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『呪術廻戦』五条悟・虚式茈(きょしきむらさき)考察

『呪術廻戦』五条悟最強の理由のひとつ・虚式茈(きょしきむらさき)とは? 反転術式、術式反転などの設定から、どんな技なのかを考察

『呪術廻戦』に登場する最強の呪術師・五条悟。無下限呪術をベースに領域展開「無量空処」、そして虚式「茈」(きょしきむらさき)など、圧倒的な強さを誇る能力で多くのファンを魅力しています。

ただ「格好良いけど……具体的に何が起こっているの?」と思っている方もいるのではないでしょうか。特に虚式「茈」は発動のために複数の手順を踏んでおり、仕組みが少しだけ複雑です。

そこで今回は、TVアニメ第2期「懐玉・玉折」で活躍中の五条が持つ能力について紐解きつつ、虚式「茈」という技の仕組みをじっくりと解説していきます! 

※本記事の内容にはライターの解釈・考察が含まれます。

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呪術廻戦 懐玉・玉折
最強の2人 戻れない青い春2018年6月、両面宿儺を己の身に宿した虎杖悠仁。2017年12月、祈本里香の呪いを解いた乙骨憂太。そして更に時は遡り2006年(春)—。高専時代の五条悟と夏油傑。呪術師として活躍し、向かうところ敵のない2人の元に、不死の術式を持つ呪術界の要・天元からの依頼が届く。依頼は2つ。天元との適合者である“星漿体(せいしょうたい)”天内理子、その少女の「護衛」と「抹消」。呪術界存続の為の護衛任務へと赴くことになった2人だが、そこに伏黒を名乗る“術師殺し”が“星漿体”の暗殺を狙い介入する…。後に最強の呪術師と最悪の呪詛師と呼ばれる五条と夏油、道を違えた2人の過去が明かされる―。作品名呪術廻戦懐玉・玉折放送形態TVアニメシリーズ呪術廻戦スケジュール2023年7月6日(木)〜2023年8月3日(木)MBS・TBSほか話数全5話キャスト五条悟:中村悠一家入硝子:遠藤綾夏油傑:櫻井孝宏天内理子:永瀬アンナ伏黒甚爾:子安武人庵歌姫:日笠陽子冥冥:三石琴乃夜蛾正道:黒田崇矢黒井美里:清水理沙孔時雨:安元洋貴灰原雄:梶原岳人スタッフ原作:「呪術廻戦」芥見下々(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)監督:御所園翔太シリーズ構成・脚本:瀬古浩司キャラクターデザイン...

目次

まずは反転術式と術式反転の違いから

まずは虚式「茈」(きょしきむらさき)を理解するために前提となる4つの要素を紹介します。

術式

『呪術廻戦』に登場する一般的な呪術師たちは、負の感情から漏れ出すエネルギー・呪力を用いて戦います。術式とは、呪力を流し込んで発動する能力です。このように負のエネルギーを巡らせる行為を、作中では「順転」と呼んでいます。

五条の「無下限呪術」のように、その多くは生まれながらにして肉体に刻まれており、呪術界で家柄や才能が重視される理由の一つと言えるでしょう。

*POINT:術式とは?
術式とは、負(ー)のエネルギー(=呪力)を流し込んで発動する能力

無下限呪術&六眼(りくがん)

五条家相伝の無下限呪術を端的に言えば、物体を収束させ続ける力です。無下限の中で、あらゆるものは彼に近づくほど減速し、永久に到達することができません。

効果としては、「バリア」のようなものと言えます。

五条悟はこの術式に加え、呪力を見通し、微細な操作を可能にする才能・六眼(りくがん)を持っており、このふたつを併せ持つことは極めて稀です。

*POINT:無下限呪術&六眼(りくがん)とは?
五条家相伝の術式。近づくものを減速させる「バリア」のようなもの。

五条悟はこの術式に加え、呪力を見通し、微細な操作を可能にする才能・六眼(りくがん)を併せ持つ。

反転術式

負(マイナス)から生み出される呪力は、主に呪霊などの呪いを払う行為(祓除)に使われます。反転術式は負(マイナス)のエネルギーである呪力同士を掛け合わせ、正(プラス)のエネルギーを生み出すテクニックです。

これにより、本来攻撃への適性しか持たない呪力を肉体の回復などに使用できます。ちなみに極めて感覚的なコツを掴む必要があるため、誰でもできるものではありません。

*POINT:反転術式とは?
反転術式とは、「負(ー)のエネルギー ✕ 負(ー)のエネルギー = 正(+)のエネルギー」とする技術

術式反転

術式に通常の呪力ではなく、反転術式で作り出した正(プラス)のエネルギーを流し込み、術式の効果を反転させる技術が術式反転です。

反転術式と似た表記で戸惑った方も多いと思います。「術式反転を行うためには、反転術式が必要」と覚えておけば、混乱しにくくなるはず。

*POINT:術式反転とは?
術式反転とは術式に正(+)のエネルギー(=反転術式)を流し、効果を反転させる技術

術式順転「蒼」&術式反転「赫」は無下限呪術の応用

次に先述の内容を踏まえて、無下限呪術を派生させた攻撃・術式順転「蒼」&術式反転「赫」について解説します。

術式順転「蒼(あお)」

術式順転「蒼」は、無下限呪術の強化版です。術式にさらなる呪力を流し、収束させ続ける力を引き寄せる力にまで高めています。

*POINT:術式順転「蒼(あお)」とは?
術式順転「蒼」は、無下限呪術を強化した引き寄せる力

術式反転「赫(あか)」

対して、術式反転「赫」では収束の力をひっくり返し、弾く力を生み出しているのです。反転術式で生み出した正のエネルギーを無下限呪術に流し、術式反転。「無限の発散」と形容されるほど、絶大な破壊力を持つ一撃を放ちます。

まとめると無下限呪術を呪力で強化した攻撃が術式順転「蒼」(引き寄せ)、正のエネルギーで性質を変化させた攻撃が術式反転「赫」(弾き)です。

*POINT:術式反転「赫(あか)」とは?
術式反転「赫」は無下限呪術を反転させた弾く力


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