『わたしの幸せな結婚』連載インタビュー第八回:薄刃新役・木村良平さん|「強敵でありながら、話の根幹にもかかわってくる立場で、面白いポイントに立っているキャラクターだと思います」」
二〇二三年七月五日よりTOKYO MXほかで放送中のTVアニメ『わたしの幸せな結婚』(顎木あくみさん著、月岡月穂さんイラスト)。
本作の舞台となるのは、日本古来の美意識と西洋文明の流行が織りなすロマンの香り高い明治大正を思わせる架空の時代。継母たちから虐げられて育った少女・美世が、孤高のエリート軍人・清霞と出会い、ぎこちないながらも、互いを信じ、慈しみ合いながら、生きることのよろこびを知っていく――〝愛〟と〝異能〟が紡ぐ、異色のシンデレラ・ストーリー。アニメ制作を手掛けているのは『メイドインアビス』などを手掛けるキネマシトラスです。
アニメイトタイムズでは『わたしの幸せな結婚』のメールインタビューを連載形式でお届け。第八回は薄刃新役・木村良平さんです。ミステリアスな新の印象を中心にうかがいました。
演じていて楽しかったのは「美世の真実と共に、新の思いや本音が見えてくるところ」
──『わたしの幸せな結婚』にはどのようなご印象がありましたか?(原作や漫画・映画などを見られているようでしたらそのご印象や、作品の魅力的に感じた部分などを教えて下さい)
薄刃新役・木村良平さん(以下、木村):身近だけど少し遠い時代を感じさせる世界観の中に、ファンタジックな要素が絡まり合って、とてもワクワクする作品だと思いました。
──新役が決まったときの印象やキャラクターの印象を教えて下さい。
木村:強敵でありながら、話の根幹にもかかわってくる立場で、面白いポイントに立っているキャラクターだと思います。
──新は謎めいた存在でしたが、ここにきて正体が明らかに。木村さんはどのようなところを大切に演じたいと考えられましたか?
木村:芝居をするときには、あまり余計なことは考えないようにしています。
──美世をめぐって対立する清霞と新。第10話で木村さんが思い入れのあるセリフや印象的だった場面はありますか?
木村:美世の真実と共に、新の思いや本音が見えてくるところ。演じていてもその変化が楽しかったですし、それぞれのキャラクターの立場が大きく変化して見えるシーンでもありましたね。
──超常的な力である“異能”は本作のキーワードです。もし木村さんがなにかの異能者であったとしたら、どのようなタイプの異能を使って、何をしてみたいですか?
木村:昔から、瞬間移動に憧れます。単純に時間の節約になるし、遠方でも行きたいところにすぐ行けるのが素晴らしいです。ただ、旅の楽しみはその道程にもあると思うので、そこが悩ましいところですね。
アニメ「わたしの幸せな結婚」作品情報
放送・配信情報
7月5日(水)よりTVアニメ好評放送中!
TOKYO MX:毎週水曜 23時30分~
サンテレビ:毎週水曜 24時30分~
KBS京都:毎週水曜 25時00分~
テレビ愛知:毎週水曜 26時05分~
BS11:毎週木曜 24時30分~
AT-X:毎週木曜 21時00分~(リピート放送:毎週月曜9時/毎週水曜15時)
Netflixほか各配信サイトにて好評配信中!
