「畑先生はすごいなと改めて思いました」──アニメ『トニカクカワイイ』配信エピソード「女子高編」 由崎 司役の鬼頭明里さん、由崎星空役の榎木淳弥さんが「女子高編」の見どころをご紹介!
運命的に出会った星空(ナサ)と司が数年後に再会し、夫婦になった2人の物語を描いた人気作品『トニカクカワイイ』(畑健二郎さん原作、小学館『週刊少年サンデー』連載)のアニメのシーズン2が放送終了したばかりですが、すぐに配信エピソード「女子高編」がスタート!
かつて教わった柳先生の転任先で、プログラムを教えてほしいと頼まれた星空が赴いたのはなんと女子高! 女子高生たちのパワーに圧倒されながらも恋愛相談にのったり打ち解けていく星空。一方、奥さんの司は、星空がモテてしまうのではと気が気ではない様子。
更に司が働く銭湯にもやってきたり。そして教え子の一人、輝夜(CV:佐倉綾音さん)はミステリアスで何か秘密がありそう。ラブラブな司と星空の今後にどんな変化が起きたのでしょうか?
「女子高編」配信を記念して、アニメイトタイムズではシーズン2の振り返りに引き続き、由崎 司役の鬼頭明里さんと由崎星空役の榎木淳弥さんに「女子高編」の見どころやお気に入りシーンなど語っていただきました!
榎木さんは先生気分を満喫!?
──「女子高編」はシーズン2の続きが描かれているように思いました。演じてみて感じたお話の印象や感想をお聞かせください。
由崎 司役 鬼頭明里さん(以下、鬼頭):珍しく登場人物がどっと増えて、すごくにぎやかになったなと。あと星空くんが女子高へ教えに行くことになって、ちょっと不安になっている司がかわいいなと思いました。
──1話で綾から「女子高生いっぱいいる環境は不安じゃないの?」と尋ねられて、否定しながらも震えるほど動揺していました。2話では生徒から司はああ見えてヤキモチ焼きでは? と言われた星空は「本当にそうならかわいくてたまらない」と喜んでいましたけど(笑)。
由崎星空役 榎木淳弥さん(以下、榎木):確かにそんなシーンがありましたね(笑)。
鬼頭:1話で夜、二人で散歩していた時に「女子高どうだった? かわいい子いたんじゃない?」と尋ねてみたり。
これまで星空くんが司以外の女の子と接している機会があまりなかったけど、女子高にはたくさんの女子生徒がいて、かわいい子もいっぱいいるでしょうし。
だからこそ、星空くんが司のことを一途に見てくれていたんだなと改めて感じたんじゃないかなと思います。
榎木:僕も元々、教師を目指していたので……。
鬼頭:えっ! 本当に!?
榎木:うん。だから学校の空気感を感じられて楽しかったです。若い先生が赴任してきたら、こんなに生徒から騒がれるんだなって。でもあんなに若いのに既に結婚していたら、みんな興味津々になっちゃうんでしょうね。
早々に生徒から恋愛相談もされていたし。星空は接しやすいのかな? いつもと雰囲気も変わって、おもしろかったです。
──もしかしたら榎木さんが女子高の先生になっているという未来もあったかもしれないんですね。
榎木:女子高は教育実習に行くだけでも大変そうですね。女子高は、男子にとっては独特で今まで知らなかった世界なので、疑似体験をさせてもらえてよかったです(笑)。
──そもそも女子高に転任した柳先生からプログラムの授業を代わりにしてほしいとお願いされたのがきっかけでしたが、星空は成績管理システムまで構築してくれて。
鬼頭:有能過ぎる。
榎木:その後、学校全体が変わってしまったかもしれませんね(笑)。
──星空が教えに行く御伽女子高の生徒たち、刃、美潮、蛍、春、ジェシー、輝夜はみんな個性的でしたね。
榎木:みんなパワフルでした。でも実は生徒の皆さんとは一緒に収録できていなくて。ご一緒できたのは輝夜役の佐倉(綾音)さんと……。
鬼頭:ジェシー役のかおりん(前田佳織里さん)くらいかな? ご一緒できたのは。
榎木:二子玉ジェシーという名前もすごいよね(笑)。あと輝夜は生徒たちの中でもキーパーソン的な気になる存在で。輝夜は1話でクラスメイトから「姫と呼んでいるのはスペシャルな存在だから」と説明されていたり、黒板に月への軌道の計算式を書き残していたり……。
鬼頭:3話では竹林を歩いていた司とすれ違いざまに「長い旅は終わったか?」と言ってみたり。
榎木:物語の大きなカギを握るキャラなのに、まだ詳しくは描かれていないままなので、また続きをアニメでやってくれるのかなと思いました。
同じ3話で銀河くんに恋する刃さんのお話もありましたが、星空と司の周りのキャラクターの恋愛エピソードは珍しくて、柳先生以来だったので新鮮でした。
刃さんの銀河くんへの恋に進展はありませんでしたが、もしかしたら綾さんも絡んでくるのかもと今後が気になりました。
激辛ラーメンを二人が一緒に食べに行ったエピソードは星空の優しさと素敵さが見える
──「女子高編」の中でお気に入りのシーンを挙げるとすれば?
