『新しい上司はど天然』アニメ最終回直前!白崎優清役・梅原裕一郎さん×桃瀬健太郎役・西山宏太朗さんインタビュー|最終回は白崎の素敵な言葉や、ぐっとくるシーンの連続! “桃瀬の”ど天然な部分も!?
おふたりの印象に残ったシーンは? 今だから話せるアフレコの裏話も飛び出す!
――第11話までで印象的なシーンやセリフをいくつか挙げてください。
梅原:第8話で白崎が桃瀬も連れて、実家に帰ったエピソードです。白崎のおばあちゃんやお兄ちゃんが登場して、兄弟そろってど天然なのが明らかになって。家族ならではの気を許した会話もあって、桃瀬と接している時と違う白崎が見られて、演じていても楽しかったです。また、白崎家に放り込まれた桃瀬が一人でツッコミを頑張っているのもおもしろかったです(笑)。
西山:第4話での金城との会話の中で、白崎主任にメッセージアプリでスタンプを送る、送らないとキャッキャウフフしている様子が女子高生みたいでかわいらしいなと思いました。あと、桃瀬にも同僚の仲間ができたんだなと思えて、ほっこりしました。
白崎主任とのメッセージアプリのやり取りでもど天然が出てくるシーンがあって、普段からこういうやり取りをしているんだろうなと想像できて、描かれているシーン以外の奥行きが見られるのが素敵ですし、今後もそんなやり取りがあったらいいなと願っています。
――既に収録は終わっていますが、現場での面白いエピソードや、最終回直前の今だから話せる裏話を教えてください。
梅原:アフレコが終わった後に、西山さんがお昼ご飯をおごってくださると言うのでついていきました。
西山:おごるなんてひと言も言ってないんです。お店に入る前から「ごちそうさまです」とおごってもらう気満々で(笑)。
梅原:おごってもらったピザとパスタ、とてもおいしかったです。
西山:次は梅原さんがおごってくれる番だと信じているんですけど、それ以降誘ってくれることが一切なくて。
梅原:アフレコが終わっちゃったからね。
西山:いつかごちそうしてもらいたいですね(笑)。
あと第9話で、白崎主任と金城が二人きりでカラオケに行くシーンがあって、金城がアニメ『にゃんどるますたー』のキャラソンを歌っている時に、うとうとしていた白崎主任が急に「にゃんにゃん」言いながら踊り始めたシーンがおもしろくて。
梅原:あのシーンは何度かリテイクしましたね。普段の白崎と同じようにやるのかなと思っていましたが、画で見た白崎の動きが結構激しかったので、「白崎なりにテンションを上げてほしい」と言われて。でも「それまでの白崎の枠の中で」というオーダーもあったので、どこまではっちゃけていいのか加減が難しくて。いくらでもはっちゃけることはできるけど、そうすると白崎ではなくなってしまうし。
西山:(取材時点で)完成した映像を見ていないので、どのテイクが採用されたのか楽しみです。
最終回は白崎の素敵な言葉や、ぐっとくるシーンの連続! “桃瀬の”ど天然な部分も!?
――パッケージや配信などで改めて第1話からご覧になる方へ、見どころや注目ポイント、楽しみ方などのご紹介をお願いします。
梅原:第1話の段階で、桃瀬と白崎が初めて出会った時、最初は前の会社の上司によるトラウマがあって、怖く感じたと思いますが、そこからどんどん白崎の中身がわかってきますし、第12話まで見ると第1話の時の白崎もいろいろと考えていたんだなとわかっていただけると思います。白崎が桃瀬と出会った時、どういう気持ちだったのか、どういう距離感で桃瀬と接したらいいのか、パワハラを受けていたというセンシティブな部分にどう触れたらいいのか、模索する白崎の姿を改めて見ることで、彼の人となりがより理解できると思います。
西山:原作ファンの方にも喜んでもらえるお話の構成になっているんじゃないかなと、第1話を見た時に思いました。PVの映像を初めて見た時から、原作を読んだ時の印象そのままで。上司のど天然に、桃瀬のように心を救われたり、癒される方もいると思うので、1回だけでなく、何度でも楽しんでいただきたいです。ど天然は笑えるけど、時折、じーんと心が温まることもあって、ジェットコースター級の振り幅なので、皆さんも振り落とされないようについてきてください。
――最終回となる第12話の見どころや注目ポイントのご紹介をお願いします。
梅原:桃瀬が「いい物件が見つかりました」という連絡を受けたところで第11話が終わったので、「やっぱり引っ越しちゃうのかな?」とやきもきされている方も多いと思います。
第12話では二人がお互い、思っていることを素直にぶつけ合っているので、ぐっとくる場面もありますが、コメディ要素が強い作品なので、笑えるところもありますし、最後は優しい気持ちになってもらえるのではと思います。第11話までで積み上げてきたことを回想するシーンもあったりするので、とてもきれいな最終回になっていると思います。
西山:別れの時こそ本音が聞けるということで、白崎主任から素敵な言葉をたくさんいただけたし、かわいらしい部分も見られました。心がぐっと動かされる名ゼリフ、名シーンがあふれていますので、楽しみにしていただきたいです。
あと、桃瀬のど天然な部分も見られるので、そこも期待してください。いろいろな点と点がつながって線になる瞬間がありますし、ここまでアニメをご覧になってくださった方はぜひ最後までお付き合いください。
――最後に、皆さんへメッセージをお願いします。
梅原:楽しくお送りしてきた『新しい上司はど天然』もいよいよ残すところ最後の第12話のみとなりました。ここまでご覧になってくださった方は最終話も見ていただけると思いますが、おもしろかったという方はまだ見ていない方へぜひオススメしてください。原作はまだ続いていますし、アニメを見ながら、「原作ではどう描かれるのかな?」とワクワクしながら楽しんでいただけたら嬉しいです。
白崎がど天然で居続ける限り、物語は続くと思っているので(笑)、引き続き応援していただければ、アニメでまた白崎や桃瀬たちと会えるかもしれません。アニメの最後まで、そして引き続き応援よろしくお願いします。
西山:ここまでアニメをご覧になってくださった皆さん、本当にありがとうございました。そして、この記事で初めて知ったという方や、作品名は聞いたことがあるという方は、原作や配信などで追いかけて、見ていただけたら嬉しいです。
「日常の中には、ささやかな幸せがこんなにたくさんあるんだ」と気付くきっかけになる作品だと思っています。自分もこんなふうに人とコミュニケーションがとれたらいいなという気持ちにもさせてくれる、素敵で優しい世界がこの作品には広がっています。
僕自身、白崎主任と桃瀬の行く先がもっと見たいですし、まだまだ桃瀬を演じたいです。アニメの続きができたらとキャスト一同願っています。まずはこれからオンエアされる第12話を見て楽しんでください。
【撮影 MoA】
『新しい上司はど天然』作品情報
あらすじ
キャスト
(C)いちかわ暖(秋田書店)/新しい上司はど天然製作委員会