本作の魅力は「ある意味、仲間がいないこと」!?──ダークファンタジーアニメ『暴食のベルセルク』逢坂良太さん、関 智一さん、東城日沙子さんによる座談会をお届け!
3人が欲しいスキルは?
――フェイトは倒した相手からスキルを奪い取ることができますが、欲しいと思うスキルや能力はありますか?
逢坂:自動回復かな。体力が自動的に回復するということは極端にいえば、寝なくていいということですよね。たまに寝ている時間がもったいないなと思うことがあるので。
関:それなりに年をとってきたので健康に関するスキルが欲しいですね。例えば体で悪いところを教えてくれたり、そこを手術とかせず、他の健康の人と交換できるとか(笑)。あとは浄化とか……それだと同じになっちゃうのでお金を。
――いまもたくさんあるのでは?(笑)
関:もっと欲しいです。それと人の土地を獲得できるスキルとか。家を広くしたいので。
東城:それは「強欲」ですね(笑)。私はシンプルに「暴食」が欲しいです。たくさん食べられる胃袋が(笑)。大食いの方の動画をよく見るんですけど、見ているだけでうれしいですし、「幸せそうでいいな」と思うので。
関:少食なんですか?
東城:そうですね。少ない量を長い時間かけて食べるほうで、夕方6~7時から食べたり、飲んだりし始めて、12時くらいまで食べ続けられます。一回にまとめて、5~6人分たっぷり飲食したいです。
関:そんなに長時間、飲食できるなんて、相当の量でしょう。それはもう「暴食」なのでは?(笑)
――フェイトは「暴食」のスキルを持っていますが、これだったらいくらでも食べられるという食べ物はありますか?
関:本当はウニを食べたいんですけど、尿酸値の関係でちょっと控えていて。その代わりに最近はタケノコにハマっていて、「穂先メンマ やわらぎ」は毎回ひと瓶食べてしまいます。
東城:すごい量ですね。
関:おいしいですよ。安いから経済的だし。
逢坂:一番好きな食べ物はもんじゃ焼きなので、いくらでも食べられます。特に明太子もちチーズが好きです。
関:もんじゃ焼きはどこで食べても同じように思っている人も多いけど、お店によっておいしさが全然違うんですよね。もんじゃ焼きの本場の月島は実家の近所なので、よく行きます。
東城:私はおやつカルパスにハマっていて、箱買いして常備しています。
関:おいしいよね。
――フェイトといえば、マストアイテムはドクロのマスクですが、かぶってみたい、作ってみたいマスクは?
関:僕はたくさん持ってますけど。
東城:かぶるタイプですか?
関:かぶるタイプも。以前、舞台で使うために3Dスキャナーで自分の顔とまったく同じお面を作ったことがありますが、アレはおもしろいですね。
誰にかぶせても関 智一というくらいリアルで。最近は技術が進歩して、顔認証システムもクリアできてしまうそうで。
逢坂:すごいっ! でも危ない!
関:東城さんのお面を作って、美人として暮らしてみたいです。女性としてチヤホラされてみたい。
東城:私、美人でもないし、ちやほやされたこともないですけど(笑)。
逢坂:体系体型は関さんのままですけどね(笑)。僕は仮面ライダーのマスクをかぶりたいです。特に好きな『V3』か『555(ファイズ)』のマスクを。
関:形態がだいぶ違うけど。
東城:ちょっと憧れるのはマスカレードマスクですね。服装までこだわって、ゴージャスかつきらびやかな格好をしてみたいです。
関:仮面舞踏会みたいな。
東城:そうです。誰かわからないくらいに。
ある意味、仲間がいないことが『暴食のベルセルク』の魅力?
――『暴食のベルセルク』の魅力や見どころのご紹介をお願いします。
逢坂:ある意味、仲間がいないことでしょうか?(笑) 一般的なファンタジー作品はヒロインの女の子がそばでサポートしてくれることが多いけど、フェイトはずっと1人で……あっ、グリードがいるので、プラス剣ですけど(笑)。
ロキシーでさえも、味方ではあるけどヒロインなのかはまだハッキリしていなくて。
東城:ロキシーがいつまで一緒にいられるのかわかりませんから(笑)。
関:グリードはしゃべるだけではなく、後々に変形もするところが見どころの1つかなと。
――(笑)。東城さんはいかがですか?
