますし、地元にいる時もよくお世話になりました(笑)。DAMは精密な採点機能がありますが、声優のオーディションを受け始めた頃は課題曲の練習をしたり、採点を見て「ここの音程が違うんだ」とか「ここでしゃくりを入れたら点数が上がるんだ」と分析にも使えるので重宝しました。
――よくカラオケで歌う曲を教えてください。
紡木:カラオケに行った時、必ず1曲目に歌うのは「残酷な天使のテーゼ」です。声出しを兼ねて、のどを開くために。あとは友達と行った時は『BanG Dream!』で活動させていただいているRAS(RAISE A SUILEN)の曲を歌うと喜んでくれます。他にも『D4DJ』のPhoton Maidenというユニットで活動していたり、作品絡みでいろいろな楽曲を歌わせていただいて、DAMにもそれらの楽曲が入っていて、DAMで歌っていた私が、今度は皆さんに歌っていただく側になるとは想像もしなかったですし、とても感慨深いです。
――アニソン以外で、よく歌うJ-POPシンガーや曲はありますか?
紡木:私が小学4年生の時、初めて買ったCDがPerfumeさんのシングルだったので、Perfumeさんの曲はよく歌いますね。あとYUIさんが歌われていた当時好きだった『BLEACH』や『鋼の錬金術師』の主題歌は、今もよく歌います。
好きなアニソンをレコーディングして、映像も撮影してもらえる「あにそんボーカル」に参加できて幸せ!
――「あにそんボーカル」という企画についての感想や魅力を感じる点は?
紡木:今回のお話をいただいた時、「やったー!」と思いました(笑)。好きなアニソンをカバー&ちゃんとレコーディングさせていただける上に、自分が出演した映像まで作っていただいて、それをDAMの端末で、全国でお楽しみいただけるなんて画期的ですよね。こんな素敵な企画にお声をかけていただいて、すごく感謝しています。
――映像もアーティストのミュージックビデオに負けず劣らない、すごいこだわりと本格的なクオリティで。
紡木:すごかったです。私の想像をはるかに超えるレベルで、完成した映像を拝見させていただいた時は驚くくらい、感動しました。
――「あにそんボーカル」はDAM限定のオリジナルコンテンツで、総勢277名(318曲)に及ぶ声優が参加しているそうです。※1
紡木:ラインナップを見させていただきましたが本当にすごい方ばかりで、同じ事務所の先輩の佐々木未来さん(歌唱曲:「ホシキラ」)や相羽あいなさん(歌唱曲:「only my railgun」)も参加されていて。歌と映像を視聴させていただきましたがとても素晴らしくて、他の方々の歌と映像も視聴してみたくなりました。
――昔のカラオケの背景映像といえばかなりチープだった印象があります。
紡木:失礼な話ですが、私もそういう映像になるのかなと思っていました(笑)。でもライティングもがっつりしているし、カット数も多くて、ほぼ1日がかりの撮影でした。いろいろ場所を移動しながら、何度もテイクを重ねて。ここまでこだわったらいいものができますよね。
「あにそんボーカル」の映像はしっかりコンセプトがあって、オリジナルの曲やアーティストさんをリスペクトしつつ、声優ならではの良さも感じられて。スタッフさんたちのあふれ出るアニソン愛を感じました。
――あと「あにそんボーカル」ならではの魅力の1つが、曲のイントロやアウトロで本人のコメントも楽しめることですね。
紡木:私も意気込みや感想をしゃべりました。好きな声優さん目当てで「あにそんボーカル」を視聴された方も歌や映像に加えて、しゃべっている素の姿も見られるのできっと喜んでいただけるのでは? 声優さんの魅力をぎゅっと詰め込んだ豪華なコンテンツだと思います。
大好きだったYOASOBIの「怪物」を選曲するもその難しさとボーカルのikuraさんのすごさを再確認!
