カップリング曲と合わせて「恋する人の背中を押せる1枚に」──NEWシングル「Please, please!」大橋彩香さんインタビュー 表題曲は自身も愛姫役で出演する『政宗くんのリベンジR』OP主題歌!
大橋彩香さんの12枚目のシングル「Please, please!」が2023年7月26日発売! この7月にスタートした6年ぶりのTVシリーズ『政宗くんのリベンジR』のOP主題歌で、1期の「ワガママMIRROR HEART」に引き続いて、大橋さんがOP主題歌を担当。
大橋彩香さん演じるヒロインの愛姫の政宗への熱い想いを、熱く激しく歌ったラブソングで、カップリング曲の「LITTLE・LOVE・GHOST」もアッパーでポップなラブソングになっています。
大橋彩香さんに、シングル「Please, please!」のご紹介と『政宗くんのリベンジR』の見どころ、8月6日にアーティスト活動9周年&10年目に突入ということで感想や今後の目標など語っていただきました。
まさかだった『政宗くんのリベンジ』の復活!
──アニメ『政宗くんのリベンジ』のTVシリーズが約6年ぶりに制作が決まった時の感想をお聞かせください。
大橋彩香さん(以下、大橋):正直、TVシリーズの続きはもうないのかな? と思っていたので、第2期が決まった時はとても嬉しかったです。
でもアニメの続きをやりますよと直接聞かされたわけではなく、私のアーティスト活動の今後の予定表に『政宗くんのリベンジ』と書かれていたリ、アフレコのスケジュールが急に押さえられていたりして知りました(笑)。
そして4月1日のエイプリルフールにSNSで正式に発表されたのを見て「本当にやるんだ」と。そしてもしアニメの続きがあったら今度もOPは絶対に歌いたいと思っていたので、今回もまた歌わせていただけて良かったです。
──久しぶりの収録はいかがでしたか?
大橋:まだコロナ禍だったので、収録は最大4人で、最終回が終わっても声を聞いたことがないキャラもいて、PVで「こんな声だったんだ」と知ることもありました(笑)。
──新シリーズ『政宗くんのリベンジR』の見どころや注目ポイントのご紹介をお願いします。
大橋:前回、文化祭で終わったと思ったら、今度は急に修学旅行先のフランスから始まって。新キャラのミュリエル・ベッソンちゃんの登場によって、愛姫と政宗の関係にも刺激が加わったり、1期にもいた雅宗兼次がより深く介入してきたり。
人間模様がどんどん複雑になっていくので、ただの恋愛ものでもリベンジでもない展開になっていきます。もはや毎回がクライマックスみたいな感じなので、毎週楽しみにしながら見ていただけたらと思っています。
──1期がハッピーエンドっぽい終わり方だったのに、またハラハラどきどきが毎回やってくるんですね。
大橋:『政宗くんのリベンジ』はそういうことが多いんですよね。幸せのように見えたが……みたいな(笑)。
いま連載しているマンガ(『政宗くんのリベンジ-engagement-』一迅プラス『comic HOWL』連載中)もハッピーエンドだった原作11巻のラストのハッピーエンドからトンデモないことになって。「そういうことよくするよね」と思いながら毎回楽しく読ませていただいています。
「神曲来たな」
──『政宗くんのリベンジR』のOP主題歌「Please, please!」を初めて聴いた時の印象はいかがでしたか?
大橋:「神曲来たな」と思いました。1期のOP主題歌「ワガママMIRROR HEART」の時と違って、Kanata Okajimaさんに作っていただいていますが、「ワガママMIRROR HEART」を踏襲したサウンド感になっているのと同時に2期での愛姫の心情も表現されていたので、しっかりと『政宗くんのリベンジR』の主題歌になっていると思えて、嬉しくなりました。
またかわいいタイトルなのにサウンドがハードなので、驚いた方も多いかもしれませんね。そのギャップもいいんじゃないかなと思います。
──アッパーなサウンドで、ボーカルの力強さやカッコよさも感じました。
大橋:1期から年月も経ち、声の若さが少しとれた分、パワーが出たのかなというのもあるし、このシリーズの愛姫ちゃんは1期の時よりも悩んだり、困惑することが多いので、うつうつとした気持ちをのせながら歌わせていただきました。
かわいさやカッコよさもあるし、エモーショナルさもあるので、この曲もたくさんの方に愛していただけるんじゃないかなと思っています。
──熱烈なラブソングなのに、「恥ずかしいこと 言わせないでよ 大切なことはキミからでしょ?」とか、「ドキドキさせないで ワクワクしちゃうでしょ」上から目線なところは愛姫らしいですね。
大橋:語気がちょっと強めですよね。それでいて、いじらしい感じもあって。あと人間模様が複雑でバチバチしているところにもつながっているかも。
OP映像も1期の時とは違って、キャラがせつない表情をしているシーンも多くて、一波乱ありそうな予感も感じさせて、強そうなだけでなく、せつなさもあるところも『政宗くんのリベンジR』らしいかなと思います。
──レコーディングでは、どんなことを意識されて望まれたのでしょうか?
