アニメ

2023-07-25 12:00

ツンデレと思いきや……エロデレ!?　エロティックファミリーの名にかけて！　アニメ『てんぷる』ミア・クリストフ役・朝日奈丸佳さんインタビュー【連載第2回】

ツン要素は第3話までに摂取していただければ

──第3話までで印象深いシーンはありますか？

朝日奈：第1話でやまとなでしこを「野沢雅子」と書いていたところです。あれは……良いんでしょうか？（笑）

原作だと「黒柳徹子」でしたけど、台本を読んだら野沢雅子さんになっていて。しかも、厳しい声優業界を生き抜くためにはこうありたいね、と自分にグサグサ刺さるセリフまであって（笑）。

──（笑）

朝日奈：でも、こういうアニメならではのちょっとした改変も楽しいなと思いました。

──印象に残っているセリフはありますか？

朝日奈：「去勢してもらうわ」ですね。このセリフはミアを演じる上で重要視していて。

──重要視ですか？

朝日奈：地上波で流せるのか？と（笑）。強い口調だったのでよりインパクトが残っていますし、ミアの男嫌いを象徴とするセリフだと思いました。

──こんな怖いセリフは今後出ないかもしれませんね？（笑）

朝日奈：第3話で終わりですね。第4話以降は赤神と共闘したりするので、ツン要素は第3話までに摂取していただければと思います（笑）。

──お気に入りのキャラクターを教えてください。

朝日奈：海月とにゃごすけのセットです！　第1話のにゃごすけに対する海月の接し方をみて「大事にしているんだな」って。

──癒し担当ですね。

朝日奈：にゃごすけはアニメの中だとなんにも言及されていない謎の生き物でありながらも可愛いんです。もっと出てきてほしいですし、このコンビを見守りたいと思っています。

──海月はほかのヒロインたちとは立ち位置が異なりつつも重要なキャラクターですよね。

朝日奈：海月にアタックしたら怒られちゃいます（笑）。でも大人ぶってるのも可愛いですよね。無口キャラっぽいですが、全体を通して見ると、明るい女の子だと思いますし。

──たしかに。

朝日奈：明るく穏やかな気質を内に秘めているなと思います。

エロティックファミリーの一員としてエロくなくては

──演じるにあたってのポイントを教えてください。

朝日奈：ミアは強い言葉を使うので、声の張りをすごく意識していたと思います。加えて、恥ずかしがったり悔しがるときもありますが、強い言葉を使っているときとのギャップに繋がれば良いなと思ったので、弱い部分と堂々とした部分の両方を大事にしました。

──第3話は演技の方向性が変わるターニングポイントだったんじゃないかなと思いました。

朝日奈：そうですね。第4話以降はポカーンとしたギャグ顔が多くなるんですよね。

──前半は鬼の形相だったのに……。

　
朝日奈：それが目をまん丸にして口を開けっ放しにするようになって（笑）。演じる身としても、自然と同じ顔になっちゃうんですよ。

──へぇ！

朝日奈：（ポカーンとした顔で）こんな感じです。最初は腰に手を当てて演じていたんですけど、途中からフニャッとしています（笑）。ミアにとってはそれだけ第3話の出来事は大きなものでしたし、張り詰めていたものが解けたきっかけになったんだと思います。

──ミアと一緒に変わっていったんですね。

朝日奈：そうですね。二人三脚で演じています！

──全体を通してディレクションなどはありましたか？

朝日奈：英単語を流暢に、ネイティブっぽく喋るようにディレクション頂きました。現場ではミア語と呼ばれてましたね。あと、吐息とか寝息に気をつけていて。ミアって一番エロに近い存在じゃないですか（笑）。

