花澤香菜さん声優デビュー20周年! 声優生活と音楽活動の振り返り&出演アニメ『ダークギャザリング』EDの新曲「インタリオ」について語るインタビュー!!
今年、声優デビュー20周年を迎えた花澤香菜さんの最新シングル「インタリオ」が11月1日発売! さらにシングルの名を冠したライブも開催決定!!
表題曲「インタリオ」は、自身が寶月詠子役で出演するアニメ『ダークギャザリング』の10月クールエンディングテーマで、花澤さんのウイスパーボイスが印象的な、しっとりとしたミディアムナンバーに仕上がっています。
そしてカップリングには、『ダークギャザリング』の7月クールエンディングテーマだった「灰色」、そしてハロウィンを連想させる楽しいナンバー「ギミギミ♡ラヴ」を収録!
今回のインタビューでは、これまでの声優のお仕事や音楽活動を振り返っていただきつつ、第2クールに突入したアニメ『ダークギャザリング』の見どころと、シングル「インタリオ」について語ってくれました。
あっという間だった20年。最初の10年間はがむしゃらに、できることをがんばりました!
――今年、声優デビュー20周年を迎えましたが、感想と印象深かった出来事をお聞かせください。
花澤香菜さん(以下、花澤):最初の10年間はがむしゃらにできることをがんばる感じでした。そこからどんどん仕事の幅が広がって、いろいろなことにチャレンジさせていただき、あっという間で楽しい20年でした。
――声優としてこれまでに携わった作品の中で、印象深い作品やキャラクター、ターニングポイントになった作品やキャラクターを教えてください。
花澤:声優としては、定期的に自分の殻を破るような役に巡り会えたと思います。私が初めて関わったアニメのお仕事は『LAST EXILE』で、アフレコ現場で皆さん代わる代わるマイクに入る光景を見て驚きました。
同年代の喜多村英梨ちゃんもこの作品でデビューみたいな感じでしたが、すごく上手でビックリして! 私は子役としてお芝居をしていましたが、声優のお芝居はそれとは違っていて、オンエアを観たら自分の声だけ浮いているように聴こえました。
でも、現場の先輩方に「子役は子役の良さがあるからそのままやればいいんだよ」と言っていただいて、少し肩の荷が降りました。今でも言ったセリフを覚えています。「お父様に」というのが一番最初のセリフで、それを何回も録り直して、家でも「お父様に」ばかり練習していました。
ターニングポイントになった作品はいろいろありますが、アフレコが楽しいと思えたのは『ぽてまよ』です。日本語をあまり話さず、「ほにほに」とか「にゃー」とかでしかしゃべらなくて。そこで決められたセリフを言うだけではない、声優の楽しさを教えてもらいました。
今に繋がる役どころだと『PSYCHO-PASS サイコパス』の常守 朱は大きなターニングポイントになったなと思います。全編通してシリアスだし、現場に行ったら先輩しかいないし(笑)。
とにかく緊張感がある作品ですが、朱ちゃんは新人の監視官として配属されて、そこからいろいろなことを学んでいくポジションだったので、当時の私としてシンクロしました。
今春に、劇場版『PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』が公開されましたが、彼女と一緒に年齢を重ねているのが嬉しいです。2012年から現在まで定期的に演じる機会がある作品で、しかも同じ時間軸ではないお芝居ができる役なので、いつも新しいことに挑戦させてもらえているなと思っています。