夏アニメ『ライザのアトリエ』放送開始直前！のぐちゆり（ライザ役）×大和田仁美（クラウディア役）×寺島拓篤（レント役）×近藤唯（タオ役）座談会｜声優陣が感じたこれまでの「アトリエ」シリーズとは違う『ライザ』ならではの魅力とは

師匠たちのアフレコは印象的でした。「たる」や「うに」もお楽しみに！

――ゲームは1人ずつの収録なので、アニメで初めてほかの方と一緒に収録できたそうですが、アニメのアフレコで印象的だったことをお聞かせください。

のぐち：アニメでは、ゲームで出てきた言葉を久しぶりに言うじゃないですか。アンペル役の野島（裕史）さんは、ライザの師匠ですから難しい言葉をたくさん言うんですね。そうしたら、「あのとき（ゲームの収録時）は何度も何度も言っていたから、スラスラ言えたけど、久しぶりだと言えなくなってる！」とおっしゃっていて。そういうのを間近で聞けるのも一緒に録るからこそですし、師匠役の野島さんの温度感を感じることができて嬉しくなりました。

大和田：野島さんはムードメーカーな感じで現場を盛り上げてくださっていたよね。途中まではアフレコが別録りだったんですけど、途中からは全員ではないですけど結構みんなで揃って録ることができるようになって。そのときの盛り上がりは忘れられないです。

近藤：久しぶりにあの人数でマイク前に立ってお芝居したからね。

大和田：マイクワークをする久しぶりの現場が『ライザ』でよかったなって。

寺島：楽しかったよね。僕も毎回行くのが楽しみで。

のぐち：お祭りみたいだったよね。リラ役の照井（春佳）さんも印象的でした。リラは無口というかクールな感じなんですけど、テストをしたあとの休憩時間に、照井さんは笑いが止まらなくなるときがあって。「あははは」「んふふふ」って急に笑い出すから、どうしたのか聞いたら、「（笑いながら）な、なんでもないの」ってなにか抑えきれない感じで。

大和田：照井さんのギャップはすごいよね。

のぐち：本当に。マイク前に行くと「（クールに）レント……」となるのに、終わった瞬間（普段の）照井さんなので、そのギャップが面白かったです。「なんでもないです」って言われても、絶対何かありますよねって。

近藤：逆に何かあって欲しい（笑）。

のぐち：確かに。でも、何があったのかは、絶対答えてくれなかった（笑）。

大和田：思い出し笑いとかしていたのかな？そんな不思議な師匠たちです（笑）。

――話を聞いていると、和やかでとてもいい現場みたいですね。

寺島：いい現場でしたね。スタッフさんたちも本当に優しくて。誕生日に近いときの収録では、色紙をいただいたんですよ。

のぐち：そうですね。ちょうど、私と寺島さんの誕生日の間ぐらいのタイミングで収録があって。すごく愛のある現場でした。

寺島：のぐちが好きなものを差し入れしてくれてね。

のぐち：そうなんです。あんバターを差し入れしてくだったんですよ。今日（インタビューをした日）もいただきました（笑）。

――先ほど、セリフに関する話がありましたけど、「アトリエ」シリーズを知っている人なら「うに」や「たる」といった単語がアニメでも聞けるのか気になっていると思います。

寺島：エッセンスとして、ちゃんとあったよね。

のぐち：ありました。

寺島：「たる」は、アンペルさんとのとあるシーンで出てくるよね。

のぐち：あのときのリアクション、すごくこだわったんですよ。アンペルさんは、アニメでかなりお茶目さが出ていると思います。

近藤：ビックリしました（笑）。

寺島：「うに」は序盤に出てくるかな。

大和田：こちらも、さりげなくエッセンスとしてね。楽しみにしてもらいたいです。

――最後に、今後の展開で望むことをお聞かせください。のぐちさんはゲームの初期の生配信で「アニメ化して欲しい」と言っていて、それが現実になったわけですが。

大和田：Blu-rayの特典とかで、スピンオフのショートストーリーみたいなのものがあったらいいよね。

寺島：それもいいなぁ。でも今からだと流石に間に合わなそうだけど（笑）。

のぐち：夏といえば『ライザ』と世間がなってくれたら。

大和田：TUBE（チューブ）みたいな？（笑）

寺島：すごいな。サザン、TUBE、ライザ！

近藤：そこに食い込むの!?（笑）

のぐち：言うだけはタダですから（笑）。

［取材・文・写真／千葉研一］

TVアニメ『ライザのアトリエ〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』作品情報

あらすじ

周りを湖に囲まれたクーケン島にあるラーゼンボーデン村。ロテスヴァッサ王国の辺境にあるこの村では、穏やかな時間が流れている。

そんな刺激が少ない村での暮らしに活力を持て余していたのは、平凡で特徴がないことが特徴の少女、ライザ。「あーあ。何か面白いことないかな。」窮屈で退屈な村、そこに身を置く“なんてことない農家の娘”である自分に不満を抱いていたライザは、ある日、幼馴染みのレントやタオとこっそり小舟に乗り込み、島の対岸へはじめての冒険に出かける。

そこで出会ったのは、“錬金術”という不思議な力を使う一人の男だった。その力に魅せられたライザは、錬金術を教えてほしいと頼み込む。“なんてことない農家の娘”から“錬金術士”へ。これまでの遊びとは違う、自分たちだけの“ひと夏の冒険”が始まる――。

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