大橋:最初はカッコよさ一択で歌いましたが、「かわいさもあったほうがいいよね」と。2期の愛姫さまは、残虐姫っぽいシーンがあまりなく、かわいらしかったり、いじらしい面がたくさん見られるので、かわいさ要素も意識しながら歌いました。
──お気に入りのフレーズを挙げるとすれば?
大橋:サビで何度も出てきますが、「ねぇキミがいなきゃ私じゃないの…」と歌った後に「どうしてくれるの」というのがいいなと思いました。
普通ならこうならないと思うし、私もそのすごさに圧倒されました。「愛姫さま、カッコいい!」って(笑)。政宗の首根っこをつかんでいる姿も想像できて好きなフレーズです。
──サビはその歌詞の前の「そばにいてよ お願い 一生のお願い!」から始まっていて、すごくキャッチーで耳に残るし、つい口ずさみたくなるんですよね。
大橋:そうですね。メロディも含めて、レコーディング前に予習のために聴いたらすぐに覚えられたくらいで。
聴けば聴くほど好きになるし、もしかしたら最初に聴いた時よりも、20回くらい聴いた後のほうがより好きになってしまうほど、ずっと聴いていられる楽曲だなと感じました。皆さんにもぜひ聴いた後、カラオケにチャレンジしていただきたいです。
──去年11月に公開された第2期の第一弾PVの中で「Please, please!」が流れていたのでかなり反響もあったのでは?
大橋:「またOPを担当してもらえて嬉しいです」とか「神曲来たっ!」など、たくさんの反響をいただきました。そして今年の5月のワンマンライブで披露した時はやっとフルで聴いていただけるということで「お待たせしましたっ!」みたいな気持ちで歌わせていただきました。
皆さんもすごく盛り上がってくださって、手応えも感じました。これから先もいっぱい歌っていくと思うし、ダンスもあるので、皆さんも一緒に踊って楽しんでいただけたらいいなと思っています。
ちょっと脳トレっぽいところは、MVを何度もスロー再生していただいて、ハートマークを作る振りもぜひ(笑)。
──「Please, please!」のMVのコンセプトや、撮影時の裏話などお聞かせください。
大橋:好きな男の子ができて、乙女チックになっている女の子の姿を、いろいろなシチュエーションで表現したMVになりました。
カラオケで愛を歌ったり、クッションの中をまき散らしたり、マネキンに向かって怒鳴り散らしてみたりとか、いろいろなシチュエーションで撮影できて楽しかったです。
──カラオケで歌うシーンでは、カラオケの映像の中にも彩香さんがいて。まさに本人出演カラオケですね。
大橋:なかなかおもしろいシチュエーションで、私もノリノリで歌わせていただきました。
──カット数も通常のMVよりもかなり多いですね。
大橋:たぶん全部撮り切れなかったんじゃないかなというくらい、最初に撮りたいものリストが山盛りで。
「大橋さんの楽しいカットを出来るだけ、たくさん撮りたいです」と言っていただいて、時間が許す限りたくさん撮っていただきました。撮影チームの皆さんの熱意や愛情をすごく感じて嬉しかったです。
──1コーラス目では笑顔の彩香さんがたくさんいて、楽曲から感じた強め女子の感じからまた印象が変わった気がします。
大橋:ファンの皆さんも私が笑顔でいるMVが好きだと思うので、皆さんが好きな大橋彩香の姿がたくさん詰まっているんじゃないかなと思います。