劇場アニメ『らくだい魔女 フウカと闇の魔女』声優・井上ほの花さん、田村睦心さん、石見舞菜香さんインタビュー|小野賢章さん演じるキースに思わず嫉妬!? 3人が語る本作の恋愛模様とは?
累計発行部数160万部突破の人気児童書『らくだい魔女』シリーズを初アニメ化&初映画化した注目作、劇場アニメ『らくだい魔女 フウカと闇の魔女』が全国劇場にて絶賛公開中です。
今回は映画の公開を記念して、フウカ役・井上ほの花さん、チトセ役・田村睦心さん、カリン役・石見舞菜香さんにインタビューを実施。映画の見どころや気になるキャラクターなど、熱く語っていただきました。
生きていく上で大切なもの教えてくれる、大人になっても帰ってこられる場所
――『らくだい魔女』シリーズ初の映画化となりますが、本作に出演することが決まった際の心境をお聞かせください。
フウカ役・井上ほの花さん(以下、井上):私は学生の頃から原作を読んでいたので、オーディションの時点で「このセリフを読めるんだ!」という気持ちで楽しんで臨むことができました。それからすぐにお返事をいただいて、SNSで発表されたときは「私がフウカ役だよー!」と伝えられてとても幸せでした。
自分が学生の頃に読んでいた作品に出演できるのは数えるほどしかないと考えていたので、連絡をいただいたときは本当に嬉しくて収録をとても楽しみにしていました。「どのセリフを言えるのかな?」「このシーン見たいな!」と、とてもワクワクしていたことを覚えています。
チトセ役・田村睦心さん(以下、田村):私もオーディションを受けたのですが、結果はすぐにわからなかったんですよね。結果が判明する前に『らくだい魔女』の映画化が発表されると、Twitterが大盛り上がりしていて。
そこで「チトセ役は田村さんがいいな」とツイートしていた方が目に入ったのですが、その時点で何も連絡が来ていなかったので「私じゃないかもしれない」と少し落ち込んでいたんです。でもその後に「チトセ役決まりました」と連絡をいただいて、本当に嬉しくて思わず飛び上がってしまいました。
――不安だったこともあり、喜びも大きかったんですね。
田村:チトセくんはツンツンした性格で見た目もかっこいいという、女の子からモテる要素が詰まった魅力的な男の子じゃないですか! 私自身このようなキャラクターが大好きで、一度演じてみたいと考えていたので、大変光栄だなと思っています。
――石見さんはいかがでしょうか?
カリン役・石見舞菜香さん(以下、石見):私は子どもから大人まで楽しめるような作品にメインキャラクターとして出演したいという夢があったので、合格を聞いたときはとても嬉しかったです。
連絡をいただいた後、すぐお店に行って本を購入しようとしたのですが、本棚の近くに小学生くらいの子供たちがいて、笑顔で話をしていたんですよね。その様子を見て子どもから人気のある作品に出演できて幸せだなぁと改めて実感できました。
――原作の『らくだい魔女』シリーズは、2006年10月に第1巻が発売されて以降、多くのファンに愛され続けていますが、その魅力はなんだと思いますか?
井上:私自身がそうだったように、小さい頃に魔法使いになりたいと願うのは、誰しもが通る道だと思うんです。それこそお化けとか妖精に惹かれたり。
そのような実際に体験できないようなことに本作では触れることができ、まるで自分が魔法の国の住人になったかような感覚が味わえるんですよね。それが多くの方から愛される理由なのかなと思います。
あと、恋愛も描かれているのも重要なポイントですよね~
田村:甘酸っぱい感じがまたいいよね!
井上:確かに小学生の頃とかはこうだったなぁと共感しちゃいますよね。
石見:好きな子に意地悪しちゃうとかね(笑)。
――田村さんはいかがですか?
田村:フウカちゃんが持っている優しさはきっとみんなの中にもあると思っていて。でもその感情を日常で出す機会はなかなかないため、どんどんしまいこんじゃうんですよね。この作品では、その気持ちを思い起こさせてくれるので素敵だなと思いました。
そして、先ほども話題に出ましたがやはり本作のラブロマンスが私は大好きなんです。様々なタイプの女の子も男の子もいて、作中で繰り広げられる恋愛模様がたまりません!
井上:三角関係とかね!
田村:そうそう! いろんな恋愛関係があって、ワクワクするんですよね。冒険も恋愛もたくさんの要素が詰まっていて魅力的だなと思います。
――石見さんはどんな魅力を感じられましたか?
石見:もちろん魔法も大切なんですけど、お姫様というワードに私は惹かれました。子どものころから夢見ていたことなので。
お姫様であり、魔法も使える同い年くらいのキャラクターたちが、共に苦難を乗り越える姿から、生きていく上で大切なものを教えてくれる。大人になっても帰ってこられる場所だと感じました。