『ガールズ&パンツァー 最終章』第4話 新宿・川崎にて行われた上映記念舞台挨拶の公式レポートが到着! 渕上舞さん、井澤詩織さんら登壇
現在上映中のシリーズ最新作『ガールズ&パンツァー 最終章』第4話。このたび、10月7日(土)に新宿バルト9、14日(土)に川崎チネチッタにて行われた、上映記念舞台挨拶のオフィシャルレポートが到着しました。
また、上映4週目に突入する10月27日(金)より、新来場者特典の「生コマフィルム」が配布されます。
公開1周目上映記念舞台挨拶レポート@新宿バルト9(10月7日)
■日時:10月7日(土)
■場所:新宿バルト9
■登壇:渕上 舞(西住みほ役)、能登麻美子(ミカ役)、下地紫野(アキ役)、石上美帆(ミッコ役)、若山詩音(ヨウコ役)、ChouCho(主題歌アーティスト)、井澤詩織(園 みどり子役/MC) ※敬称略
継続高校キャストと主題歌アーティストのChouChoも登壇!
ファン待望の『ガールズ&パンツァー 最終章』第4話の劇場上映が、10月6日(金)よりスタート。上映1週目の舞台挨拶は、7日(土)は東京の新宿バルト9とグランドシネマサンシャイン池袋、8日(日)は石川県のシネマサンシャインかほくと大阪のT・ジョイ梅田の4箇所で開催。2週目も川崎、横浜、名古屋、静岡で開催を予定している。
今回は舞台挨拶ツアーの最初の場所となった、新宿バルト9での舞台挨拶の様子をレポート。上映開始前に行われた舞台挨拶のため、ネタバレ無しのトークになっており、本編をまだ見ていないファンも安心してチェックしてほしい。
舞台挨拶には、西住みほ役の渕上舞さん、継続高校の主要メンバーであるミカ役の能登麻美子さん、アキ役の下地紫野さん、ミッコ役の石上美帆さん、ヨウコ役の若山詩音さん、第4話からの新たな主題歌を担当したChouChoさんに加え、MCを担当した園みどり子役の井澤詩織さんの計7名が登壇。
登壇したゲストは全員第4話を視聴済み。今作は密度が高い試合が展開されるため、MCの井澤さんは「何を喋ってもネタバレになっちゃうかもしれないと思うとビクビクします」と語りつつ、来場したファンですでに『最終章』第4話を観た人がいるかを確認。
すると半分くらいのファンが鑑賞済みという状況。その熱意に対して、舞台挨拶初登壇となる下地さんは「初日に我慢できずに観て、私たちの話も聞きたいからいらして。いいですね。愛を感じます」と感想を述べた。
続いて、前作第3話の公開から2年半が経過したことを踏まえて、コメントを求められた渕上さんは「2年半あったら人生変わるよ」と語り、その間に自動車免許を取得したことをファンに報告。「戦車道に繋げるなら、自動車を運転できるようになってからだと、運転の難しさを理解できて。あんこうチームの麻子は凄いドライビングテクニックを見せてくれるわけですが、本当に尊敬しますね」と心境の変化を語った。
次にコメントを求められたのは、第4話で初めて『ガルパン』のアフレコに参加した、継続高校の「白い魔女」とも呼ばれるヨウコを演じている若山さん。作品への初参加の感想を求められ、「アフレコの時は緊張しました。歴史のある作品でもありますし、すごく素敵な作品でもありますので。そこに途中から参加させていただくということへのプレッシャーもしっかりと感じていた次第です」と感慨深そうに語った。
続いて話が振られたのは、第4話から新しくなった主題歌『Never Say Goodbye』を担当するChouChoさん。上映を迎えた気持ちを聞かれると「私が後半の主題歌を担当すると発表されてから一体何年経ったのか(笑)。そういう意味では、やっとお届けできたという嬉しい気持ちでいっぱいです」と思いを披露。
そして、ここから話題は主題歌の感想へ。渕上さんは、オープニングの映像に関して「どこを観るというよりは、いろんな思いがこみ上げてきてキャラクターたちの顔を見るだけで泣く」というほど気に入った様子。井澤さんから「『ガルパン』って、不思議なところで涙腺にきたりするじゃない?」という問いに対して、渕上さんも大きく納得し「感動じゃないんだけど、頑張っている姿が尊いんですよ」と、改めてオープニングの映像を踏まえて『ガルパン』を見ていると惹かれる部分を再確認。
下地さんも「長い歴史があるとその積み重ねで、いろんなキャラクターに感情移入したりと、成長が見られたりするのはいいですね」と語り、能登さんも「継続高校のメンバーで座談会をさせてもらった時も、みんながチームを超えて頑張る姿に共感するという話で盛り上がりましたね」と作品の持つ魅力について盛り上がった。
そして、次の話題は継続高校メンバーを演じたポイントについて。能登さんは「ミカは言うことが哲学的で。これまではミカはアキとミッコがいることで隊長をやっているんじゃないかという不安もあったりしたんですが、今回はしっかり隊長をやっていて」と今までとはちょっと違うミカらしさが描かれると語ると、アキ役の下地さんが「大丈夫ですよ。今までもちゃんと隊長をやってましたよ。いつもカッコイイですから」とフォロー。
続いて下地さんは、「いつもアキを演じるにあたっては、見ている皆さんの代弁者なのかなと思っていて。大体、ミカの言うことに対して「ちょっとよくわからない」という反応をするんですが(笑)。でも、継続高校としての信頼関係があるからこそ、みんなそれぞれ個性が爆発していても強く戦っていけるんだろうなというのは意識していますね」とチームとしての結束力を改めて確認したそうだ。
