夏アニメ『好きな子がめがねを忘れた』オーイシマサヨシさん(ED主題歌アーティスト)×伊藤昌弘さん(小村楓役)×若山詩音さん(三重あい役)インタビュー|それぞれのめがねに対する想い
2023年7月よりTOKYO MX、MBS、BS朝日にて放送がスタートするTVアニメ『好きな子がめがねを忘れた』。奥手な中学生男子の小村くんは、めがねをかけた隣の席の女の子、三重さんのことが好き。何度もめがねを忘れてしまうド天然女子・三重さんを、隣の席の小村くんがサポートするのだが、何かと距離が近すぎる三重さんに、いつもドキドキさせられてしまう……。
そんなピュアな2人の関係にドキドキさせられるラブコメディのED主題歌では、小村くんと三重さんが、3次元のオーイシマサヨシとコラボし、歌を歌っている! 「メガネゴーラウンド」を歌うスペシャルユニット・マサヨシがめがねを忘れた(小村くんと三重さんとオーイシマサヨシ)の3人、オーイシマサヨシさんと小村楓役の伊藤昌弘さん、三重あい役の若山詩音さんに、アニメのこと、そして主題歌のことを聞いた。
3人それぞれのめがねに対する想いを聞く
――皆さんは、普段めがねは掛けているのですか?
伊藤昌弘さん(以下、伊藤):僕はめがねを掛けてます。
若山詩音さん(以下、若山):私も普段は時々めがねで、目もまぁまぁ悪いです…。中学の頃からめがねは掛けていたんですけど、実はその頃はそんなに目は悪くなくて、めがねへの憧れだけで、親に「最近見えづらいんだよね」みたいな感じでアピールをして、買ってもらいました(笑)。ただ、高校に入ってからは、本当に黒板が見えなくなってきたので、ちゃんと掛けるようになったんですけど。
オーイシマサヨシさん(以下、オーイシ):でも、憧れでめがね掛けてみたくなる気持ちはわかりますね。僕は、仕事のときだけめがねを掛けてて、今も、めちゃ裸眼ですからね(笑)。視力も2.0あるので、対照的だなって思いました。僕は仕事のギアを入れるためというのと、キャラを作るためにめがねを掛けているので、めがねへの憧れはすごくわかります。
若山:ただ私、普段は裸眼でいるときが多いので、駅で「ここはどこの出口だ?」みたいになってることは多いんですけどね……。
オーイシ:それは、リアル三重さんだ(笑)。
若山:めがねを掛け忘れてます。
――伊藤さんは?
伊藤:僕がめがねを掛けるようになったのはここ2~3年で、そんなに目も悪くないんですけど、実は実家がめがね屋なんですよ。
オーイシ:えー!!!(笑)。実家がめがね屋って、この作品に選ばれるべくして選ばれてるやん!
伊藤:親が「このめがねいいでしょ」って、見せてくれるんですけど、ずっと目が悪くないので掛けられなかったんです。でも、僕も「なんか目が疲れるわ」「乱視かな?」とか言って、無理やり作ってもらうようなことをしていました。
オーイシ:まぁ、わざと目を悪くする必要はないんですけどね(笑)。でも、伊藤くんの実家がめがね屋なのは衝撃的だなぁ。
若山:私もそれを一週間前くらいに聞いたんですけど、オーディションのときも言ってなかったんですよね?
伊藤:言ってなかったです。
オーイシ:じゃあめがね屋忖度もなかったんだ(笑)。でも、めがねって、何でかっこいいって思うんだろうね。
若山:私はおしゃれに見えたんですよね。めがねを掛けているほうが。あと目が悪いって言うと、今まで何を頑張ってきたのかな?とか、その背景が気になっちゃったり。勉強のし過ぎなのかな?とか。一瞬で深みが出るような感じがするんです。
オーイシ:ゲームのやりすぎとかね。
――本の読みすぎとかもありますね。
オーイシ:顔に乗せられるアイテムとしては、めがねが最大じゃないですか。そういう意味で、キャラクターを彩ることができるアイテムだと思うんです。僕も、オーイシマサヨシとして、めがねを掛け始めて10年くらいになりますけど、これじゃないと獲得できなかったキャラクター性ってあると思うんです。今でこそ、アニソン界で、距離感の近い歌のお兄さんみたいな感じになっているけど、それもめがねの効果なのかなって思ったりするんです。それでイジってもいいのかなって思ってくれたりするし。
――デビュー時から見ていますが、オーイシさんの親しみやすさはめがねで上がったと思います! あと、めがねを掛けてるときと掛けてないときのギャップに萌えたりもしますよね?
オーイシ:あれはずるいよね!
若山:それって、男性にも女性にもありますよね。いつも掛けている男性が外しても、すごく印象が変わるから。
――確かに! 伊藤さんは、めがねのどこがカッコいいと思いますか?
伊藤:めがねっていろいろな素材があるじゃないですか。軽かったり、ぐにゃんぐにゃんに曲がったりするのとかもあるけど、僕は昔から、何故かべっ甲が好きなんです。
オーイシ:へ~。
伊藤:ギターのピックガードでもべっ甲ってあるじゃないですか。それも好きで。なので僕、べっ甲フェチなのかもしれないなって思いました。あの硬すぎない、でもルーズすぎないところが良いんですよね。
オーイシ:知らんがな! 素材の話をしだしたから、てっきり「もう、めがねを売りに来てるのか!?」って思ったけど(笑)。
――まさか素材の話になるとは思いませんでしたが(笑)、今回はTVアニメ『好きな子がめがねを忘れた』のED主題歌「メガネゴーラウンド」を歌うスペシャルユニット“マサヨシがめがねを忘れた(小村くんと三重さんとオーイシマサヨシ)”の3人として登場いただいています。ED主題歌の話が来たときは、どう思いましたか?
オーイシ:もともと話をいただく前から原作は読んでいて、大好きな作品だったので光栄でした。ついに来たか!と(笑)。しかもオファーのときから、次元を超えたユニットというか、二次元のキャラである小村くんと三重さんに、三次元のオーイシがコラボするという話はあったんです。なので、オファーをいただいた時からうまく次元を超えられるようなユニット・楽曲にしたいなって思っていました。
この原作は日常という名のファンタジーだと思っていて、小村くんと三重さんを見守るようなところがあると思うんですけど、その視点は大事にしたくて、2人の恋の行方、気持ちの揺れ動きみたいなものを、ストーリーテラーであるオーイシマサヨシが、一応視聴者代表という感じで見守る。そんな体で楽曲の中に入れたらなと思ったので、そういう構図はすぐに想像できました。
――当然、これまでにない作り方になりますよね?
オーイシ:そうですね。なかなか次元は超えないですから(笑)。マサヨシに耐えられるのかな? めがね割れへんかな?って思いました。
――でも、これもめがねが繋げた縁だったんですね。
オーイシ:それはあったみたいですね! アニソン界のめがねと言えばオーイシだろうと。なので、めがねを掛けてて良かったと思いました。