『劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』10周年記念上映で悠木碧さん、斎藤千和さんらが作品に関わった期間や〈ワルプルギスの廻天〉への意気込みを語る

2013年10月に公開された『劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』。その公開10周年を記念する上映イベントが、2023年10月29日(日)に新宿バルト9で行われました。

上映前には舞台挨拶が実施され、悠木碧さん(鹿目まどか役)、斎藤千和さん(暁美ほむら役)、水橋かおりさん(巴マミ役)、野中藍さん(佐倉杏子役)、加藤英美里さん(キュゥべえ役)が登壇。

『魔法少女まどか☆マギカ』という作品に関わった期間の思い出話や、2024年冬に公開予定となっている『劇場版魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』への意気込みを語りましたので本稿でそのレポートをお届けします。

作品名劇場版魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉放送形態劇場版アニメシリーズ魔法少女まどか☆マギカスケジュール2025年冬キャスト鹿目まどか：悠木碧暁美ほむら：斎藤千和巴マミ：水橋かおり美樹さやか：喜多村英梨佐倉杏子：野中藍百江なぎさ：阿澄佳奈キュゥべえ：加藤英美里スタッフ原作：MagicaQuartet総監督：新房昭之脚本：虚淵玄(ニトロプラス)キャラクター原案：蒼樹うめ監督：宮本幸裕キャラクターデザイン：谷口淳一郎異空間設計：劇団イヌカレー(泥犬)音楽：梶浦由記アニメーション制作：シャフト公開開始年＆季節2025アニメ映画(C)MagicaQuartet／Aniplex・WR『劇場版魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』公式サイト『魔法少女まどか☆マギカ』公式Twitter 「劇場版魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉」のグッズを探す

TVシリーズから干支が一周した今の声優陣の心境や如何に

声優陣が会場に現れるとまずは加藤さん、野中さん、水橋さん、斎藤さん、悠木さんの順番でファンのみなさんに一言ずつ挨拶をしていきました。オープニングトークでは今回のイベントチケットが瞬殺だったことや、色々な派生作品が展開されてはいたものの、本編の最新作である『[新編]叛逆の物語』から10年が経過したことについてトークが展開。

そして、改めて『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズの歴史を振り返ることに。悠木さんはTVシリーズからは12〜13年が経過しているということで、干支が1週したことを他の声優陣と話したことを明かしてくれました。また当時のアフレコを振り返り、『魔法少女まどか☆マギカ』の現場でマイク前で表現することの楽しさを教えてもらったと語っていました。

その後は元気なキュゥべえやホーリーマミ、変態性を深掘りしていくほむらやまどか先輩など様々な作品やコラボの話題で盛り上がり、それぞれの演じるキャラクターにかなり幅が生まれたことを話していきました。

続いて舞台挨拶後に上映となる『[新編]叛逆の物語』の見どころを改めて語ることに。野中さんが10年経って気づいたことがあったと話すと、見返すことで新たな発見があったとの話題に発展。

当時感動した場面とは別のところで感動した、この10年で作品に関する考察が熟成されているのではないかとの話も飛び出しました。会場に集まったファンのみなさんもそれだけ深い愛を作品に対して持っているということで、声優陣からほむらレベル、もはや悪魔といった称賛の言葉が贈られる一幕も。

その後は水橋さんが『[新編]叛逆の物語』を彩ったアクションシーンに言及。加えて、当日残念ながら登壇できなかった美樹さやか役の喜多村英梨さんのために、さやかのソウルジェムのグッズだけでもこの会場に持っていこうかと考えていたことを明かしてくれました。

『〈ワルプルギスの廻天〉』への意気込みは!?

『[新編]叛逆の物語』の話題がひと段落したところで、ここで先日「Aniplex Online Fest 2023」で公開された『〈ワルプルギスの廻天〉』の特報第1弾を改めて大スクリーンで上映することに。

しかし今回の映像は新たなカットが増えた特報第1.1弾となっており、新しい魔法少女姿となった鹿目まどかが初公開となっていました。これには会場のファンも大盛り上がりで、特に鎖で封じられたかのようなデザインのまどかの新衣装には注目が集まりました。

声優陣もまだ詳細を知らないそうで、この映像のために唯一収録に臨んだ斎藤さんですら何も教えてもらえていないのだとか。そのくらい徹底して情報が秘匿されるのが『魔法少女まどか☆マギカ』だったそうで、そういうところは本当に変わらないといった声が声優陣から飛び出す場面も。

続いて声優陣がそれぞれ『〈ワルプルギスの廻天〉』に向けた意気込みを語っていきました。加藤さんはキュゥべえの立ち位置が気になると語ったほか、野中さんは包帯でぐるぐる巻きになっていたさやかを心配する様子を見せました。そして水橋さんは新たなグッズが楽しみとコメント。

斎藤さんはこの特報で音声を収録した時に、一番最後の音声をいくつかのバージョンで収録したことを明かしてくれました。現状は色々な媒体で様々な状態のほむらが存在しますが、この特報での声がどのほむらなのかを考えてみてほしいとして、ご自身もまだわからないことが多い中でヒントになるかもしれないポイントを教えてくれました。

最後に悠木さんは『[新編]叛逆の物語』ラストの衝撃の展開から10年が経過したことに言及。とにかく『〈ワルプルギスの廻天〉』を10年待って良かったとファンのみなさんに言ってもらえるように、全霊を尽くしてキャラクターに向き合っていくと意気込みを語っていました。

そして、これから『[新編]叛逆の物語』をご覧になる会場のファンのみなさんへひとりずつメッセージを述べて本イベントは幕を閉じました。

いよいよ2024年冬に公開となる『劇場版魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』。それに備える意味でも、改めて『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズを復習してみてはいかがでしょうか。