声優・アーティストの上坂すみれさんが振り返る最新ライブ「SUMIRE UESAKA LIVE 2023 TALES OF SUMIPE 運命の書/同人の書」で開いた新たな“物語”=TALE/WOWOWオンエア記念インタビュー
TVアニメ『うる星やつら』ではヒロインのラム役を、そして舞台『ゲゲゲの鬼太郎』でのねこ娘を演じたり、声優バラエティ番組のMCを務めたりと、活動の幅を一層広げている“すみぺ”こと、上坂すみれさん。
アーティストデビュー10周年を迎えた2023年。アニバーサリーイヤーの幕開けとして開催された3月18日、19日の単独公演「SUMIRE UESAKA LIVE 2023 TALES OF SUMIPE」より、2日目「同人の書」の模様が5月4日(木・祝)午後5:00〜WOWOWで全曲ノーカットでMCもたっぷりと独占放送・配信されます。
ライブのオンエアを記念して、上坂すみれさんのインタビューをお届け。10周年への想い、「SUMIRE UESAKA LIVE 2023 TALES OF SUMIPE」のこと、そしてこれから。思いの丈を話していただきました。
“同志”のおかげで迎えられた、アーティストデビュー10周年
——2013年にアーティスト活動を開始されてから今年で10周年になります。改めて今の心境をお聞かせください。
上坂すみれさん(以下、上坂):アーティスト活動を開始したのは大学在学中でしたし、そもそも歌もどちらかと言うと苦手だったんです。声優もはじめたてだったので「アーティストってなんだろう?」というところからスタートでした。
デビューしてから少しずつ学んでいくという感じだったのですが、何かを10年続けるってどんなことでも難しいと思っていて。声優もアーティストも両方10年間活動できたのは自分でもビックリです。
声優はもちろん、アーティスト活動を続けられたのは、ライブに来てくださる“同志”(ファンの呼称)のおかげだと思うので、いちばん感謝したいことですね。
——2023年3月19日、立川ステージガーデンで行われた「同人の書」がWOWOWで放送されます。上坂さんのライブが全編放送されるのは初となりますが、放送が決まった時はいかがでしたか?
上坂:自分のライブ映像がパッケージになることはありましたが、買わないと見ることができないものですよね。でも、WOWOWさんで放送されるということは、私のことを知らない人にも見てもらえて、放送をきっかけに新しく私に出会ってくださった方が、そこから「ライブに行ってみたいな」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。そんな機会をいただけるってすごいことだなと。ソロのライブをフルで放送していただけるなんて、すごくありがたいし、うれしい気持ちです。
——他のアーティストのライブ映像はご覧になりますか?
上坂:主に菊池桃子さん、戸川純さん、筋肉少女帯など、自分が好きなアーティストさんのライブ映像はよく見るんですけど、同じ声優さんのライブは現場にお邪魔させていただくことが多いですね。