「ひろがるスカイ!プリキュアLIVE2023 Hero Girls Live ~Max!Splash!GoGo!~」『ひろプリ』ライブリレーインタビュー! オープニング&前期エンディング主題歌歌手・石井あみさん【連載第6回】
先輩方から学ばせてもらいつつ、最高のステージを作りたい
──「ひろがるスカイ!プリキュアLIVE2023 Hero Girls Live ~Max!Splash!GoGo!~」(以下、「プリキュアライブ」)が控えています。石井さんは以前昨年の「プリキュアライブ」(『デリシャスパーティ♡プリキュアLIVE 2022 Cheers!Delicious LIVE Party♡』)をご覧になられたとおっしゃっていましたが、改めて「プリキュアライブ」の当時の印象を教えていただけますか?
石井:『ひろプリ』主題歌を歌わせていただくことが決まってから「プリキュアライブ」を見て。その時も一体感がすごいなと思っていました。
声優の皆さんも、歌手の皆さんもすっごくキラキラしていて、すごいなと思っていたんですが……その時はまだ私がそのステージに立って歌うということがあまり想像できなくて。ただただ「すごい!」という感動でいっぱいでした。
そこからだんだんと同じステージに立ちたい!という思いが芽生えてきて。当時は憧れのライブでしたが、今回「プリキュアライブ」に立たせていただけるのはとても嬉しいです。
──しかも『ひろプリ』は20作品目という特別な節目ですね。
石井:そうなんです!こんな素敵なライブに立たせてもらえるなんて。しかも今回は声出しもありの予定とのことで。リリースイベントのときにも、皆さんの大きな声が聴こえたので、またそれを聴けるのが楽しみですね。
──今年は『キボウノチカラ~オトナプリキュア’23~』よりキュア・カルテットも登場と、先輩たちとも同じステージに。
石井:私は(現段階だと)お会いしたことがない方もいらっしゃるんです。五條真由美さんとは『全プリ展』(全プリキュア展 ~20th Anniversary Memories~)のときにご挨拶させてもらっていて。
──石井さんは『ふたりはプリキュア』が大好きだったんですものね。特別な気持ちがあると思います。
石井:そうなんです!あの歌声を生で聴ける……!と思うと、少し緊張します(笑)。先輩方のパフォーマンスから学ばせてもらいつつ、最高のステージを作りたいなと思っています。
『デパプリ感謝祭』とリリースイベントを終えて、ライブの楽しさを実感したので……早くライブをしたいなって気持ちです!
──石井さんの、新しいことを恐れず、何事にも前向きに進んでいくその精神がすごく素敵だなと。
石井:どんな時も、最終的には「楽しい」って気持ちのほうが強いかもしれません。
「Daybreak song」では挑戦も
──ボーカルアルバムは「ひろがるスカイ!プリキュア ~Hero Girls~(TVサイズ)」から幕開け。石井さんが参加された「Daybreak song」(石井あみ・北川理恵・Machico・吉武千颯名義)は豪華メンバーによるかっこいい曲で。
石井:本当に!初めて聴いたときに「す、すご!」って。もう「どうしよう」って気持ちでした(笑)。新しい時代がやってきた、というようなカッコよさがある曲で、私もそれを出したいなと思い、自分としては初となるアプローチにも挑戦させていただきました。自分の新しい一面を見られたような気がします。
──その挑戦について詳しくおうかがいしてもいいですか?
石井:感情をさらけ出して歌うというか……オープニング、前期エンディングはかわいらしさも含みつつのパワフルさを意識していたのですが、今回は言葉一つひとつに気持ちを込めて、さらけ出すことを大切にして歌いました。フレーズもそうですし、言葉一つひとつに注目してもらいたいなと思っています。
──特にどんなところに注目してもらいたいですか?
石井:4人で歌う、最後の<私たちの 夜明けの輝き 届け彼方まで>というところです。<私たちの>の時に、みんなで横並びになって突き進んでいく姿が見えて……メロディーラインも独特で個人的にすごく好きです。
4人だけにしか作れない音を届けたいなと思いながら<届け彼方まで>につなげました。まさにプリキュア!というような雰囲気で、本当に素敵。こんなに激アツな曲で、『プリキュア』らしさが出ているのが本当にすごいなと思いました。
お歌の力でそれを出せたらいいなって思ったので、レコーディングのときは「歌で世界を救うんだ!」という気持ちでした。
✨7/19(水)発売✨
— プリキュア音楽&映像商品公式 (@precure_marv) July 1, 2023
『#ひろプリ』ボーカルアルバム~FLY TOGETHER!!!!!~
🎧試聴動画公開✨🎧
Daybreak song
歌:#石井あみ #北川理恵 #Machico #吉武千颯
10/21(土)開催 #ひろプリライブ 先行封入も✨
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──作詞はマイクスギヤマさん、作曲は高木 洋さん、編曲は馬瀬みさきさんと、作家陣も豪華です。
石井:マイクさんならではの言葉が散りばめられていて、歌っていて私自身も「工夫したいな」と思っていました。実は高木さんは私が通っていた音大の先生でもあるんです。
──えっ!『プリキュア』シリーズの音楽プロデューサー井上さんも同じ大学出身ですよね? すごい大学ですね。
同席していた音楽プロデューサー・井上 洸氏(Marvelous Inc.):はい(笑)。
石井:そうなんです(笑)。実はそういうつながりがあって。レコーディング現場で大学のお話もさせていただきました。本当に優しい雰囲気の方という印象です。
「千颯ちゃんの歌声が本当に好き」
──「Try Try Try」(石井あみ・吉武千颯名義)に関してはどのような印象がありましたか?
