『THE FIRST SLAM DUNK』最後のトークイベント<COURT SIDE in THEATER FINAL>が開催! キャスト陣&井上雄彦監督が登壇
2022年12月3日(土)より公開され、国内の観客動員が1057万人、興行収入が152億4300万円を突破した映画『THE FIRST SLAM DUNK』。
このたび、長い上映期間を駆け抜けてきた本作が2023年8月31日(水)で幕を下ろすことが決定。最後のイベントとなる「トークイベント付き上映会<COURT SIDE in THEATER FINAL>」が8月15日(火)に開催されました。
「ラストゲーム」と呼ばれる8月25日(金)~8月31日(木)の7日間限定の特別上映では、本イベントの模様を収録・編集した映像(20~30分予定)を見ることが出来ます。
イベントには、宮城リョータ役の仲村宗悟さん、三井寿役の笠間淳さん、流川楓役の神尾晋一郎さん、桜木花道役の木村昴さん、赤木剛憲役の三宅健太さんら湘北メンバーを演じたキャスト5名、原作・脚本・監督の井上雄彦氏が登壇。
本稿では、全国のスクリーンで生中継も実施された(※台風の影響により、一部劇場では生中継を中止)イベントの公式レポートをお届けします。
「トークイベント付き上映会<COURT SIDE in THEATER FINAL>」の公式レポートが到着
最初に舞台上に登壇したキャスト5名は、「公開256日間の異例のロングランを迎えた今の心境」を聞かれると、まずは三宅が「こんなに長く上映しているのは初めてですし、応援してくださってる皆さんの熱意がこんなにも消えないというのは初めての経験で、『感動しました』というような声を聞くたびに、緒を締め直さなきゃいけないなという気持ちです。」と答えると、仲村は「ここまでくると、もう終わってほしくないですよね」と呼びかけ、笠間と神尾が「本当にそうだよね!」と話しを続ける中、木村は「あの…終わらせません!」と宣言し、笑いと共に大きな拍手が鳴り響き、湘北キャスト5人の抜群のチームワークを見せた。
締めの挨拶では、三宅からは「8/31で一度区切りですが、『THE FIRST SLAM DUNK』の試合はまだまだ続いてますんで、皆さん引き続き31日まで応援の程、よろしくお願いします!」と伝え、続く木村は「このまま皆様と駆け抜けていきたいなと思います。8/31、『野菜の日』ですね。頑張っていきたいと思いますので、最後の最後までお楽しみいただけますと幸いです。」と笑いに溢れたメッセージを送った。
神尾は「野菜の日に終わるという風な形になってますけども、やっぱり思うのは、バスケの試合なんで、大勢の人で一緒に観るという体験が、今月末までなんだなと思うと寂しい気もする。一緒に観戦する、共通の感覚を楽しむということを、残りの日数も沢山の方と存分に楽しんでいただければと思います。」と締めると、笠間は「僕はスラムダンクに出会ってバスケを始めて、そして三井寿に憧れて、そして何の運命か、こういった形で三井を演じさせていただくことになりましたけども、同じように映画を見て、バスケしてみたいと思う小さな子たちであったり、昔やってたけどもう一度バスケしてみるかというような人がたくさんいてくれるといいなと思います。」と自身の経験に重ねた言葉を紡いだ。
そして最後の仲村は、「観て下さった皆様、本当にありがとうございます。そして、キャストの皆、皆で命を懸けて、この作品取り組みました。そしてスタッフの皆様、寝れない日もあったでしょう。本当に心から感謝しております。監督も企画から構想、脚本も書いてくださって、本当にありがとうございます。僕のスラムダンクはまだまだ続いていきます。だからこの言葉で締めさせてください。『行ってくる』」と、各方面への感謝を述べつつ、最後は自身のキャラクターである宮城リョータのセリフで締めくくった。