──そうかもしれないです（笑）。

朝日奈：エロティックファミリーの一員としてエロくなくてはと（笑）。だから吐息ひとつとってもリッチ度を高くしたいなと思いました。

──甘くするイメージですか？

朝日奈：第3話だと、甘くしつつ、より抗っているようなイメージですね。ミアの内から湧いてくるものを大事にしました。

煩悩には抗わない！　人はいつか還るのだから

──作品にちなんで、煩悩に悩んでいることは……。

朝日奈：あります！

──即答ですね（笑）。

朝日奈：煩悩だらけです（笑）。私はお昼寝が好きで、とにかく寝ていたくて。人間、なんで朝から夜まで起きていられるのか不思議ですし、皆もお昼寝時間をとるべきだと思っています！

──そうしたいです……（笑）。

朝日奈：猫を飼っているんですけど、お昼寝できるときは一緒に日差しを浴びながらお昼寝しています。でもこれも煩悩なんでしょうかね。睡眠欲……。

──3大欲求ですね。

朝日奈：そうですね。あとは、いつもお洋服を買いたい！と思っているんですけど、買い物中、仲の良い店員さんに「同じ色の持ってるでしょ！」と言われるんです（笑）。

──それは余程ですね（笑）。

　
朝日奈：「あれも持ってるでしょ？　これも持ってるでしょ？」みたいに（笑）。

──店員さんに欲を抑えてもらうとは……！　では欲には抗わないタイプなんですね。

朝日奈：そうですね、人はいつか還るのだから……！　今のうちに資産は全部使っておこう、という気持ちですし（笑）、着たいときに着たい服を着ることが私の人生の楽しみです。これは煩悩ですか？

──もはや生き様と言ったほうが良いかもしれません。

朝日奈：ある種の悟りかもしれませんね（笑）。墓にお金は持っていけないですから！

──（笑）。最後に放送を楽しみにされている方へメッセージをお願いします。

朝日奈：第3話放送後ということで、皆さんのミアの印象が大きく変わったんじゃないかと思います。第4話以降はこの調子ですので、ツンが足りないという方は第3話までを見返してください（笑）。第4話以降はエロデレが暴走しつつも、赤神と良いコンビを築いていきます。赤神とのコンビ、そしてカグラとの関係にもぜひ注目してください！

──ありがとうございました。

[インタビュー MoA]

アニメ、VTuber、TCGが好きなアラサー男子。執筆、撮影、動画制作などやっています。

この記事をかいた人

MoA: アニメ、VTuber、TCGが好きなアラサー男子。執筆、撮影、動画制作などやっています。

担当記事

TVアニメ『てんぷる』作品情報

2023年7月8日（土）放送開始！

放送情報

TOKYO MX：7/8より毎週土曜25：30～
BS11：7/8より毎週土曜25：30～
MBS：7/8より毎週土曜27：08～
AT-X：7/9より毎週日曜22：00～
BS日テレ：7/14より毎週金曜23：30～
HTB：7/10より毎週月曜26:25～

配信情報

dアニメストア：7/8より毎週土曜24：00～地上波先行配信
DMM TV：7/8より毎週土曜24：00～地上波先行配信
U-NEXT：7/13より毎週木曜24：00～
Lemino：7/13より毎週木曜24：00～
その他配信サイトでも順次配信
※放送・配信日時は変更になる可能性があります。

イントロダクション

そうだ、出家しよう！

女たらしの家系として知られる赤神家を疎んじて勉強とバイトに明け暮れる日々を過ごしていた赤神明光は、ある日偶然出会った少女、蒼葉結月に一目惚れしてしまう。

以来すっかり煩悩の波に飲み込まれてしまった明光は、自らの血に抗い、ストイックに生きるため寺へ入るが、なんとそこは美少女だらけの尼寺だった！！

キュートな三姉妹＆W居候美女との青春お寺ラブコメ、開幕！

スタッフ

原作：吉岡公威（講談社「コミックDAYS」連載）
監督：古賀一臣
キャラクターデザイン：勝又聖人
シリーズ構成：香椎葉平
プロップデザイン：たかはしなぎさ、小倉典子
色彩設計：長岡柚衣
美術監督：小島俊彦
撮影監督：堀川和人
編集：渡辺直樹
音響監督：阿部信行
音響効果：鈴木潤一朗
音楽：印南俊太朗
アニメーション制作：月虹