スーパー戦隊シリーズ『王様戦隊キングオージャー』ジェラミー・ブラシエリ/スパイダークモノス役 池田匡志さんインタビュー|「ジェラミーは誰よりも平和を望んでいるキャラクター」狭間の王の”これまで”と”これから”
2023年3月5日より好評放送中の『王様戦隊キングオージャー』。チキューを統べる5王国の王様と2000年の時を経て蘇った地帝国バグナラクの戦いを描く「スーパー戦隊」シリーズの最新作です。
第11話からは新戦士として、池田匡志さん演じるジェラミー・ブラシエリ/スパイダークモノスが登場しています。第1話からナレーションを担当していた《語り部》であり、謎多き《狭間の王様》であるジェラミーは、独特な台詞回しや立ち振舞いが注目を集める人気キャラクターです。
今回は、そんなジェラミー・ブラシエリ/スパイダークモノス役の池田匡志さんに、インタビューを実施! 演じるうえでの心境の変化や、ジェラミ―と5人の王様たちの印象的な活躍シーンを振り返っていただきました。
ジェラミーは誰かと話すことが好きな人
――さっそくですが、池田さんは普段からアニメを観たり、漫画を読んだりされますか?
池田匡志さん(以下、池田):とても好きです! 昔から少年漫画をよく読んでいて、人気のあるアニメや漫画は殆どチェックしています。好きなタイトルはたくさんありますが、強いて挙げるなら『SLAM DUNK』と『キングダム』です。映画『THE FIRST SLAM DUNK』は2回観に行きました(笑)。
――どちらも今まさにアツい作品ですね! 子供の頃『仮面ライダー555(ファイズ)』にハマっていたと伺いました。こちらも20周年で新作が発表され盛り上がっています。
池田:ファイズは劇場版に登場した仮面ライダーサイガやオーガまで、ベルトを全て買ってもらうほどの大ファンでした。変身やアクションの撮影では、子供の頃に自分が憧れたことを実際にしているんだなと感じています。一方で、ヒーローを長く演じ続けることの大変さも今まさに実感しているところです。ところで新作のファイズは、ガラケーからスマートフォンに進化していますよね!? すごく気になるので、絶対に観ます。
――来年(2024年)の公開が楽しみですね(笑)。ここからは『王様戦隊キングオージャー』のお話を聞かせてください。第11話以降、毎週のようにジェラミ―がTwitterのトレンドに入っていますが、反響の大きさは感じていますか?
池田:ありがたいことに、友人や家族が「キングオージャー面白い!」と言ってくれるんです。それが本当に嬉しくて、やりがいを感じています。
――それは嬉しいですね。序盤はナレーションとして参加されていましたが、ジェラミー登場以降、演じるうえで心境の変化はありましたか?
池田:1話〜10話まではナレーションだけだったので、みんなと会う機会もあまりなかったんです。途中から参加して、みなさんと打ち解けられるか不安だったのですが、現場で一人一人と話して仲良くなれたので、僕自身とても助かりました。なので、序盤と登場してからのナレーションは全然違うと思います。自分自身を語る内容が出てきたこともあり、客観的な目線から情を入れるようになりました。
――ジェラミーは「とさ」や「三大守護神仲良しこよし〜」など、セリフ回しも独特です。
池田:クセがありますよね(笑)。物語を語るときや本音で話すときは、普段の喋り方とは差をつけるようにしています。もう一つ意識している点は、みんなと楽しんで話すこと。ジェラミーは2000年も生きているので達観しているんですけど、自分が知り得た情報や物語を話すことが何よりも好きな人なんです。