キッズ動画を見て子供のかわいさを研究？　花澤さん自身がオーディションでプレゼンした“子ザメちゃん語”が生まれるまで　アニメ『おでかけ子ザメ』子ザメちゃん役・花澤香菜さんインタビュー【前編】

花澤さんが考える子ザメちゃんの魅力とかわいさとは？　この作品で変わったサメの印象!?

――子ザメちゃんの印象と、かわいさや魅力を感じる点をお聞かせください。

花澤：まず見た目がかわいいですね。この作品に出会うまで、サメのことをこんなにかわいいと思ったことはなくて、「サメ=怖い生物」というイメージがありました。だからこそ、そのギャップにメロメロになってしまったのかな。小っちゃくて、もちもちしてそうで。きっと他のサメよりつるつる、もちもちしてそうな感触なんだろうなと思いましたし、アニメではあんなにぽよぽよしているから更に伝わってくるんですよね。

あと、あんなにシンプルなのに、あれほど感情が伝わってくるのが不思議で。そして子ザメちゃんの考え方がとても優しいんです。基本的に誰かに、何かをしてあげようと考えているし、「いいことを思いついたぞ」と思った後の行動にも癒されます。

――地球上のみんなが子ザメちゃんみたいだったら平和でしょうね。

花澤：そうですね。子ザメちゃんが近くにいるだけでも、周りの人たちはみんな、優しくなれると思うし。そしていつも背負っている風呂敷もかわいいです。何であの典型的なデザインの風呂敷を持っているのかなと気になるし、サメと風呂敷のマッチングもより親しみを感じさせてくれているかなと。

――1話の映画館でサメの映画を見ようとする子ザメちゃんのシーンで、サメのパニック映画として有名な『ジョーズ』のテーマ曲風の曲が流れたり、姿を現すところなどオマージュがありましたが、あの怖いイメージが強い人も多いでしょうね。

花澤：私も初めてサメを認識したのは『ジョーズ』でした。もしこの作品でサメに触れた人はその後、水族館などでリアルなサメを見て、あまりの眼光の鋭さに驚いてしまうかも（笑）。

――子ザメちゃんは映画館でサメの小さなぬいぐるみをもらって嬉しそうでしたが、自分も欲しいと思ってしまいました。

花澤：そうなんですよ。グッズを集めたいなという欲求が湧いてきて、アニメが始まる前に結構探したんですけど、売り切れになっていることが多くて。でもアニメが始まったら、もっといろいろなグッズが発売されるんだろうなという期待も大きくなっています。

――グッズが楽しみですね。

花澤：実は先日、子ザメちゃんのぬいぐるみを2体送っていただいて。大きいものと小さいものと。嬉しかったです。おはようからおやすみまで声をかけるし、毎日癒されています。

（後編へ続く）