――今回、アニメ『BEASTARS』の第2期OP曲「怪物」(YOASOBI)を歌われましたが、この曲を選んだ理由は?
紡木:私、YOASOBIさんの大ファンで。デビュー曲の「夜に駆ける」を初めて聴いた時、「すごいことが今起きてる!」と大きな衝撃を受けました。普段は自分の告知さえあまりツイートしないのに、「この曲めちゃめちゃ好きです!」とか「みんなも聴いて!」と熱い想いをツイートしたら、なんとAyaseさん(YOASOBIのコンポーザー)ご本人が「いいね」してくださって。そこから更に好きになって、ずっと追いかけているので、今回のお話をいただいて、YOASOBIさんの曲を歌いたいと思いました。そして歌えるリストに「怪物」があったので、「これがいいです!」とお願いしました。
――実際にレコーディングされた感想はいかがでしたか?
紡木:「ああ、難しい~」でした(笑)。原曲のキーでは歌うのが難しくてキーを下げていただきました。リスペクトしている上で、原曲キーで歌うことが大切であり、譲れないポイントではありましたが、キーを出せなくて。ちゃんと歌えることが大事ですし、本家さんと違う味わいが出せたらいいなという気持ちで下げていただきました。淡々と歌っているように見えるのに熱があって、そのバランス、さじ加減も難しくて。そしてikuraさんのすごさを更に感じました。だけど、ちゃんとしたレコーディングブースで、ディレクションをいただきながら好きな曲を歌えることは貴重で、ハッピーな時間を過ごさせていただきました。
――レコーディングで意識した点はありますか?
紡木:私は歌う時、力を入れてしまいがちで、つい熱唱系になってしまうし、この曲のレコーディングも最初はそんな感じで歌っていました。でも大好きで何十回、何百回と聴いてきた曲ゆえに違和感があって。前面に激しく燃え出る熱ではなく、小さくても芯の中は熱い、青い炎のような感じかなと相談させていただいて、その方向で歌いました。
――実際に視聴させていただきましたが、紡木さんVer.もクールでカッコよかったですよ。
紡木:とんでもないです! でもリスペクトの気持ちを大切にレコーディングしました。
映像は「BEASTARS」のOPをオマージュ。ラストはあっと驚く演出も!?
――映像も拝見しましたが、『BEASTARS』のOP映像が随所にオマージュされていて、そのこだわりぶりにも驚きました。
紡木:そうなんです! 映像の撮影前にスタッフの皆さんとどんな方向で制作するのかという話し合いの場を設けていただいて。映像もオリジナルをリスペクトしたいという私の想いを汲み取っていただきました。作品を象徴する赤を衣装に入れたり、作品にまつわる裏設定やコンセプトを入れてみたり。
――アニメのOP映像に出てくる街並みや夜感なども盛り込まれていました。主人公のレゴシのような激走シーンも。
紡木:私が走っているシーンは映像ではスローモーションに見えますが、撮影では信号が青になった瞬間、私ができる限りの全速力を何度も繰り返して。でも走っている時の私の顔があまりにもひどすぎて結局、あのシーンはあまり顔が映っていません(笑)。
あと感動したのが、2番で橋の上を走っているシーンがありましたが、撮影したのが平日の夕方で、しかも横浜周辺だったため、人の波がまったく途切れなくて。でも数分間だけぴたっと人がいなくなる奇跡の瞬間があって、そこを狙って急いでダッシュしました。後から見てみると奥に人がいるのに、ちょうど私とかぶせて見えないようなアングルでカメラマンさんが撮影してくださって、素敵な映像になりました。
――映像の終盤にはドラマチックな演出もありました。
紡木:そうなんです! ラスサビの演出は必見なので、ぜひ見ていただきたいです。
「怪物」を紡木さん流に歌うコツとは?
