冬アニメ『お兄ちゃんはおしまい!』声優・高野麻里佳さん、石原夏織さんらメインキャストによる座談会が公開! 第12話「まひろとおしまいとこれから」より先行場面カット&あらすじも解禁!
「月刊ComicREX」(一迅社刊)にて連載中、原作者・ねことうふ氏による人気コミック『お兄ちゃんはおしまい!』。本作のTVアニメが、2023年1月5日(木)から、AT-X、TOKYO MX、BS11にて放送中です。
このたび、声優・高野麻里佳さん、石原夏織さん、金元寿子さん、津田美波さん、優木かなさん、日岡なつみさんらメインキャストによる最終話に向けての座談会が公開となりました! これまでの物語の振り返りや、『おにまい』の作品の魅力などを語られています。
また、第12話(最終話)「まひろとおしまいとこれから」より、先行場面カット&あらすじが公開となりました。
最終話に向けてのメインキャスト座談会が公開
――これまでの物語を振り返っていただけますか?
穂月もみじ役・津田美波さん(以下、津田):あさひが料理を食べている姿がとてもかわいかったです。ご飯を美味しそうに食べている女子って、いいですよね(笑)。
桜花あさひ役・優木かなさん(以下、優木):確かに、食事シーンのアドリブがメチャクチャ楽しかった気がします。どのキャラクターにもアドリブがたくさんあったのが印象的でした。
室崎みよ役・日岡なつみさん(以下、日岡):優木さんのアドリブはとくに、私の想像を超えてきていました(笑)。
優木:本当(笑)?嬉しい! 「妖怪枕返し」というキャラクターが出てくるのですが、アフレコ現場で「兼ね役でやってもらえますか?」と言われまして。必死で演じ切ったあと、津田さんに「そんな、某お笑いの巨匠のような演技をされても……」と突っ込まれました(笑)。
津田:だって「メガネ、メガネ……」みたいな発音で面白かったんだもん(笑)。
日岡:みよの場合はアドリブ……というよりも、女の子同士のやり取りに興奮するシーンに力が入りました。「もっと大げさに」とか「よだれをたらすように」みたいなディレクションがありましたね。
優木:みよは「これぞ『萌え』」というのを代弁してくれているのがいいですよね(笑)。
津田:かえでが家に帰ってきたとき、もみじだけに見せる「本性」が素晴らしいと思います。思わずキュンとしてしまうくらいツボでした。あとは、まりんかの「らめえぇ~!」が天才的だな、と。
緒山まひろ役・高野麻里佳さん(以下、高野):え~、本当ですか(笑)!? 台本にちゃんと「らめえぇ~」と書いてあったので「ここは本当に心が乱れているんだな」と察し、思いっきり演技させていただきました。台本のおかげですよ(笑)!
緒山みはり役・石原夏織さん(以下、石原):でも、一見エッチに見えて、そこまで過激じゃないのが『おにまい』のすごいところですよね。
津田:そうなの! 絶妙なバランスが素晴らしいと思って。それがこの「らめえぇ~!」というセリフに集約されていると言っても過言ではないと思います。
高野:そろそろやめてください(笑)!
石原:みよじゃないですけど、まひろたちが学校に行っているシーンを見ていると、私も「みんなかわいい……」と夢心地になってしまいます。作品の魅力のひとつですね。
――改めて6人の関係性についてお話ください。
津田:クリスマス回でみはりとかえでがイチャついているのを見て「やっぱりこういう関係なのかな」と思っちゃいました(笑)。
石原:確かに! あのエピソードの前までは、かえでとは「仲のいい友だち」みたいな描かれ方をしていたので、ちょっとドキッとしましたね。
穂月かえで役・金元寿子さん(以下、金元):メンバーのなかでは、この2人がちょっとお姉さんなのですが、かえでがみはりにマッサージをしてあげるシーンはとってもキラキラしていたな、と。
石原:かえでにマッサージしてもらっているときはスキを見せるんですよね。私も「このやり方で合ってるのかな……?」と手探りでアドリブ演技をしたのを覚えています(笑)。
津田:みよは、普段は5人のやり取りを少し離れた位置から楽しんでいるのに、いざ彼女のほうに矢印が向くと、とたんに慌てふためくのがかわいいですよね。
日岡:ありがたいです! でも結局「私は見ているほうがいいんだよね」という結論に落ち着くのがなんとも言えず……。
優木:それって「推し」に対する典型的な行動じゃない(笑)?