榎木:ここまでのシリーズでは司とほぼ一緒でしたが、この「女子高編」では別行動になることが多かったなと。
鬼頭:それでも2人きりになったり、一緒にお出かけすることはもちろんあって。2話で、近所のラーメン屋さんがリニューアルしたので司が一緒に行きたいと誘って、「激辛の向こう側」という辛そうなラーメンを食べに行くんです。
食べられるかわからないけど挑戦してみたいという司に、星空くんは「じゃあ僕は普通のを頼むから食べられなかったら交換しよう」と言ってくれて。「いいなあ」って思いました。
榎木:へえ、そういうものなの?
鬼頭:うん。自分でも食べられるかわからないけど、食べてみたいと迷っている時にこんなふうに言ってもらえたら心強いですよね。
榎木:僕は無理ですね。辛いものを食べるとお腹が痛くなっちゃうので(笑)。星空はすごいですね。
鬼頭:しかも星空くんも辛いものが得意じゃないのに、司のために言ってくれるなんて、素敵なだんなさんだなと思いました。
──榎木さんはいかがですか?
榎木:司が嫉妬してくれるシーンも結構あってよかったです。1話で、夜のお散歩中に、司から「かわいい子いなかった? 女子高生の魔力にやられてない?」と尋ねられて、司の両肩をつかんで真正面から「僕は君以外の女の子に興味ないんだよ!」と言ったシーンはよかったですね。
女の子はこんなこと言われたらきっと嬉しいのでは。僕も言われたいです(笑)。あと4話のAパートのラストのイチャイチャがすごいですね。「このやわらかい唇も、照れたほっぺも全部好き」「そっか、だんなさまは私のことが大好きなのね」って、もうバカップルですよね。
一同:(爆笑)
榎木:4話は「女子高編」の最終話ということで、よりブーストがかかっていて。
鬼頭:Bパートでも刃から「言葉で伝えるのが恥ずかしいなら態度で伝えたればいいんじゃないかしら?」と言われたことを司は想い出して。
その日の夜、星空くんに目をつぶらせて、いきなりキスをした後「とても重要なことなんだけど、あなたのお嫁さんはいつもよりかわいい下着をつけています」と言い出して。
榎木:攻めてるよね。
鬼頭:攻めてる(笑)。でも言った後、電気を消して「おやすみ」と寝てしまう司も、星空くんもドキドキしたまま、朝を迎えるという(笑)。
──その後の夜の公園で、司から星空に何度もキスしまくったシーンもすごかったです(笑)。そんなシーンの後、星空が見た夢や司のモノローグなど気になるシーンが続いて、気になったまま終わってしまいました。
鬼頭:日常の何でもないエピソードやイチャイチャが大半でしたが、たまに出てくる意味深なシーンや過去シーンがあるからこそ、続きが見たいと思わせてくれて。そのバランスが絶妙で、畑先生はすごいなと改めて思いました。
榎木:「女子高編」は4話でまとまるくらいで、配信でやるのにちょうどよかったかなと思います。続きが気になるので、あとは皆さんの応援次第ということで。
新キャラが増えて、謎も深まって、今後がより楽しみに!
