音楽
FLOWと念願の共作を果たしたMADKID 8th SGインタビュー

一歩踏み出すことで楽しい世界が待っていると伝えたい。憧れのFLOWとの共作エピソード――MADKID 8thシングル『One Room Adventure』インタビュー

ダンスは今までの楽曲のレベルを超える難しさ。でもあえてチャレンジするのがMADKID!

――曲のスピードが速くて、歌詞を見ながら聴いていたら、1番のAメロから歌詞を見失ってしまいました(笑)。

YOU-TA:歌うのも大変ですが、ダンスは今までのレベルを大幅に超える難しさでした。振りも速いし、多くて。最初はすごく混乱しましたが、みんなで頑張ったかいあって、お見せできるパフォーマンスができるようになったと思います。

――激しく踊りながらこんなスピードチューンを歌えるなんてすごいですね。この曲は特にアニソンやOP曲として珍しい、かなりの速さで、歌声にもしっかり熱やエモさがあって。

YOU-TA:普通だったらタイアップでこんなに速い曲はやらないでしょうね(笑)。タイアップ曲を担当することが増えてくると、激しい曲を作って、パフォーマンスする機会も自然と増えてきて。でもこんなチャレンジをするのも僕ららしいのかなって。

――皆さんそれぞれのお気に入りのフレーズやポイントをお聞かせください。

KAƵUKI:僕が歌っているところですが、サビの「側に最高の仲間が居るから」が特に気に入っています。誰でも支え合える家族や仲間がいると思いますが、僕にとってはこのメンバーのことであり、メンバーのことを思い浮かべました。

SHIN:僕も自分が歌っているフレーズで、「そんな時はきみの事を支えるよ だからBelieve me ドアを開け飛び出そう」です。アニメにも通じる部分もあるし、一歩を踏み出すための勇気を与えられる言葉になるんじゃないかと思って、聴いてくれる人にしっかり届けようという気持ちで歌いました。

YUKI:2番の「“自分”に縛られちゃ何も出来ないさ」が好きです。知らず知らずのうちに「できない」とか「やりたくない」という壁を作ってしまいがちで、特に年齢や経験を重ねていくとそうなってしまう気がするんです。だからこの歌詞を見ると、自分に縛られず、自由かつ柔軟に考えたり、行動する大切さを再確認できました。

YOU-TA:サビ頭の「繋がって続いていく "今" が最高の瞬間さ 間違ったってリスタート切って Never too late」です。僕も生きていく中で間違えることもたくさんあるけど、間違えたらやり直せばいいし、遅すぎることはないというメッセージはアニメや僕らMADKIDともリンクしているので好きなフレーズです。

LIN:マックスと昔一緒だった仲間との関係性をうまく表せたかなと思っているのが、サビの「子供の様にRun」です。マックスもみんなも今はおじさんになってしまったけど、会ったら若い頃のようにやり合えるのがいいなと思って。僕も昔からの友達と会ったら、子供みたいなことを言って、笑い合ったりするので、作品とも自分ともうまく絡めながら書けたかなと思っています。

ここまで演じたのは初!? ストーリー性を感じられるMV

――「One Room Adventure」のMVのコンセプトやどんな撮影だったのか、お聞かせください。

YOU-TA:ワンルームに僕らが閉じ込められて、部屋から脱出しようと頑張っている人もいれば、あきらめてしまっている人もいて。衝突もありながらも最後は全員で力を合わせて部屋の外に出ていくというコンセプトになっています。今まではパフォーマンスで魅せるのが中心で、ストーリー性を感じるMVはあまりなかったんですけど、今回はどなたに見ていただいても表現したいことがわかりやすい映像になっていると思います。このMVは初めて見たあと、何回も見たくなりました。

――部屋の中に閉じ込められている時は仲間同士が衝突したり、防犯カメラの画角のような映像はうっ屈した感じでしたが、脱出して屋上に出た時の広がる青空のコントラストが素晴らしかったです。屋上ではダンスパフォーマンスもされていますが、鉄柵が結構近いのにあんなに激しく踊るのはすごいですね。

KAƵUKI:更にあの時は風が強かったので怖かったです(笑)。

YOU-TA:ちなみにダンサーの方が言葉を大切にしながら振りを作ってくださったので、ダンスからもストーリー性を感じてもらえたら嬉しいです。

――撮影時の裏話があれば教えてください。

YOU-TA:こだわりを感じたシーンがあって、最初に閉じ込められた時、SHINはあきらめてゲームをしているんですが、そのゲームの画像も監督が作ってくださって。プレーヤー名がSHINになっていたりするので、細かい部分も見ていただけたら。

KAƵUKI:あと開かない扉をみんなで力を合わせて開けるシーンがありますが、実は簡単に開けられるようなもので。全員で必死に開かない演技をしました(笑)。MVでこういう演技っぽいことをしたことがなかったので、そこもチャレンジでした。

――このMVを見ると、MADKIDがダンス&ボーカルユニットであり、パフォーマンスを見せることで完成体になるんだなとわかりました。

YOU-TA:ありがとうございます。『Lv1魔王とワンルーム勇者』ファンの方にはアニメのOPだけではなく、MVも見ていただきたいです。

事務所名を冠した「Future Notes」。とFLOWとの共作の経緯はドラマチック

――カップリング曲「Future Notes」はFLOWのTAKEさんが作曲、編曲はTAKEさんとLINさん、歌詞もFLOWのKOHSHIさんとYOU-TAさん、LINさん、YUKIさんというFLOWとの共作楽曲ですが、FLOWとの関係性についてと共作することになった経緯を教えてください。

YOU-TA:去年初めて『アニサマ』に出演させていただいて。その時に初めてFLOWさんにごあいさつさせていただいて、一緒にコラボもさせていただきました。

それ以前からFLOWさんの曲は好きで聴いていました。また、自分たちがこのアニメシーンでどう戦っていくのかを考えた時、FLOWさんは目標となる存在でした。そして『アニサマ』統括プロデューサーの齋藤P(齋藤光二さん)が僕らの想いを理解した上で、FLOWさんと繋げてくれて、今回のコラボが実現しました。

僕らは3年前に事務所を立ち上げましたが、このタイミングで事務所名の「Future Notes」をタイトルにした曲を作りたいというメンバーの想いをFLOWさんにお伝えして、曲ができました。

――ちなみに事務所名の「Future Notes」の由来は?

YOU-TA:「Future」は「未来」、「Notes」はDTMで言うところの「音」を表した言葉で、「未来に残る音楽を作りたい」という想いを込めて付けました。

――どんな方法で制作していったのでしょうか?

YOU-TA:コロナ禍だったので、まずZoomを使ったオンラインで、僕らと、TAKEさんとKOHSHIさん、齋藤Pで顔合わせをして、こちらの想いを伝えたら、後日すぐにデモをあげてくれました。そしてKOHSHIさんがワンコーラスの歌詞を書いてくださって、そこから僕らが続きを作っていきました。

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