日岡:一瞬みはりのほうに行きかけたんだけどね。
津田:もみじが言うのもなんだけど「あのままどんどん攻めていったらよかったのに!」と思った(笑)。
優木:あさひはこのなかで一番何も考えていないと思うのですが(笑)、もみじと出会ったばかりのときは、彼女のことを男だと思っていた節があります。一緒にお風呂に入ったときにドキッとした描写がありますし、「もみじろう」(あさひがもみじにつけたあだ名)に対しては特別な想いがあるのかな、と思いますね。
高野:まひろがあさひの純粋さに反応していましたし、あさひは「友だちにひとりは欲しいタイプの子」かもしれませんね。まひろとしては、みはりにチョコレートを渡すシーンが外せないです。いままでとはちょっと違う距離感が出ていて、とても難しい演技を要求された気がします。
金元:あのシーン、「お兄ちゃん」感がとても強かったよね。
高野:確かに!
石原:私もすごく感動しちゃって「どういう気持ちで演じればいいんだろう?」と色々考えながらアフレコに臨みました。
――『おにまい』の魅力を教えてください。
津田:“引きこもりダメニートだったまひろの成長”でしょうか。みはりにおんぶに抱っこだったのが、彼女にプレゼントをあげられるところまで成長したのは感動でした。
優木:誰しも一度は「子どものころに戻って人生をやり直したい」と考えたことがあると思うのですが、まひろがそんな願望をかなえてくれていると言いますか。まひろを通して疑似体験ができるところが魅力ですね。しかも女の子になってやり直せるとか、最高じゃないですか(笑)。
津田:具体的なエピソードになりますが、女子たちが一緒にお手洗いに行くシーンでまひろが「みんな一緒に行くんだ」と驚いているシーンに逆に驚いたり。男性視聴者のみなさんには「女子あるある」も発見していただけるのではないでしょうか?
金元:津田さんに被せてしまいますが(笑)、映画館のシーンでも女子トイレに行列ができている様子が描かれていて、細かいところにすごくこだわっているな、と思いました。
高野:確かに、男性視聴者からすると、女性の生態がわかるのがいいのかもしれないですね(笑)。
石原:学生時代の思い出がたくさんよみがえってくるところも大きな魅力だと思います。大人になったみなさんも、私と同じようにノスタルジーな気分にひたってもらえるのではないでしょうか?
――クライマックスに向けて、一言ずつお願いします。
高野:あまり多くを語ることはできないのですが、最終話にふさわしい、衝撃的な展開が待っています。
金元:演じていて、ドキッとしてしまいました……(笑)。
石原:みはりがまひろに対してどうありたいのかをゆだねることになるので、まひろの出した答えにご注目いただきたいです。
日岡:果たしてまひろは“お兄ちゃん”に戻ってしまうのか? 乞うご期待ということで!
津田:ヒントは「パオーン」です(笑)!
優木:アニメはこれで一段落しますが、原作はまだ続いていますし、今後も『おにまい』をよろしくお願いします!
☆インタビューの全文は、公式サイトにて公開中! ぜひお楽しみください。
第12話「まひろとおしまいとこれから」
あらすじ
春休み前、みんなで集まった際にあれよあれよと決まった一泊二日の温泉旅行計画!
