今度の『ヒプマイ』はフェスだ!『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』最新EP「The Block Party -HOMIEs-」「The Block Party -HOODs-」を全曲お祭りレビュー!
フェスで漫才しとるやないかい〜!「毎度!生きたろかい!~OSAKA Big Up~」白膠木 簓&躑躅森 盧笙
フェスってお祭りですけど、漫才もやっちゃっていいんですね! しかし、漫才のレビューしろなんて聞いてないよ……! まぁ、二人の漫才がちゃんと聞けるならそれもよしです。
漫才は漫才師の銀シャリのお二人が作っていることもあり本物。大阪らしく、お好み焼きやソース二度漬け禁止のネタなどがしっかりと組み込まれていています。
ちなみに随所にダジャレネタが入っているのは、二人がラップをするキャラクターだからなのでしょうか(ラップの韻を踏むのとダジャレが似ているってやつ!?)。
そして、歌パートが渋い渋い。それもそのはず。大阪のソウルシンガーとしても名高い大西ユカリさんが作詞を担当しています。大西さんは「昭和残唱」で第47回日本レコード大賞企画賞を受賞するほどの腕前。大阪のことを歌わせたら右に出るものはなかなかいないでしょう。
フェスでも自分たちらしさを忘れない白膠木 簓&躑躅森 盧笙コンビは流石ですね!
M-1グランプリ獲得者の実力!
2016年M-1グランプリを獲得した漫才コンビ・銀シャリ。TVでもお見かけする機会が多いので、ご存じの方も多いことかと思います。
王道の漫才スタイルに定評があり、楽しそうに漫才をしている姿が好印象。コンビを組んだきっかけも一緒にやってみたら楽しかったという理由だそうです。
公式YouTubeチャンネルでは「ご当地漫才」という企画をやっており、各都道府県にまつわる漫才を披露しています。試しに該当の出身地の方に動画を見せたところ大爆笑していたので、間違いないネタみたいですね。私は福岡出身なので早く福岡に来ないかな〜と思っています。気になった方はぜひYouTubeチャンネルをチェックしてみてください!
昭和歌謡ブームの火付け役
ハスキーボイスで浪速の魂が込められた歌声でファンの心を鷲掴みにしている大西ユカリさん。大阪にまつわる曲も歌ったりと、大阪を代表するシンガーの一人です。ちなみに、作曲をされている新宮虎児さんは大西さんの旦那さんです。
2009年まで活動していた「大西ユカリと新世界」というバンドでは、アルバム『昭和残唱』で第47回日本レコード大賞企画賞を受賞。
楽曲を聞いてみるとおわかりのことと思いますが、こってこての昭和歌謡でお兄さんお姉さん世代は懐かしく感じることでしょう。あの独特な哀愁を漂わせたサウンドは、若い世代のみなさんにもぜひ体感してもらいたいものです。
しかし、やはり『ヒプマイ』スタッフはこういうキャスティングが上手いですよね。次はどんなダークホースを招き入れるのやら……!
やんちゃな二人が合わさったら最強!「Get busy」波羅夷 空却&山田 二郎
『ヒプマイ』のキャラクターの中でも屈指のパッションの強さを持っている二人が組み合わさったら……! ものすごいブチアゲ曲になっていました!
二人ともこれまでバンドテイストの楽曲を披露していて、その相性の良さは垣間見えていましたが、こんなにもパワー溢れる曲ができるなんて想像以上です。
曲の頭からお尻まで全速力で「絡まる眼と眼」から始まるサビで最高潮まで持っていくのですが、それ以外のパートも熱すぎて全部サビの曲を聞いているかのようなとんでもなくハイテンションの曲になっています。これはフェスにぴったりの曲ですよね。
しかも、お手々繋いで仲良しって感じでもない雰囲気もGOOD……!「媚びずに勢い任せ」「お互い全部絞り出して もちろん後腐れ無しで」と仲良く殴り合っているかのような挑発的な歌詞もいいんですよ。
「滅多にねぇ もう2度と出会えねぇ 逃せばチャンスはねぇ 焦る Wow Dip my mind そんくらい得難ぇ ゆーてまだ夜はなげぇ」という歌詞からは、今回限り同じステージに立つけどこの一瞬は全力を出す、でもそんな御託は抜きにして今夜はとにかくやろうぜ……みたいなニュアンスも感じられて最高です。
しかも曲の終わりがズバッと終わるのも個人的にはいいなと思っています。まさに「後腐れ無しで」ですね。フェスというのもあるので、勢いを終わらせずに次に繋げている感じも良い!
フェスならこの人たちを呼ばない訳はない!
飛ぶ鳥を落とす勢いがある人気バンド・WANIMA。こちらもまさかまさかの『ヒプマイ』への参戦ですね! フェスには欠かせないWANIMAの登場はある意味、最適な答えだとも言えます。
そして、WANIMAはとにかく人気曲が多く、今最も人気があるバンドのひとつなんです。公式YouTubeを見ると一目瞭然。再生数がとてつもない……!
どの曲もパワーに溢れていて、聞いていると元気が出る曲ばかり。感情が全面に出ているバンドなので、曲を聞くと何かしらの衝動を感じることでしょう。