映画『グリッドマン ユニバース』広瀬裕也さん(響 裕太役)×榎木淳弥さん(麻中 蓬役)インタビュー|裕太の物語が描かれる劇場版、オールスター感も見どころのひとつ
裕太の物語が描かれる劇場版、オールスター感も見どころのひとつ
――アフレコの思い出はありますか?
広瀬:『SSSS.GRIDMAN』って当時飲み会が結構あったんですよ。僕の事務所の先輩である濱野大輝さんは『SSSS.DYNAZENON』でガウマ役をしていたんですけど、アフレコ時期がコロナ禍でもあったので、飲み会が全然できずに、めちゃめちゃ悔しかったと話していました。でも、一緒には録れていたんですよね?
榎木:メインキャラクターは一緒に録れていましたよ。
広瀬:だから今回の『グリッドマン ユニバース』って、親戚が一堂に会するみたいな感じだったんですよ。このシリーズでの安心感みたいなものはあって、思っている方向が同じなんですよね。作品が好きだし、芝居の持っていき方、見ている方向性も同じだったので、温かい気持ちになりました。
榎木:でも劇場版はさっと終わってしまいましたね。今まで一緒に録ってこなかったキャストと録れたことは印象的だったんですが、僕は六花役の宮本さんとは同じブースで録れたので、それは楽しかったです。広瀬くんは同じブースには入ってなくて、別のブースから音声だけ聞いてやった気がするので、一緒にやりたかったですね。
――では最後に『グリッドマン ユニバース』の見どころをお願いします。
広瀬:TVシリーズでは、裕太にグリッドマンが宿って戦い抜いてきたんですけど、今回はグリッドマンが離れてから、ずっと生きてきた裕太くんに戻った状態での映画になるんです。彼がどういった選択をするのか、六花に告白するのかとか、裕太くん自身の性格が見えるところがあるので、やっと彼の物語がしっかり描かれると思います。
だからこの映画を見て、裕太はこういう人なんじゃないかなって思ってもらえると思いますし、僕自身は、彼はやっぱりヒーローだなと思ったので、そこを見てほしいです! あとは『SSSS.DYNAZENON』チームと、どう交わっていくのかも見どころです。
榎木:キャスト表を見ても豪華で、それが全員登場してくるので、そのあたりのオールスター感はすごいと思います。一気に集まったかと思ったら、今まで絡みがなかったキャラクターたちも絡んで、一人ひとり見どころみたいなものもあるんですよ。なので、作品がクロスしたことで生まれるキャラクターたちのやり取りを楽しみにしていただけたらと思います!
[文&写真・塚越淳一]
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「グリッドマン ユニバース」作品情報
公開情報
2023年3月24日(金)全国公開
イントロダクション
『シン・ウルトラマン』の円谷プロダクションが『プロメア』のTRIGGERと共に贈る、新世紀エンタテインメント誕生!
近年『シン・ウルトラマン』の大ヒットをはじめ、特撮という枠を超えて飛躍する円谷プロダクション。そして『プロメア』を筆頭に、エッジの効いたアクションや繊細なキャラクター描写が国内外問わず評価の高いTRIGGER。この2大スタジオの総力を集結し、特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』を原典に据え、TVアニメ化された『SSSS.GRIDMAN』と『SSSS.DYNAZENON』。
この2作品を手掛けた監督・雨宮哲は、日常と非日常の狭間で“今”を生きる若者たちの姿をみずみずしい感性で描き、同時にヒーローやロボットのアクションをダイナミズムで描き切った演出が、幅広い層からの絶大な支持を得た。
そして2023年――この2作品のキャラクター、世界観が奇跡のクロスオーバーを果たした完全オリジナルの劇場最新作『グリッドマン ユニバース』が、ついに公開する。
2つの日常が交差するとき、世界に新たなる非日常が生まれる――
ストーリー
都立ツツジ台高校。
放課後の教室で、響裕太は記憶の中にあるはずのグリッドマンをノートに何度も描いては消していた。
かつてこの世界はひとりの少女によって作られ、壊された。
その少女の心を救ったのは、異次元からやってきたハイパーエージェント・グリッドマンと、彼女が作った心を持った怪獣、そして裕太たちであった。
2年生に進級し、六花と別のクラスになった裕太は告白を決意する。
そんな平和になった世界で過ごす彼らの日常は、轟音と共に崩れ始めた。
裕太に訪れる危機の最中、突如現れるグリッドマンは語りかける。
「この世界のバランスが崩れようとしている」
やがて真紅の強竜ダイナレックスや、グリッドマンの協力者である新世紀中学生、そして別世界の住人、麻中蓬たちも裕太の前に次々と現れる。
六花への想いを秘めたまま、裕太の非日常が始まった。
スタッフ
原作:グリッドマン
監督:雨宮 哲
脚本:長谷川圭一
キャラクターデザイン:坂本 勝
サブキャラクターデザイン:中村真由美
グリッドマンデザイン:後藤正行(円谷プロ)
ダイナゼノンデザイン:野中剛
怪獣デザイン:丸山 浩、西川伸司
ヒロイック作画チーフ 牟田口裕基
メカニックシークエンスディレクター 浅野元
助監督:下平佑一
3DCG制作:グラフィニカ
3DCGチーフディレクター:宮風慎一
3DCGディレクター:市川孝次
美術監督:権瓶岳斗(グーフィー)
色彩設計:武田仁基
撮影監督:志良堂勝規(グラフィニカ)
編集:吉武将人
音楽:鷺巣詩郎
音楽制作:ポニーキャニオン
音響監督:郷文裕貴
音響効果:森川永子
アニメーションプロデューサー:志太駿介
アニメーション制作:TRIGGER
配給:東宝映像事業部
主題歌
オーイシマサヨシ「uni-verse」
キャスト
グリッドマン:緑川 光
響 裕太:広瀬裕也
内海 将:斉藤壮馬
宝多六花:宮本侑芽
麻中 蓬:榎木淳弥
南 夢芽:若山詩音
山中 暦:梅原裕一郎
飛鳥川ちせ:安済知佳
レックス:濱野大輝
キャリバー:高橋良輔
マックス:小西克幸
ボラー:悠木 碧
ヴィット:松風雅也
六花ママ:新谷真弓
なみこ:三森すずこ
はっす:鬼頭明里
ナイト:鈴村健一
2代目:高橋花林