声優キャストが降壇すると、続いて井上雄彦監督が登壇、トークイベントの第二幕が始まった。「公開してから心境の変化はありましたか」と質問されると、「公開前はすこしでも良くしたいという気持ちで、ベストを尽くすことだけ考えていた。完成までは、スタッフの皆さんも頑張ってくれる人達だったので、自分も少しでもいいものにしようとしていた。公開後っていうのは、映画は完成したとはいえ、観てもらわないと存在価値もない。お客さんに観てもらって、その人の中に届く、伝わった時にやっと完成するという気持ちなので、伝わってくれるといいなと思いながら過ごしてました。」と語った。
「円盤(DVDやBlu-ray)は出ますか?」という質問に対しては、「出した方がいいですか?」といたずらっぽく問いかけると、場内には今日一番の拍手が鳴り響いた。さらに「出さない人だと思ってるでしょ?」と観客に語りかけ「そんなことないですよ」と続け、拍手はより一層の盛り上がりを見せた。
時間が迫り、最後に井上雄彦監督から、会場のお客様と配信先で観賞しているお客様へ、「この映画は、スラムダンクという名前のもう一本の樹です。物を作るときに、“予定調和”ってことはしたくない。ただなぞるとか、移し替えるとかはあまりそそられない。それで、この映画もちょっと違う感じになったかなと思います。マンガを描くときに何を大事にしてたかというと、マンガでページをめくった先で驚いてほしい、ワクワクしてほしい、喜んでほしいという気持ちが根っこにあるんですね。同じ気持ちでずっと作ってきました。伝わって完成すると言いましたけど、段々完成しつつあるのかなという感じがしてます。本当にありがとうございます。」という感謝のメッセージが伝えられ、<COURT SIDE in THEATER FINAL>はフィナーレを迎えました。
「『THE FIRST SLAM DUNK』トークイベント付き上映会COURT SIDE in THEATER FINAL」イベント情報
■日時
8月15日(火)17:50 イベントスタート
■ 会場
丸の内TOEI 1
(東京都中央区銀座3丁目2−17)
■登壇者
仲村宗悟
笠間淳
神尾晋一郎
木村昴
三宅健太
井上雄彦
映画『THE FIRST SLAM DUNK』 作品情報
あらすじ
頭脳的なプレーと電光石火のスピードで相手を翻弄する
湘北の切り込み隊長、ポイントガード・宮城リョータ。
沖縄で生まれ育ったリョータには3つ上の兄がいた。
幼い頃から地元で有名な選手だった兄の背中を追うように
リョータもバスケにのめりこむ。
高校2年生になったリョータは、
湘北高校バスケ部で、桜木、流川、赤木、三井たちとインターハイに出場。
今まさに王者、山王工業に挑もうとしていた。
キャスト
三井寿:笠間淳
流川楓:神尾晋一郎
桜木花道:木村昴
赤木剛憲:三宅健太
木暮公延:岩崎諒太
安田靖春:阿座上洋平
潮崎哲士:櫻井トオル
角田悟:遠藤大智
桑田登紀:村田太志
石井健太郎:堀井茶渡
佐々岡智:星野佑典
彩子:瀬戸麻沙美
安西光義:宝亀克寿
深津一成:奈良徹
松本 稔:長谷川芳明
沢北栄治:武内駿輔
野辺将広:鶴岡聡
河田雅史:かぬか光明
一之倉 聡:岩城泰司
河田美紀男:かぬか光明
堂本五郎:真木駿一
山王工業ベンチメンバー:江越彬紀、田所陽向、峰晃弘、金光宣明、武田太一、山本祥太
宮城ソータ:梶原岳人
宮城リョータ(少年期):島袋美由利
宮城アンナ:久野美咲
宮城カオル:園崎未恵
赤木晴子:坂本真綾
水戸洋平:小林親弘
高宮 望:こばたけまさふみ
野間忠一郎:松田健一郎
大楠雄二:福西勝也
堀田徳男:稲田徹
高嶋:金子隼人
不良A:佐藤美一
不良B:濱岡敬祐
主審:新垣樽助
副審:蒼谷和樹
竹中先輩:堀総士郎
中村記者:中村章吾
安西夫人:塩田朋子
あさちん:元井拓巳
じゅんぺ一:佐藤元
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