――紡木さんの「怪物」を視聴して、自分も歌ってみようかなと思った方へアドバイスや歌うコツをお願いします。
紡木:それは私が知りたいです(笑)。でもうまいヘタは関係なく、楽しんで歌うことが一番です。すべてをさらけ出して、自分を忘れて、好きなように思うがまま歌ってください。
――紡木さんみたいに歌ってみたいと思った方には?
紡木:できる限り淡々と、自分を押し殺して、ここぞというところでハネる感じで。ちゃんと声を張ったのはラスサビくらいですね。サビではファルセット気味に出して、あまり張らないようにしていました。最初はつぶやく感じで、徐々にクレッシェンド(だんだん強く)気味で歌うといいと思います。
また「あにそんボーカル」で歌う機会があったら違った一面を。
――もし次にまた「あにそんボーカル」で歌う機会があったら、歌いたい曲はありますか?
紡木:え~!? どうしよう? YOASOBIさんの他の曲も歌ってみたいですし、最近めちゃめちゃ聴いているのは『うる星やつら』のOP曲とED曲です。第1クールの曲も第2クールの曲もいいですよね。ちょっと電波チックな曲はガラっと空気感が変わるし、今回の「怪物」ではダークでアンダーグラウンドな感じに仕上げていただいたので、次回は「キャピ! ハッピー! 紡木Ver.」みたいなかわいい感じで映像を作っていただけたら、違った一面を見ていただけて楽しそうだなと思います。
――逆に紡木さんが歌う曲をカバーしたいという声優さんも今後現れる可能性もありますね。
紡木:そうなったら嬉しいですね。RASではラップを結構やっていますが、ラップって人それぞれで個性が出るなと思っていて。YouTubeなどでカバーされている方の動画を見ることがありますが、ラップの韻の踏み方や崩し方に味が出るのですごく楽しいんですよね。
今回の「怪物」を視聴していただいたら、私が歌ったり、参加している楽曲もDAMでチェックして歌っていただいて、私にもっと興味を持ってもらったり、好きな曲を見つけていただけたら幸せです。
――紡木さんからお知らせはありますか?
紡木:仕事関係はTwitterや事務所のHPなどでチェックしていただくとして(笑)、個人的なお知らせになりますが、つい先日、YouTubeチャンネルを設立しました。私自身が企画・撮影・編集すべてやっていますので、ぜひ一度見に来てください。お願いします!
――では最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします。
紡木:「あにそんボーカル」の素晴らしさやカバーした「怪物」について、そしてYOASOBIさんをたっぷりお話しさせていただきました。曲を聴くのも良し、映像をご覧になっていただくも良し、そして私と一緒にデュエットできるというのがカラオケDAM、「あにそんボーカル」の魅力だと思います。私以外にも素敵な声優さんがアニソンをカバーされているので、そちらもチェックしてみてください。聴いて・見て・歌って、カラオケDAMをたっぷり楽しみましょう!
配信楽曲 ※2
※1 楽曲数および声優数は2023年2月13日現在です。
※2 楽曲配信機種はLIVE DAM AiおよびLIVE DAM STADIUMシリーズ、本人出演映像配信機種はLIVE DAM Aiです。
当コンテンツは、ブロードバンド回線に接続されていない一部の機器では利用できません。また、都合により配信内容が変更になる場合があります。
歌唱キャンペーン
実施期間:2023年2月13日(月)~2023年3月31日(金)
対象店舗:全国のLIVE DAM Ai/LIVE DAM STADIUM設置店舗
※対応していない店舗もありますのでご確認ください。
対象曲:怪物(歌唱:紡木吏佐)
応募方法:
①デンモク(SmartDAMシリーズ)のキャンペーンページから対象曲を予約
②SmartDAMシリーズの画面に表示されるQRコードからキャンペーンサイトにアクセス
③必要項目を入力して応募
賞品:
■キャンペーン特設サイト
■紡木吏佐公式サイト
■あにそんボーカル公式サイト
■DAM公式YouTube
■DAMアニメ部公式Twitter