毎週水曜 23時30分 最新エピソード更新
※放送開始日・放送時間は変更となる場合がございます。予めご了承ください
※配信情報の詳細はこちら
作品紹介
〝愛〟と〝異能〟が紡ぐ、異色のシンデレラ・ストーリー
2019年より刊行されている顎木あくみ著、月岡月穂イラストによる小説『わたしの幸せな結婚』は、シリーズ累計発行部数700万部を突破(2023年3月現在/コミック・電子を含む)。高坂りとによるコミカライズも、1位を獲得した「全国書店員が選んだおすすめコミック2021」を始め、数多のランキングを席巻している。また今年3月には、今をときめく俳優陣により実写映画化され、さらに熱い視線が注がれることとなった。
そして、7月。過熱する〝わた婚〟旋風の中、いよいよ待望のテレビアニメが放送を迎える。
舞台となるのは、日本古来の美意識と西洋文明の流行が織りなすロマンの香り高い明治大正を思わせる架空の時代。義母たちから虐げられて育った少女・美世が、孤高のエリート軍人・清霞と出会い、ぎこちないながらも、互いを信じ、慈しみ合いながら、生きることのよろこびを知っていく――政略結婚から始まる和風シンデレラ・ストーリーだ。
詩情豊かに紡がれる心模様と、彼らのからだに脈々と流れる血の呪縛「異能」を巡る壮絶なドラマを、繊細かつ華やかなアニメーションで表現するのは、『メイドインアビス』『盾の勇者の成り上がり』『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』シリーズなどを手掛けてきたキネマシトラス。
そして『いたずらぐまのグル~ミ~』(監督)、『ID:INVADED』(副監督)ほか、エッジの効いた視点を持ってアニメ作品のみならず音楽MVの制作など幅広いジャンルで活躍する久保田雄大が監督を務める。
儚くも美しく舞う桜が見せる春の夢のごとく、愛おしい2人の日々。
そのきらめきは次々と色を変える万華鏡にも似て、見る者に〝幸せ〟とは何かと問い掛けるだろう。
あらすじ
この嫁入りは黄泉への誘いか、奇跡の幸運か――
名家に生まれた美世は、実母が早くに儚くなり、継母と義母妹に虐げられて育った。
嫁入りを命じられたと思えば、相手は冷酷無慈悲と噂の若き軍人、清霞(きよか)。
数多の婚約者候補たちが三日と持たずに逃げ出したという悪評の主だった。
斬り捨てられることを覚悟して久堂家の門を叩いた美世の前に現れたのは、色素の薄い美貌の男。
初対面で辛く当たられた美世だけれど、実家に帰ることもできず日々料理を作るうちに、少しずつ清霞と心を通わせていく――。
これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。
スタッフ
原作:顎木あくみ(株式会社KADOKAWA/富士見L文庫刊)
原作イラスト:月岡月穂
監督:久保田雄大
設定・監修:阿保孝雄
シリーズ構成・脚本:佐藤亜美、大西雄仁、豊田百香
キャラクターデザイン:安田祥子
色彩設計:岡松杏奈
美術監督:片野坂恵美(インスパイア―ド)
美術監修:増山修
美術設定:菱沼由典、曽野由大、吉﨑正樹
プロップ:高倉武史、ヒラタリョウ、みき尾
撮影監督:江間常高(T2スタジオ)
3DCG監督:越田祐史(スタジオポメロ)
着物デザイン:HALKA
編集:黒澤雅之
音楽:Evan Call
音楽スーパーバイザー:池田貴博
音楽制作:ミラクル・バス
音楽制作協力:キネマシトラス/KADOKAWA
音響監督:小泉紀介
音響制作:グロービジョン
脚本開発協力:森本浩二
アニメーション制作:キネマシトラス
製作:「わたしの幸せな結婚」製作委員会
キャスト
斎森美世:上田麗奈
久堂清霞:石川界人
斎森香耶:佐倉綾音
辰石幸次:西山宏太朗
五道佳斗:下野紘
ゆり江 :桑島法子
公式サイト
公式ツイッター(@watashino_info)
原作小説公式サイト
書籍情報
シリーズ累計発行部数700万部突破!(※電子・コミック含む)
<原作小説>
わたしの幸せな結婚 一~七好評発売中
最新七巻 7月14日より発売中!
著者:顎木あくみ
装画:月岡月穂
<コミカライズ>
わたしの幸せな結婚 一~四好評発売中
原作:顎木あくみ 漫画:高坂りと キャラクター原案:月岡月穂
ガンガンONLINE(スクウェア・エニックス)にて好評連載中!
画集「わたしの幸せな結婚」8月10日発売!