東城:強いてあげれば、ヒロイン候補に剣の名前が入ってくるところですね(笑)。この時点では収録途中で先の展開はわかりませんがフェイトとロキシーの距離が縮まるよりもフェイトとグリードの距離が縮まっているように見えるシーンもあって。
今後もかわいい女の子が登場するので、多種多様なヒロインが出てくる魅力かなと。自分で言っていて寂しくなりますけど(笑)。
関:フェイトがいろいろな女の子と恋愛する要素もあるのかな、代わる代わる。
逢坂:その言い方はちょっと(笑)。
――ファンタジー&バトル要素は男性の大好物ですが、女性が楽しめるポイントは?
関:まず2人がウブなので、女子は結構ときめけるのでは?
――フェイトとグリードのことですか?
東城:やっぱりグリードがヒロイン?(笑)
関:フェイトとロキシーに決まっているじゃないですか! グリードは全然ウブじゃないし。でもフェイトとグリードの相棒感もあるので、BL的な楽しみ方もあるかも(笑)。
逢坂:グリードは顔がわからない分、想像のしがいもあるし、お好みの顔をイメージすると妄想が捗るのでは?(笑)
東城:グリードは変形もしますからね。それぞれのバージョンで。
――優しいフェイトがどう変わっていくのかも注目です。
逢坂:最初からダークヒーロー強めに描かれていますし、女子は悪い男にひかれがちとも言いますし(笑)。
東城:悪そうな人がこれから結構出てきますしね。聖騎士もロキシーみたいないい人ばかりでなく、いじめたり、ねたんだりする人や敵対勢力になる人もいるので、ダークな魅力やトキメキも。
――ロキシーは同性からも共感されそうなキャラですよね。
東城:共感していただきたいです。
――では皆さんへメッセージをお願いします。
逢坂:早い段階から収録させていただいていますし、収録方式もやりやすい形でやらせていただいています。いい作品になりそうだなと思いながら、収録できていますので、放送を楽しみにしていてください。
関:原作ファンの方やこの記事を読んで興味を持っていただいた方の期待に応えられて、満足していただけるような丁寧なお芝居で頑張りたいと思います。
フェイトとの掛け合いでは原作を踏まえつつ、イメージを膨らませられるようなアドリブも盛り込んでいきたいです。グリードの変形もどんなビジュアルで描かれ、どう動くのかにもご期待ください。
東城:4話までは比較的に物語がゆっくり進んでいる印象があります。フェイトを取り巻く環境や人間関係が少しずつ構築されている過程も描かれているので、じっくり楽しんでいただけると思います。
ロキシーとしては「聖騎士として、どうあるべきなのか?」悩みながらも成長していく様子も描かれていくと思うので期待しています。フェイト共に、ロキシーが成長していく姿も見守っていただければ嬉しいです。
TVアニメ『暴食のベルセルク』作品情報
2023年10月TV放送開始
あらすじ
スキルの優劣が絶対の世界で、無能と蔑まれる少年――フェイトは最底辺の生活を強いられていた。
フェイトの持つスキル《暴食》が、腹が減るだけで全く役に立たない能力だったからだ。
この世界で最上位に位置する聖騎士の一族、ブレリック家に目を付けられ、何かと暴力を受け、雑用を押しつけられる毎日。
唯一の救いは、同じ聖騎士にもかかわらずフェイトを見下さずに接してくれる存在、ロキシー・ハートだけであった。
しかし彼女と共に、城に進入した賊を偶然にも仕留めたことで世界は一変する。
敵の命を奪った瞬間、暴食スキルが発動し、相手の力が自身に流れ込んできたのだ。
そう、フェイトの持つスキル《暴食》は、殺した相手から、スキル・能力を奪い取るという、とんでもない代物であった。
戦う力を得たフェイトは、同じく大罪の名を冠するスキルを持った意思のある剣、《強欲》のグリードと出会い、さらに闘争の世界に足を踏み入れていく。
大切な人を守るため、理不尽な世の中に抗うため、立ちはだかる敵を喰らい尽くすフェイト。
こうして地べたを這いつくばるだけだった少年の運命は、急速に動き始めるのだった――。
スタッフ
原作:一色一凛
(GC ノベルズ『暴食のベルセルク〜俺だけレベルという概念を突破する〜』/マイクロマガジン社刊)
監督:柳沢テツヤ
シリーズ構成:國澤真理子
キャラクターデザイン:古澤貴文
スタジオ:ACGT
OPEDアーティスト:EverdreaM(松岡美里、関根瞳)
キャスト
フェイト(CV:逢坂良太)
グリード(CV:関智一)
ロキシー(CV:東城日沙子)