ダラダラするはずが、浴衣に着替えて外に遊びに行ったり、露天風呂に入ったりと旅行を楽しむみんなに振り回されるまひろ。
流石に気恥ずかしくみんなと離れて温泉に入ったまひろの元に、もみじとあさひとみよが来る。
お風呂の中でくすぐり合う最中、なんとまひろは股間に奇妙なショックを感じ…!?
TVアニメ『お兄ちゃんはおしまい!』作品情報
放送情報
2023年1月5日(木)より毎週木曜日にて放送中!
AT-X:23:30~
TOKYO MX:24:00~
BS11:24:30~
イントロダクション
引きこもりのダメニートが、かわいい女の子に・・・!?
原作者・ねことうふによる同人サークル「GRINP」から“pixiv(ピクシブ)”や“ニコニコ静画”に投稿されていた『お兄ちゃんはおしまい!』。同人誌展開により人気を集め、2018年6月に商業版コミックス第1巻が一迅社より発売。さらに、2019年6月より一迅社『月刊ComicREX』にて連載が開始され、2022年4月現在商業版コミックスの累計発行部数は50万部(電子書籍含む)を突破した。
主人公・緒山まひろの可愛らしい見た目とは裏腹に、妹に飲まされた怪しい薬で女の子にされてしまった“元お兄ちゃん”という衝撃の設定からはじまり、中身は以前と変わらずダメニートのままのまひろが女の子としての生活に苦戦しつつも、引きこもりから卒業するべく様々なことに奮闘していくという心温まる日常系コメディが人気を集め「アニメ化してほしい漫画ランキング2020」(Anime Japan主催)第3位/「WEB漫画総選挙2019」(pixiv・日本出版販売主催)第9位/「次に来るマンガ大賞2018」(niconico・DAVINCI主催)第5位など様々なランキングの上位に入賞するなど、皆さまの応援とともに展開を広げてきた『おにまい』。
ある日突然、かわいい女の子になってしまった“元お兄ちゃん”は一体どうなってしまうのか…!?
ちょっと変わった王道日常コメディ『おにまい』がついにアニメ化決定!!
STORY
引きこもりのダメニートな緒山まひろは、ある日目覚めると“女の子”になっていた!?
鏡に映る美少女が自分だと分からず混乱するまひろのもとに、飛び級で大学に入学した天才科学者である妹・緒山みはりが現れ、飲み物に怪しげな薬を盛られていたことが判明する…!
もう2年も外に出ないでいかがわしいゲーム三昧…たまには働いてもらわなきゃ!
みはりによる“女の子になる薬”の経過観察として、突如女の子として暮らすことになったまひろにとって、トイレやお風呂、スカートやブラジャーなど“女の子の生活”は知らないことばかり…。
さらに、みはりの中学時代の同級生である穂月かえでやその妹・もみじ達とも知り合い、まひろの日常はどんどん賑やかさを増していく。苦難の連続に、果たして“元”お兄ちゃんの運命やいかに…!?
STAFF
原作:ねことうふ(月刊ComicREX/一迅社刊)
監督:藤井慎吾
シリーズ構成:横手美智子
キャラクターデザイン:今村亮
美術監督:小林雅代
色彩設計:土居真紀子
撮影監督:伏原あかね
編集:岡裕司
音響監督:吉田光平
音響効果:長谷川卓也
音楽:阿知波大輔様・桶狭間ありさ
プロデュース:EGG FIRM
制作:スタジオバインド
●オープニングテーマ:
「アイデン貞貞メルトダウン」(あいでんていていめるとだうん)
歌:えなこ feat. P丸様。
●エンディングテーマ:
「ひめごと*クライシスターズ」
歌:ONIMAI SISTERS(高野麻里佳・石原夏織・金元寿子・津田美波)
CAST
緒山まひろ:高野麻里佳
緒山みはり:石原夏織
穂月かえで:金元寿子
穂月もみじ:津田美波
桜花あさひ:優木かな
室崎みよ:日岡なつみ