石井:ポップでかわいくてキラキラ!という印象があって、千颯ちゃんと一緒に歌っているイメージがすぐに湧きました。レコーディングのときも「ヒロガリズム」の時のような感覚で、千颯ちゃんと一緒に歌っている気持ちでした。「ああ、この感覚懐かしいな」って。
──リリースライブのあとの収録だったのでしょうか?
石井:そうです!だからよりイメージが湧きやすくて。リリースイベントのときの千颯ちゃんのお姉さんのような安心感やキラキラを見て、より「Try Try Try」のイメージがひろがりました。本当に楽しく、明るくワクワクした気持ちで歌うことができました。
──ある意味、「Daybreak song」と「Try Try Try」は真逆の2曲ですね。
石井:確かに。「Daybreak song」は胸が熱くなりますが、「Try Try Try」には一緒に手を伸ばして歌うような優しさがありますね。爽やかな風が吹いているような印象があります。また、<絶好調(なみ)に乗ったら>など、大森祥子さんの描く歌詞がとてもおしゃれで素敵なので、歌詞と合わせて楽しんでほしいです。
「Try Try Try」というタイトルからも伝わってきますが、頑張ることってこんなにも楽しいんだよ!ってことを千颯ちゃんと一緒に伝えられたらなと思っています。
さきほど完成した音源を初めて聞いたのですが、ああ、千颯ちゃんの歌声が私は本当に好きだなぁって思いました。温かくて、本当に手を引っ張ってくれる感じがする……。(インタビュー当時は音源完成直後)
──Machicoさんが吉武さんの歌声を「きゅるんきゅるん」とよく評していますよね(笑)。それくらいキラキラしていて。
石井:本当に「きゅるんきゅるん」!ライブが楽しみになりました!
✨7/19(水)発売✨
— プリキュア音楽&映像商品公式 (@precure_marv) July 7, 2023
『#ひろプリ』ボーカルアルバム~FLY TOGETHER!!!!!~
🎧試聴動画公開✨🎧
Try Try Try
歌:#石井あみ ・ #吉武千颯
10/21(土)開催 #ひろプリライブ 先行封入も✨
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──そして「シェアして!プリキュア Ami Ishii Ver.」!早くも先輩方からのバトンを受け取り、石井さんの心境はどのようなものでしたか?
石井:本当に嬉しくて!歴代の「シェアして!プリキュア」をカラオケでも歌うくらい好きだったので、歌えることが決まったときは「良いんですか!?」という気持ちでした。嬉しい気持ちと同時に、歴代歌手の先輩方がつなげてきたバトンを引き継いでいく責任感を覚えました。
歌わせていただくにあたって色々と考えたのですが……でも私は考えすぎると声が固くなってしまうタイプなんです。それでレコーディング当日に緊張しすぎてしまって(苦笑)。
井上さんから「みんなをワクワクさせる気持ちで歌ってみたら?」というディレクションをいただいてからは、イメージがひろがって緊張がほぐれました。(井上さんを見て)井上さんのおかげです(笑)。
余談ではあるのですが……私はレコーディングのときはめちゃくちゃ寒い中で歌わせてもらっているんですよ。
──へえ!
石井:冷房を18度くらいまでガンガンにかけてもらうんです。そのほうが気合いが入るというか。その中で体温がグンと上がる瞬間があって、「あ、今出せてるな」という感覚があります。井上さんの言葉で一気に体温が上がって、特に「シェアして!プリキュア」は全身が熱くなる中で歌わせていただきました。
「シェアして!プリキュア」は歌詞にもある通り、世代を超えてつながるのがテーマなので、音や言葉のつながりを意識して歌わせていただきつつ……聴くたびに発見があるような、ワクワクする歌になったんじゃないかなと思っています。
──石井さんが歌うということは、このバトンがまた誰かにつながっていくということで。
石井:そうですね。今回歌わせていただき、「次はどなたにつながって、どんな歌になるんだろう?」と楽しみになりました。それぞれカラーがあって、「その人ならではの曲」になっているので、ワクワクします。