楽しさと悔しさを噛み締めて、ミュージックレイン3期生は全力で前へ進んでいく——「We LIVE in ⽇々荘3号館〜#にちにちさんPlaylist〜」相川奏多さん、橘美來さん、夏目ここなさん、日向もかさん、宮沢小春さんアフターインタビュー
全15曲を熱唱! “五者五様”のソロステージでそれぞれが次のステップへ
ーー改めて今回は全15曲というボリューミーなステージでした。
夏目:そんなに盛りだくさんだったんですね!
宮沢:凄いな〜、ふぅ。
ーー宮沢さんは肩の荷が下りたような感じですね(笑)。そんなに緊張されていたのですか?
宮沢:実は私、昼の部で「月下儚美」(『IDOLY PRIDE』に登場するアイドルグループ「月のテンペスト」の楽曲)の振りを飛ばしてしまっていて……。多分リハーサルの段階から、飛ばしちゃっていたんですよ。
今回はいつもと違うタイミングで振り返るところがあったんですけど、それを全部忘れてしまっていて。ステージ中は「この時間って何もやらないんだっけ?」と思っていたんですけど、みんなから教えてもらって……。
夏目:こは(宮沢さん)、棒立ちだったんだよね、「あれ? こは?」みたいな(笑)。
宮沢:それを聞いて、リハーサルから感じてた違和感はこれだったのかって気づいたんです。だから夜は「その部分だけできたら100点だ」と自分に言い聞かせて、実際にちゃんとできたので、100点ですね!
ーーそんなハプニングがあったんですね。他の皆さんはいかがでしたか?
相川:どうしても後ろに控えているソロパートのことが頭をよぎっていたんですけど、一発目に「月下儚美」を歌うことで、ひとつ自信がついたような気がします。「月下儚美」は何度も歌わせていただいている曲であり、「月のテンペスト」の代表曲とも言えるので、何も考えずに全力でできるというか。無駄なことを考えずに集中できる曲が一発目にあったことで「イケるぞ!」という安心感や自信が持てました。
日向:住人の皆さんも「まさかの一発目に月下儚美?」と思っていたんじゃないかな? 私達がステージに板付きで登場してイントロが流れた瞬間に、歓声と共に立ち上がってくださっていて、「お〜! 沸いてるね〜!」って(笑)。
相川:しかも「おー! おぉー!⤴」って2段階で驚いてる声がしたよね。
日向:今回はイヤモニをつけていなかったので、住人の皆さんの生の声が聞こえてくるのが凄く楽しかったです。
ーーそして、今回はソロパートも目玉のひとつですよね。トップバッターは橘さんが務められました。
橘:『〜はなしたあとはリサイタル@ひとりで歌ってみた〜』に引き続き、「初恋サイダー」(Buono!)をマイクスタンドありで歌わせていただきました。前回も本家様がやっている「L!O!V!E!」のコールを昼の部で何人かの住人さんがやってくださったんですけど、アイドルさんや、声優さん、他のアーティストさんだったり、界隈が違うとコールやマナーの文化も違うので、私からは特に言及していなくて。それでもコールをしてもらえたのは忘れられないくらい嬉しかったです。
なので夜の部で、「言ってくれますか?」ってお願いしてみたら皆さん快くやってくださって。今回はそんな想いを住民さんたちに汲んでいただいて、昼も夜もコールを浴びることができました。
日向:ステージ裏まで聞こえたよ!
相川:すっごいボリュームの「L!O!V!E!」が(笑)。
橘:ありがたいですね。コールがあるライブってやっぱり良いなって思えて、凄く楽しかったです。前回悔しいなと思う部分もなんとかクリアできたと思うので、もっともっと成長して、より良いものを皆さんに披露できたらなと。体も精神も鍛えて頑張ります!
ーー振り付けも指の先までこだわっていて、パフォーマンスを通して住人さんとコミュニケーションをとっているようで素敵でした。
橘:皆さんが喜んでくれているのを感じて、「へへへ!」と思いながら歌ってました!
ーースタンドマイクのパフォーマンスもかっこよかったです。
橘:ありがとうございます。でも私、最初はスタンドが似合わないというか、上手く使いこなせなくて(笑)。様になるパフォーマンスができていたなら良かったです。
ーー最初の方にも少し話に上がりましたが、2曲目は「Stellar Stellar」(星街すいせい)でした。
橘:なんで歌唱曲の候補に入れたんだろう、と思うくらい難しい曲で(笑)。でも、「初恋サイダー」と「Stellar Stellar」は第1希望の曲なんです。「どちらかを歌いたいです」って最初に提出して、OKしてもらいました。「こんなに難しい曲を歌えるわけがないよな」と思いながらも大好きな曲だからチャレンジしたかったんです。
実際に練習していく中で、成長できた実感があったものの、今日のステージでは今の自分の100%を出せなかったので、とても悔しかったです。
もっとできるんだよってところを見せたくて「夜の部は頑張ります」なんて言っちゃいましたけど、昼の部しか来ることができない住人さんもいるのに。今になってそれが本当に悔しいです。
宮沢:良かったよ〜!
橘:ありがとう、でも、悔しいな〜。
相川:でも、それで夜の部はバッチリ決めたんだから凄いよ。
宮沢:不安だって言ってたロングトーンのところとかね。
橘:昼の部で奏多がステージ袖で待っていて「ナイスファイトだったよ!」って言ってくれて救われました。3人も控室で迎えてくれて。ファンの人もそうですし、優しい同期やスタッフさん、マネージャーさんがいてくれて、素敵な環境に囲まれているなと実感しました。
でもやっぱり、かっこいいところを見せたいんです……! 失敗も成功も温かく受け止めてくださっていることは、もちろん痛いほど理解しています。その上で一番良い橘を見せたいので、これからもたくさん楽しみながら努力を続けていこうと思います。そして、皆さんにいつもたくさん支えてもらい、応援してもらっている分、いつかお返しをしたいですね。
ーー橘さんのそういった真摯な考え方、本当に素敵だと思います。
橘:あ、そう言えば話したいことがあるんです! 星街さんの曲って裏のリズムが強い曲が多くて。「NEXT COLOR PLANET」とか、聞きながら同じリズムで歩いたりするんです。私自身、裏のドラムが印象的だったり、ベースがしっかり入っている曲が好みで、星街さんの綺麗で力強い歌声に惹かれていて。これを機に皆さんにも星街さんの曲をたくさん聞いてほしいなって思います!
ーー布教活動ですね、流石です(笑)。
橘:とっても良い曲がたくさんあって、その中でも大好きな「Stellar Stellar」を私なりに表現できたかなと思うので、この自信を胸に精進します!