映画『グリッドマン ユニバース』若山詩音さん（南 夢芽 役）×安済知佳さん（飛鳥川ちせ役）インタビュー｜響裕太と六花の恋愛模様、蓬と夢芽の付き合ってる感は見どころ

響裕太と六花の恋愛模様、蓬と夢芽の付き合ってる感は見どころ

――劇場版のアフレコはどのような感じでしたか？　印象的な出来事はありましたか？

若山：私と知佳さんはだいたい一緒に録らせていただきました。

安済：現場に行って、『SSSS.GRIDMAN』チームの広瀬裕也くん(響 裕太役)とか、小西克幸さん(マックス役)、宮本侑芽ちゃん(宝多六花役)に会ったときの感動はありましたよ。キャストだけで「わ～すごい！　会えたね！」みたいな感じでしたし、本当にコラボなんだ！って思いました。

若山：あと、久しぶりに『SSSS.DYNAZENON』チームの方々にお会いできたのも嬉しかったです。同時に『SSSS.GRIDMAN』チームともお会いできるということで、私も、やっと会えた感じがしたんです。ずっと近いと思っていたけど会えてなかった人たちに会えた感覚というか。その感動はひとしおでした。

印象的だったのは、技名を合わせるときですね。ブースが2つあって、2人のほうに私と知佳さん、４人のブースに新世紀中学生の方々が入っていたんです。そこで技名をそれぞれ叫ぶんですけど、『SSSS.DYNAZENON』はTVシリーズでも合わせることが多かったので、慣れていたんです。

安済：「超合体竜王 カイゼルグリッドナイトー！！」とか言ってたからね。

若山：でも新世紀中学生の方々は、せーのって言っても合わなくて。

安済：合わせることをやってこなかったチームで、そこが味だったんですよ。パソコンの前にみんなでバラッバラのことを言うところとか大好きだったので、そういうところの影響が感じられて、『SSSS.GRIDMAN』を見ていた側としても「わ～～！！」って興奮しました(笑)。

若山：本物だ！ってなりましたよね。これが『SSSS.GRIDMAN』の雰囲気か！なんて素敵なんだ！って感動があって、すごく印象に残っています。

安済：あと、暦、ちせ、ボラー(CV.悠木碧)、夢芽っていう謎の4人が揃っていたときがあったんです。ボラーがいるのが不思議で面白くて。あおちゃんと一緒にマイク前に立ったときは、本当にコラボしたんだな～って思えたので、あれは面白い感覚でした。

――ちなみに、『SSSS.GRIDMAN』はヒロインが2人いましたが、どちらが好きとかはあったのですか？

安済：新条アカネ(CV.上田麗奈)です！　

若山：アカネです！

安済：ごめん侑芽ちゃん～。いや、六花も好きなんですよ！

若山：大好きなんですけど、人間的に欠けているところがあるほうが素敵というのがあって。

安済：あと、カリスマ性がある感じが楽しいんですよね。

若山：実際は『SSSS.GRIDMAN』の最終回の最後のシーンでだいぶアカネに持っていかれちゃった気がする。

安済：六花とアカネの会話のシーンは好きだったなぁ。

若山：ぺたんとダンボールの部屋に座ってるシーンですよね！

安済：あのシーンを見て、あれ？　ヒーローって裕太じゃない？ってちょっと思った(笑)。だから2人とも好きなんですよ。

若山：男性人気はどっちなんですかね。気になります。

安済：アカネさんはでもさ、豊満なボディがあるから！

若山：それなら六花さんも豊満ですよ！

安済：そっか～、どちらかなんだよな。

若山：夢が詰まっていますよね。究極の選択だと思いますけど。

――胸か脚か的なところはありますね。

若山：でも、『SSSS.DYNAZENON』のムジナさん(CV.諏訪彩花)は、そのすべてを網羅しているんですよ！

安済：第5回の水着回で、ちせも夢芽も水着姿がかわいいね～って感じだったけど、いきなりムジナさんがバン！って出てきたからね。ムジナさんが担当だったんですね！ってなった記憶がある(笑)。

――ムジナさんはすごく良かったんですけど、それに対する暦が情けなくて。

安済：そうなんですよ。でも暦とムジナさんとか、暦と稲本さんのくだりは、劇場総集編では観られないんです！！　夢芽が軸だから。なので映画から入った方は、TVシリーズも観ていただけたらと思います！

――では最後に、映画を楽しみにしているファンへ、その見どころを教えてください。

若山：やっぱり響裕太くんと六花さんの恋愛模様ですかね～。

安済：たしかにな～。

若山：そこの結末を観ないと気がすまないですよね。その2人の関係性の描かれ方が本当に多様で、ここからも描くし、こういうふうにも描くんだ！っていう感じだったんです。いろいろなところから人間模様が描かれるので2人の行く末を注目していただけたら嬉しいです！

