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『シュガーアップル・フェアリーテイル』第2クール 水中雅章&前野智昭インタビュー【後編】

圧巻のバトルシーン&シャルの強い気持ちと覚悟が詰まった第20話! 夏アニメ『シュガーアップル・フェアリーテイル』シャル役・水中雅章さん&ヒュー役・前野智昭さんインタビュー【後編】

人気アニメ『シュガーアップル・フェアリーテイル』の第2クールが現在好評放送中! そしていよいよ後半戦に突入!

先日放送された第20話で銀砂糖子爵・ヒューとの砂糖菓子勝負に挑んだアンは、妖精ノアの想いを汲み取り、ノアがかつて一緒に暮らしたチェンバー家の紋章の砂糖菓子を作ったことで勝利。一方、ヒューが作った砂糖菓子がなくなってしまいます。

その砂糖菓子を盗んだのは妖精のグラディスで、実の名はラファル・フェン・ラファル。シャルと同じ貴石から生まれた妖精であることを明かし、共に行動しないかと誘われるシャル。シャルが拒絶するとアンをもらうと宣言して消え去るラファル。シャルはアンの元に急ぎ、「ずっとそばにいると、守ると誓った。誰にも渡さない」と強く抱きしめたのでした。

アニメイトタイムズではアンを守る戦士妖精のシャル・フェン・シャル役の水中雅章さんと銀砂糖子爵のヒュー・マーキュリーを演じる前野智昭さんの対談を前後編の2回に分けてお届けしています。後編の今回は、放送されたばかりの20話を振り返った感想を中心に、次回の21話の見どころなど語っていただきました。

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シュガーアップル・フェアリーテイル
人間が妖精を使役し、砂糖菓子が幸運をもたらすと信じられている世界――。そこで聖なる砂糖菓子を作る特別な砂糖菓子職人は、“銀砂糖師”と呼ばれていた。一流の銀砂糖師だった母を亡くした少女・アンは、跡を継いで、自らも銀砂糖師になることを決意する。そのためには、年に一度開催される王都の品評会で、職人としての腕前を認められなくてはならない。王都へ向かう途中、アンは護衛として戦士妖精のシャルを雇う。シャルは戦士としての腕は確かだが、口が悪く、人間を信用しないせいで、アンとの喧嘩が絶えない。けれど、そんなシャルと旅をするうちに、友達になりたいと願いはじめるアン。種族や立場の違い、そして、困難な状況を乗り越えながら人間のアンと妖精のシャルが、ともに紡いでいく未来とは――?作品名シュガーアップル・フェアリーテイル放送形態TVアニメスケジュール第1クール:2023年1月6日(金)~2023年3月24日(金)第2クール:2023年7月7日(金)~2023年9月22日(金)AT-X・TOKYOMXほか話数全24話キャストアン・ハルフォード:貫井柚佳シャル・フェン・シャル:水中雅章ミスリル・リッド・ポッド:高橋李依ヒュー・マーキュリー:前野智昭キャット:寺島拓篤ジョナス・アンダー...

20話でアンの覚悟を知ったヒューは更に成長できるのでは? シャルとラファルの戦闘シーンのすごさと美しさにも感動!

――先日放送された20話を振り返ってみた感想と印象深かったシーンをお聞かせください。

ヒュー・マーキュリー役 前野智昭さん(以下、前野):ヒューとしてはアンの覚悟を知ることができました。ヒュー自身も過去の自分の決断を振り返るシーンがあって、これからまた銀砂糖子爵として成長できるんだろうなと思えましたし、今後、もしかしたらヒューの過去の深堀りがあるかもしれないなとより楽しみになりました。ちなみにBlu-ray&DVD第2巻特典の原作者・三川みり先生書き下ろし小説「銀砂糖子爵のいない夏」で、ヒューが銀砂糖子爵になるまでの過去エピソードが描かれているので、詳細が気になる方はぜひ! 

 

シャル・フェン・シャル役 水中雅章さん(以下、水中):Bパートのシャルとグラディス改めラファルとの戦闘シーンがすごかったですね。

前野:2人の戦いを見ていると「この作品はバトルアニメなの?」と思うくらい。

水中:映像もきれいで素晴らしくて。ラファルの羽が赤く、しかもグラデーションみたいに流れるように色が変化して。

対決シーンではシャルの過去やラファルがここまでどんな狙いがあって行動していたのかもわかって。グラディスとして登場した時から気付いた方もいるかもしれませんが(笑)。でも僕は20話を見るまで、まさかここまでバチバチでやり合うとは思っていなくて。シャルとラファルの確執と今後の行方、そしてラファルの物語も明らかになっていきますので注目していただけたらと思います。

そしてラストでアンを強く抱きしめながら言った「ずっとそばにいると、守ると誓った。誰にも渡さない」で、アンを想うシャルの強い気持ちと覚悟が確認できました。

お二人のお気に入りキャラはサリムとエリオット

――第2クールで新キャラクターが増えましたが、ご自身が演じるキャラクター以外のお気に入りや注目キャラを教えてください。

前野:僕はヒューの護衛をしているサリムが第1クールからずっと気になっています。結構強くて、シャルともほぼ互角だったし、口数は多くはないけど、要所要所で存在感を発揮していて。ヒューが危険な目に遭ったら、彼が凄腕で解決してくれる描写が今後あることを期待しながら第2クールを演じていますが、果たしてそういうシーンがあるのかは、ご自身の目で確認してください(笑)。

水中:僕はエリオットですね。いつもふざけた感じの言動ですが、実はまじめでペイジ工房のみんなのことを誰よりも案じていて。アンをペイジ工房に引き込んだ策士的なところもありますが、ドラマCD「日と月の密約」(Blu-ray&DVD第3巻に特典として収録/2023年10月25日発売予定)も聴くと、「エリオット、いいヤツじゃん!」って思ってもらえるかもしれません。

水中:あとすごく大人なんですよね。そのギャップがとても好きです。

 

――アンに関していかがでしょうか?

水中:ずっとめげないし、折れてしまいそうな時でさえも前向きにとらえていて。そして銀砂糖師だったお母さんを見続けてきたからなのかわかりませんが、銀砂糖師としての姿勢や熱量のすごさ。根本的に誰かのためにとか喜んでほしいという気持ちが先にくる子なので、かわいらしいし、応援したくなります。

前野:ウジウジしたり、引きずったりしないところが気持ちいいですよね。品評会のために一生懸命作った砂糖菓子が盗まれたり、ひどいことをされたのに、一発殴ることでケジメをつけて。あとくされなく対処できるのは人間としての器も大きいからだと思うし、きっとお母さんの影響を受けて、真っすぐに育ったんでしょうね。ヒューじゃなくても陰ながら力になりたいなと思わせてくれる子です。

水中:アンの周りには自然と人が集まってきて、力を貸してくれて。どんな人でも惹きつける魅力を持っていると思います。

 

(C)2023 三川みり ・あき/ KADOKAWA/「シュガーアップル・フェアリーテイル」製作委員会
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