「第⼗七回 声優アワード」受賞者コメントまとめ|『SPY×FAMILY』『リコリコ』など話題作に出演の声優陣が受賞
外国映画・ドラマ賞
貫地谷しほりさん
控室に凄い方々ばかりがいらっしゃって、すぐ隣にはトム様(※森川智之さん)がいて、本当にこんなところに私がいてもいいのだろうかと思っています。まずはアストリッドという役に選んでくださった制作陣のみなさま、そして監督や共演者のみなさま、いつも支えてくださってありがとうございます。
自閉症という個性を持った役をどう演じたらいいのか凄く悩んでいたのですが、本当に監督やみさなまのおかげで何とか表現できています。まだシーズン2、シーズン3と続きますので、この作品がもっともっと色々な人に愛されるよう私自身も頑張っていきたいと思います。今日は光栄な賞をありがとうございました。
森川智之さん
どうも、トム・クルーズの声をやっている森川智之です。この度はこのような素晴らしい賞をいただきまして、誠にありがとうございます。
36年前、まだ声優として駆け出しの頃に地元横浜の映画館で『トップガン』を何回も足しげく観に行きました。そのスクリーンに出ている若き日のトム・クルーズが本当にカッコよくて、僕もこういう役を演じられる声優になりたいと思っていました。そして映画館から出て、自分の自転車に跨って颯爽と国道1号線を走った記憶があります。
そしてかれこれ36年後、昨年5月にトムが来日した際に同じレッドカーペットを一緒に歩く事ができました。夢を実現して、こんなに凄いことが自分に起きるなんて、人生の運を全て使い切ってしまったのではないかと思うくらい幸せでした。
思い起こすと、声優としての最初の吹き替えの仕事は『キャノンボール』という作品でした。初めてのアテレコでやり方がわからず、野沢雅子さんの家に突撃し、野沢さんと塚田正昭さんに囲まれてアフレコのレッスンをした思い出があります。
自分の中では、本当に多くの人に恵まれてここに立たせていただいたと思っています。これからもみなさんの温かい支援や力を自分のパワーにしながら、声優業界や声優文化を盛り上げていきたいと思っています。
インフルエンサー賞
花江夏樹さん
みなさんどうもこんばんは! 声優の花江夏樹です。いえ、間違えました。多大なる発信力がある超人気声優の花江夏樹です! 冗談です! この度は、インフルエンサー賞という栄えある賞をいただきありがとうございます。本当に嬉しく思います。
仕事をしていく中だったり、日常生活で感じた楽しい、愛おしいと思うことをSNSでは発信し続けてきました。主にゲーム、そして猫の事、後は妻の手料理の写真だったり、後は本当に娘が可愛くて……そんなふたりの娘のことだったり。
そんなことばかりを発信してきましたが、その結果がこの賞に繋がったと思っております。自分で言うのも何なのですが、かなり飽きっぽい性格でして。そんな自分がTwitterやYouTubeを続けられたのは、ファンのみなさんのリアクションが嬉しかった事もありますし、自分が何より楽しいことを優先しようというモットーにしてきたからだと思っています。なのでリアクションをくださるファンのみなさん、一緒に遊んでくれる仲間たちに最大の感謝を贈りたいと思います。
そしてコロナ禍にも明るい兆しが見えてきました。最近では『鬼滅の刃』という作品を通して世界中のファンのみなさんと交流機会が増えてまいりました。これからもインフルエンサー賞という名に恥じない声優として、日本のアニメーションはこんなに凄いんだぞ! っていうところを作品やキャラクターを通して発信できるよう日々頑張っていきたいと思います。本日は本当に、本当にありがとうございました!
MVS〈Most Valuable Seiyu〉※最も活躍した声優
江口拓也さん
本日はこのような光栄な賞をいただき、誠にありがとうございます。投票していただいたみなさんのおかげでこの場に立っている訳ですけれども、僕自身こうやって声優という職業を目指すきっかけになったのは、文化放送の小野坂昌也さんがパーソナリティを務めるラジオでした。
元々アニメや漫画、ゲームが大好きな小中高時代を送っていたのですが、ある日聴いたそのラジオで凄く救われた自分がいまして。その流れでこの世界に興味を持って足を踏み入れました。
そこからいざ自分が仕事として声優をしていると、その中でご縁があって、作品があって、みんなで作った物を見ていただいて僕という人間を知っていただいている。本当にみなさんのおかげで自分のやりたいことができているのではないかと思っています。
改めてここまで関わってくださったみなさんに感謝を伝えたいと思います。
特別賞
『やくならマグカップも』
■プロデューサー・手塚健一さん
本日は私たちの作品が特別賞を受賞したこと、大変光栄に思っております。この作品は元々、多治見市出身の弊社の若手社員から立ち上がった企画になっておりまして、制作のかなり早い段階から地元の方から協力をいただきました。制作のかなり早い段階、放送前から町中にポスターを貼っていただいたり、本当に地元の方たちと一緒に作り上げた作品だなと思っております。
私自身実写の撮影ですとか、ロケハンで何度も多治見を訪れ愛着が湧きましたし、この作品を通して地元を盛り上げていきたいという気持ちで作っておりました。最後になりますがこの作品を支えて下さったスタッフ、キャスト、委員会のメンバー、多治見市の方々、視聴者のみなさまあってこそだと思っていますので、改めて御礼申し上げます。
第十七回 声優アワード
・主催
声優アワード実行委員会
・共催
株式会社 KADOKAWA
株式会社 文化放送
株式会社 小学館集英社プロダクション