安済：そうくると、蓬と夢芽も見どころです！　この2人の掛け合いっぷりが！　

TVアニメシリーズで馴れ初めがあって、付き合ってハッピーエンドで終わったあの2人が、もうカップルとして完成されているんです！　2人できっといろんな時間を過ごしてきたんだろうな～っていう空気感みたいなものがあって、それが、「うわっほーー！　付き合ってんじゃん！」(拍手)みたいな感じだったんです(笑)。

若山：そうですね…。君たちはどこまで仲良くなったんだ？って思いました。

安済：『SSSS.GRIDMAN』チームの2人は、まだどうしようって感じだから、その対比も面白い感じがしていて。人間ドラマとしても、すごく楽しんできた作品を、さらに楽しめる形になった映画です。

アクションシーンは最高ですし、音楽も素晴らしいんですけど、私としては、登場人物の登場の仕方が最高だったんです。なのでそこは涙を堪えたり、叫びたい気持ちを抑えながら観ることになると思うので、存分に楽しんでいただけたらと思います。

［文＆写真・塚越淳一］

「グリッドマン ユニバース」作品情報

公開情報

2023年3月24日(金)全国公開

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イントロダクション

『シン・ウルトラマン』の円谷プロダクションが『プロメア』のTRIGGERと共に贈る、新世紀エンタテインメント誕生！

近年『シン・ウルトラマン』の大ヒットをはじめ、特撮という枠を超えて飛躍する円谷プロダクション。そして『プロメア』を筆頭に、エッジの効いたアクションや繊細なキャラクター描写が国内外問わず評価の高いTRIGGER。この２大スタジオの総力を集結し、特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』を原典に据え、TVアニメ化された『SSSS.GRIDMAN』と『SSSS.DYNAZENON』。

この2作品を手掛けた監督・雨宮哲は、日常と非日常の狭間で“今”を生きる若者たちの姿をみずみずしい感性で描き、同時にヒーローやロボットのアクションをダイナミズムで描き切った演出が、幅広い層からの絶大な支持を得た。

そして2023年――この2作品のキャラクター、世界観が奇跡のクロスオーバーを果たした完全オリジナルの劇場最新作『グリッドマン ユニバース』が、ついに公開する。

２つの日常が交差するとき、世界に新たなる非日常が生まれる――

ストーリー

都立ツツジ台高校。

放課後の教室で、響裕太は記憶の中にあるはずのグリッドマンをノートに何度も描いては消していた。

かつてこの世界はひとりの少女によって作られ、壊された。

その少女の心を救ったのは、異次元からやってきたハイパーエージェント・グリッドマンと、彼女が作った心を持った怪獣、そして裕太たちであった。

２年生に進級し、六花と別のクラスになった裕太は告白を決意する。

そんな平和になった世界で過ごす彼らの日常は、轟音と共に崩れ始めた。

裕太に訪れる危機の最中、突如現れるグリッドマンは語りかける。

「この世界のバランスが崩れようとしている」

やがて真紅の強竜ダイナレックスや、グリッドマンの協力者である新世紀中学生、そして別世界の住人、麻中蓬たちも裕太の前に次々と現れる。

六花への想いを秘めたまま、裕太の非日常が始まった。

スタッフ

原作：グリッドマン
監督：雨宮 哲
脚本：長谷川圭一
キャラクターデザイン：坂本 勝
サブキャラクターデザイン：中村真由美
グリッドマンデザイン：後藤正行（円谷プロ）
ダイナゼノンデザイン：野中剛
怪獣デザイン：丸山 浩、西川伸司　
ヒロイック作画チーフ　牟田口裕基
メカニックシークエンスディレクター　浅野元　
助監督：下平佑一
３DCG制作：グラフィニカ
３DCGチーフディレクター：宮風慎一
３DCGディレクター：市川孝次
美術監督：権瓶岳斗（グーフィー）
色彩設計：武田仁基
撮影監督：志良堂勝規（グラフィニカ）
編集：吉武将人　
音楽：鷺巣詩郎
音楽制作：ポニーキャニオン　
音響監督：郷文裕貴
音響効果：森川永子
アニメーションプロデューサー：志太駿介
アニメーション制作：TRIGGER
配給：東宝映像事業部

主題歌

オーイシマサヨシ「uni-verse」

キャスト

グリッドマン：緑川 光
響 裕太：広瀬裕也
内海 将：斉藤壮馬
宝多六花：宮本侑芽
麻中 蓬：榎木淳弥
南 夢芽：若山詩音
山中 暦：梅原裕一郎
飛鳥川ちせ：安済知佳
レックス：濱野大輝　
キャリバー：高橋良輔
マックス：小西克幸
ボラー：悠木 碧
ヴィット：松風雅也
六花ママ：新谷真弓
なみこ：三森すずこ
はっす：鬼頭明里
ナイト：鈴村健一
２代目：高橋花林

公式サイト
公式ツイッター（＠ssss_project）