──鬼頭さんは司としてED曲「ぐるぐるライブ」を歌われていますが、楽曲の印象やレコーディングで意識したことなどお聞かせください。
鬼頭:とてもかわいらしい曲だったので、司として歌うのは大変でした(笑)。キャッチーな曲で、ふと口ずさみたくなるし、「女子高編」でキャラクターがたくさん増えて、目まぐるしい感じになっているのも表現されていて、いい曲だなと思いながらレコーディングしました。
──改めて「女子高編」の見どころや注目ポイントのご紹介をお願いします。
榎木:女子高生たちがたくさん出てくることで、いつもの2人きりのイチャイチャとは違う空気感になっていますし、終始明るい雰囲気なので、気楽に見られると思います。
そして終盤には司の秘密や「輝夜って何者なんだろう?」などが描かれていて、ちょっと気になる感じで終わるので、きっと続きが気になると思います。
鬼頭:これまでずっと同じような日常が続いてきて、もしかしたら司と星空くんのイチャイチャもマンネリ化しかねないところで、この「女子高編」で、星空くんが女子高に行くことになって。
2人の関係や気持ちの変化に注目していただきつつ、司のかわいらしい嫉妬やいろいろなお洋服を着るところ、そしてちゃんと恥ずかしがるところも含めて(笑)、楽しんでいただけたら嬉しいです。
──では皆さんへメッセージをお願いします。
榎木:TVシリーズのシーズン2をできただけでなく、この「女子高編」でも4話もやらせていただけるとは思っていなかったので、とても嬉しかったです。新キャラもたくさん増えて今後どうなっていくのか、ますます楽しみになりました。
各配信サイトで配信中ですが、視聴回数がとても大事らしいので(笑)、もうご覧になってくださった方は何度でも、そして『トニカワ』をご覧になったことのないお友達やご家族にもオススメして見ていただければと思います。
ここからが原作的におもしろくなっていくので、ぜひアニメでまた演じたいので、応援よろしくお願いします。
鬼頭:シーズン2から計16話に渡ってご覧になってくださった皆さん、ありがとうございました。
シーズン1からここまで結構やってきたはずなのに、まだ解き明かされていない謎がたくさん残っているので、アニメで続きが見たいなと願っていますし、皆さんも「女子高編」のあの終わり方だとモヤモヤがずっと残り続けると思います(笑)。
まだまだ星空くんと司のイチャイチャや、周りのみんなのワチャワチャ、司の秘密など見ていただきたいので、続きができるように私たちも頑張りますし、『トニカワ』でまたお会いできることを期待しています。
アニメ「トニカクカワイイ 女子高編」作品情報
配信情報
<定額見放題サービス>
2023年7月12日(水)正午より先行配信開始、隔週水曜日更新
dアニメストア、U-NEXT、アニメ放題
2023年7月15日(土)正午より配信開始、隔週土曜日更新
ABEMAプレミアム、Hulu、FOD、DMM TV
<都度課金サービス>
2023年7月15日(土)正午より配信開始、隔週土曜日更新
Amazonプライム・ビデオ、Google Play™、ビデオマーケット
music.jp、クランクイン!ビデオ、バンダイチャンネル
2023年7月16日(日)0時より配信開始、隔週日曜日更新
J:COMオンデマンド、イッツコムオンデマンド、TELASA、milplus
放送情報
AT-Xにて2023年8月2日(水)より放送開始
毎週(水)22:30~23:00 リピート放送:毎週(金)10:30/(火)16:30
イントロダクション
中学時代の恩師である柳先生の頼みで高校のプログラムの授業を任されることになったナサ。その着任先は、なんと女子高だった。青春無限大な女子高生たちに囲まれるナサに、冷静を装いつつも内心落ち着かない司。
移り気な彼氏、密かに憧れるあの人への想い、プログラムでは解けない恋愛相談の数々――ナサは恋の数式を解けるのか!? 全世界にカワイイとトウトイを拡散した大ヒットシリーズ、女子高を舞台に贈る完全新作エピソード全4話!
▼キャスト
由崎司:鬼頭明里
由崎星空:榎木淳弥
有栖川 要:芹澤 優
有栖川 綾:上坂すみれ
月光輝夜:佐倉綾音
白銀刃:長江里加
都 春:林 鼓子
宇佐美潮:羊宮妃那
紅 蛍:松田彩音
犬養葉加瀬:上田 瞳
二子玉ジェシー:前田佳織里
▼スタッフ
原作:畑健二郎(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:博史池畠
シリーズ構成:兵頭一歩
キャラクターデザイン:佐々木政勝
プロップデザイン:岩畑剛一・鈴木典孝
色彩設計:歌川律子
美術監督:渋谷幸弘
美術設定:中島美佳・益田賢治
撮影監督:芹澤陽香
3DCG監督:山崎宏平
特殊効果:福田直征
編集:関一彦
副監督:須藤典彦
音響監督:本山 哲
音楽:エンドウ.
アニメーション制作:Seven Arcs
製作:トニカクカワイイ製作委員会
オープニングテーマ「plan」早見沙織
エンディングテーマ「ぐるぐるライブ」由崎司(CV:鬼頭明里)
【アニメ「トニカクカワイイ」「トニカクカワイイ ~SNS~」「トニカクカワイイ ~制服~」「トニカクカワイイ(シーズン2)配信情報】
dアニメストア、FOD、U-NEXT、ほか各配信サービスにて配信中
TVアニメ「トニカクカワイイ」公式サイト:tonikawa.com
TVアニメ「トニカクカワイイ」公式Twitter:@tonikawa_anime #トニカクカワイイ
©畑健二郎・小学館/トニカクカワイイ製作委員会