ミッコ役の石上さんはアフレコは4人でやることができたのかという質問に「第3話は3人でアフレコをすることができたんですが、第4話はどうなるか不安だったんです。でも第4話はヨウコも含めて全員一緒に録れたので嬉しかったです」と答えると、司会の井澤さんから「いいな〜」という寂しげな言葉が。
ひとり3役でカモさんチーム全員を演じる井澤さんは、第44での収録は前生徒会チームと一緒ながら、ひとりだけブースが別室となり、本人曰く「独房」で演じることになったことをぼやいた。
気を取り直し、本格的な活躍が初となるヨウコ役に関して、水島努監督からのオーダーはあったのかという質問に若山さんは「「そのままでいてください」と言われました。嬉しい言葉ではあるんですが、アフレコの日までいくつものパターンを考えて来た中で、「そのままでいてください」って言われるとどれが正しいのかわからず。キャラを掴めるまでちょっとお時間をいただいた感じはありますね」と『ガルパン』での初アフレコを振り返った。
収録で苦労したポイント関して、能登さんが「最初にフィンランド語で「撃て!」という台詞を言った時は、微妙なニュアンスに苦労して時間がかかったんです。今回はそれを踏まえて準備をしていって。そのひと言が一番緊張するかなという感じだったんですが、今回はスッと行けました」と
語り、井澤さんが「ぜひ本編で「ここが苦労したフィンランド語か」と聞いて欲しいですね」と念を押すと「やめて、やめて(笑)」と恐縮するひと幕も。
そして話題は再び主題歌へ。今回、ChouChoさんは第4話以降の最終話までのシナリオを読んで楽曲の制作にあたったことが明かされると、最後まで物語が出来上がっていることに対し、登壇者も含めて驚きの声があがった。
楽曲に関して、井澤さんから「卒業」をイメージさせる内容であるという感想を聞くと「この「卒業」というキーワードは、楽曲の打ち合わせの中でも出ていて、そこを意識してこの楽曲を作りました」との答えが。
さらに曲の中でのお気に入りのフレーズを聞かれると「タイトルの『Never Say Goodbye』というワードは最初からできていたので、それが一番伝えたいメッセージではありますね」とタイトルに楽曲全体の強い思いが込められていると語ってくれた。
さらに楽曲制作の時間に対して聞かれると「楽曲制作自体は、これまでで一番時間がかかりました。長い歴史のある作品ですし、『最終章』の本当に最後の主題歌ということでハードルが高く上がってしまっていたので、それを超える曲を作らなくちゃいけないというプレッシャーがあってなかなか出来ず。でも丁寧に作ったからこそ、自分で納得のいく、皆さんに自信を持ってお届けできる曲ができたんじゃないかなと思います」と楽曲の仕上がりの満足さをファンに伝えた。
大いに盛り上がった舞台挨拶もあっという間に終了の時間に。最後は、登壇したゲストひとりずつからファンへのメッセージが贈られた。
「やっと待ちわびた第4話が公開になりました。これから長く第5話、第6話と新しい主題歌の『Never Say Goodbye』を聞いていただくと思うんですけれども、みなさんの心に深く残る楽曲になればいいなと思います」(ChouCho)
「やっとこうやって皆さんの前でガルパンの話、継続高校の話、そしてヨウコの話を出来ることが本当に嬉しいです。観た後に知って欲しい情報もたくさんありますし、何回も観たからこそ見える部分もきっとあると思いますので、まずはこの『最終章』第4話を愛していただいて、そしてガルパンをずっとずっと長く愛していただけたらなと思います」(若山)
「本当に今回はあっという間に時間が過ぎてしまって、まだまだ話足りないなと思うんですけども、これから上映を観られると思いますが、ミッコは凄くカッコイイので楽しみにしていてください」(石上)
「劇場版から初めて登場させていただいたんですけど、それからも結構時間が経っていて、満を持してこうして継続高校にスポットライトが当たり、試合をするということで私たちも気合いと熱い思いを込めて演じさせていただきました。何度観ても面白い作品だと思いますし、劇場の大きいスクリーンでしか得られない迫力というものがあると思いますので、ぜひ劇場に何度でも足を運んでご覧いただけたらなと思っております」(下地)
「継続高校の戦い方も素晴らしいし、大洗の戦い方も素晴らしいし。それぞれの高校に感情移入できて、作品全体のクオリティが本当に凄いんだなというのを今回改めて思わされました。皆さんにこれから観ていただいて、たくさん楽しんでいただいて。もちろん、1回でも最高ですが、2回、3回と観て「ここをもっと知りたい」、「もっと観たい」というところがたくさん出てくると思いますので、何回でも劇場で楽しんでいただけると嬉しく思います」(能登)
「今日はこうやって劇場で上映することができて、皆さんの前で改めてご挨拶することができてとても幸せに思っております。皆さんはこれから観られるということですが、大洗と継続との戦いの行く末、そしてその他の学校の試合の行く末みたいなものも描かれている回になっています。本当に息つく暇の無い約50分ちょっとになっておりますので、なるべく瞬きをせずに(笑)。楽しんでいただければ嬉しいです。そして、これからの『ガールズ&パンツァー』も応援していただけると嬉しいです。楽しんでいってください」(渕上)
そして、最後は恒例となっている、渕上さんの「パンツァー・フォー!」のかけ声と共に、会場が一体となって、舞台挨拶の幕は閉じた。