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- 逆井マリ
- 神奈川県横浜市出身。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。
──連載インタビューを通して、制作陣の皆さん含めて作品への愛がすごくて。だからこそこの素晴らしいアニメが生まれたんだなと思いました。
桜井:本当にありがたいですね。
──この連載では皆さんに「自分の心のヤバイ部分」をおうかがいしてきました。桜井先生の「心のヤバイ部分」を教えていただけたらなと。
桜井:私も市川と同じで凶悪事件とか未解決事件が好きなんですよ。勝手に過去に起きた未解決事件の推理をしています。最近は架空の凶悪事件を作って、自分で推理しています。それを脳内でファイリングして。それらの事件が実は共通していて、実は……!?といったことを考えていますね。
──桜井先生の脳内が気になりますね。何件ぐらい起きているんですか?
桜井:十数件ありますよ。リアルさが欲しいので、リアリティのある設定でブラッシュアップしていって。時代設定や場所、事件の内容を決めています。今までの歴史の中で「もしかしたら起こりえていそうなこと」、そういうリアルな事件を作っています。
──脳内でもリアルを追求しているんですね。素朴な疑問なのですが、桜井先生がそこまでリアルを求める理由ってなんなんでしょう?
桜井:怖いからです。
──怖いから、ですか。
桜井:事件ってリアルな方が怖いじゃないですか。リアルなものって感情がうごくんですよね。今回はラブコメを描いていますが、ラブコメに関してもリアルのほうがときめくと思うんです。だから生々しくしたいなと。そこはかなりこだわって描いています。
──読者にときめいて欲しいと。
桜井:もちろん。私自身「これってノンフィクションなんじゃないか?」っていうお話がすごく好きなんです。ホラーでもモキュメンタリー(ドキュメンタリー映像のような演出方法の作品)が好きで。「実際に起っているのでは?」という夢がある感じが好きです。
──先生の作る事件をいつか漫画で読んでみたいですね。
桜井:いや、結構……シビアな展開なので(苦笑)。あまりエンタメじゃないので、それは描かないかも(笑)。
──ではファンの方に伝えておきたいことがあればお願いします。
桜井:アニメで作品を知ってくれた方も沢山いらっしゃると思います。どんどん展開していくので気になった方はぜひ原作も読んで欲しいなと。
──原作の展開についても、もしよかったらヒントを……。
桜井:原作ではこれから夏になるんですよ。原作の序盤も夏あたりではありましたけど夏のイベントは描いてないですし、当時は山田とは話す間柄ではなかったので……、2年生の夏休みは完全にスルーしていて。一応ラブコメですので、ラブコメならではの夏のイベントを描けたらなと思います。
[インタビュー・逆井マリ]
神奈川県横浜市出身。既婚、一児の母。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。パンクからアニソン、2.5次元舞台、ゲーム、グルメ、教育まで、ジャンル問わず、自分の“好き”を必死に追いかけ中。はじめてのめり込んだアニメは『楽しいムーミン一家』。インタビューでリアルな心情や生き方を聞くことが好き。
4月1日(土)よりTVアニメ放送開始!!
【テレビ朝日系全国24局ネット“NUMAnimation”枠】4月1日より毎週土曜深夜1時30分~
【BS朝日】4月8日より毎週土曜深夜1時00分~
【CSテレ朝チャンネル1】4月1日より毎週土曜深夜2時30分~
4月1日より毎週土曜深夜2時00分~PrimeVideoにて見放題独占配信!!
各配信サービスにて順次配信開始!!
詳細はこちら
※放送・配信日時は予告なく変更になる場合がございます
“尊死“続出で大反響!今一番応援したくなる、青春初恋ラブコメ!!
コミックス累計発行部数は300万部を突破。
「このマンガがすごい!オトコ編」に2年連続ランクイン、「次にくるマンガ大賞 2020 Web マンガ部門」では1位を獲得し、注目を集めている『僕の心のヤバイやつ』。
大人にも刺さる甘く切ないストーリーながら、くすりと笑える展開に中毒者が続出し大きな話題を呼んでいる。
そしてついに、2023年4月にTVアニメが放送決定。
監督を務めるのは叙情的な演出に定評のある赤城博昭(『からかい上手の高木さん』)。シリーズ構成・脚本は細やかな人物描写を得意とする花田十輝(『ラブライブ!』『響け!ユーフォニアム』)、キャラクターデザインは勝又聖人(『五等分の花嫁∬』)、音楽は牛尾憲輔(『映画「聲の形」』『チェンソーマン』)が担当。アニメーション制作は色彩の美しさに定評のあるシンエイ動画が務める。
さらに市川京太郎役に堀江瞬、山田杏奈役に羊宮妃那を迎え、市川と山田が織り成す初恋模様をリアルに表現。
原作の紡ぐ世界観、そしてもどかしいほどゆっくりと近づいていくふたりの心を丁寧に描いていく。
市川京太郎は殺人にまつわる猟奇本を愛読する、重度の中二病男子。
同じクラスの美少女・山田杏奈をチラチラと見ては、ヤバめな妄想を繰り返していた。
そんなある日、山田が市川の聖域・図書室にやってくる。
一人だと思い込み、大口でおにぎりを頬張ったり、機嫌よく鼻歌を歌ったりと、思うままに振る舞う山田。
予測不能な行動を繰り出す姿に、市川は徐々に目が離せなくなっていき……。
原作:桜井のりお(秋田書店「マンガクロス」連載)
監督:赤城博昭
シリーズ構成・脚本:花田十輝
キャラクターデザイン:勝又聖人
色彩設計:柳澤久美子
美術監督:黛昌樹
撮影監督:峰岸健太郎 竹沢裕一
編集:肥田文
音響監督:小沼則義
音響制作:マジックカプセル
音楽:牛尾憲輔
制作:シンエイ動画
オープニングテーマ:ヨルシカ「斜陽」
エンディングテーマ:こはならむ「数センチメンタル」
市川京太郎:堀江瞬
山田杏奈:羊宮妃那
小林ちひろ:朝井彩加
関根萌子:潘めぐみ
吉田芹那:種﨑敦美
足立翔:岡本信彦
神崎健太:佐藤元
太田力:福島潤
原穂乃香:豊崎愛生
市川香菜:田村ゆかり
南条ハルヤ:島﨑信長