『レモンスカッシュスコア』第3弾:藤堂 暁役・白井悠介さん×麻倉瑛都役・住谷哲栄さんインタビュー|「Chroma7ree」はまだバラバラ。だからこそどんな色になるのか楽しみ
キャラクターデザイン(原案)を一為(Kazui)さん、楽曲制作をHoneyWorksやゆうゆさんなどが担当し、シナリオを内田裕基さんが手掛ける青春アイドルプロジェクト『レモンスカッシュスコア』。
本作は、「デビューと同時に解散の危機」を迎えた7人のアイドルグループ「Chroma7ree(クロマリー)」がトップアイドルを目指していく、レモンスカッシュのように爽やかで、でも少し甘酸っぱい物語です。
5月24日に第一弾シングルCD、10月4日に第二弾シングルCDが発売され、12月6日には第三弾となる『レモンスカッシュスコア 』Vol.3「Be yourself!/Snapping」がリリースされます。
今回は第三弾シングルCD発売を記念して、藤堂 暁役・白井悠介さんと麻倉瑛都役・住谷哲栄さんにインタビュー。ドラマトラックの聴きどころや結城日向役・戸谷菊之介さん、橘 千紘役・石谷春貴さんと歌唱した楽曲についてお聞きしました。
イントロダクション
デビュー決定と同時に解散の危機!?
この世界は人口のほとんどがなにかしらのアイドルファンである、いわば、アイドル戦国時代。
スタジオ、劇場、タレントが通う学校までも運営する、
アイドルを目指す全ての者が憧れる男性アイドルトップの事務所があった。
そんな最大手事務所で研究生アイドルとして活動していた7人に、
ある日ついに舞い込んできたアイドルグループとしてのデビューの話。
だが同時に耳を疑うような内容が突きつけられた。
「半年後のデビューライブを満員にできなければ解散!!」
彼らは無事にデビューを果たし、アイドルとしての道を歩けるのか!?
暁のプロ意識の高さに「推せます」
――最初にご自身が演じるキャラクターの紹介をお願いします。
藤堂 暁役・白井悠介さん(以下、白井):暁は「Chroma7ree」のなかでは最年長で、お兄さん的なポジションであり、おかん的な立場でもあります。最年長ではありますが、身長はいちばん低いんです。明るくてポジティブなアイドルで、バラエティ番組に出ることが多いのですが、実は家族とあまりいい関係を築けていなくて。そういうギャップを抱えている人でもあります。
麻倉瑛都役・住谷哲栄さん(以下、住谷):アイドルオタクっていうところも暁の特徴ですよね。
白井:そうそう。アイドルオタクなので、自分がアイドルとして、どうしたらファンのみなさんが喜んでくれるのかが分かるんじゃないかな。そういう部分は、とてもプロフェッショナルですね。
住谷:瑛都は最年少だけど身長がいちばん高くて。いま白井さんのお話を聞いていて、瑛都と暁は真逆だなと思いました。子供の頃にあるアイドルに憧れて、子役からアイドルに転向した彼は天真爛漫で、僕はキャラクター紹介のときによく「大きな犬」と例えています(笑)。ここまでの物語では苦労知らずという風に映っていますが、彼にももしかしたら何かしらの過去があるかもしれないですね。
――お互いが演じるアイドルの印象も教えてください。
住谷:暁って確かに明るい人なのですが、「Chroma7ree」が結成する際に、事務所の社長から呼ばれたとき「もしかしてクビを切られるのか」という不安を抱いていたんですよね。これは、長く活動してきて、色々な苦労を知っているから出た言葉だと思います。自分に自信があるタイプではないのかなと感じました。それでも、自分がアイドル好きということもあり、お客さんの前では明るく、みんなを元気づけるアイドルでいようとする。プロ意識が高いですよね。推せます(笑)。
白井:瑛都は最年少で無邪気ではあるけれど、芸歴が長いこともあってどこか落ち着いているという印象があります。子役時代に芸能界で色々なことを経験しているから、メンバーにも何かと頼られる存在だと思いますね。僕自身も、普段の活動でこれまでの経験が糧になっていると実感する瞬間が多々あります。経験は大事ですよね。
住谷:個人的には「Chroma7ree」のおとん、おかんである千紘と暁に、瑛都が頼る物語も見てみたいですね。自分で何でも解決できちゃいそうな瑛都が、どこかで挫けて大人組に頼るみたいな。
白井:芸歴は瑛都のほうが長いけれど、人生経験は千紘と暁の方が積んでいますからね。経験値の違いが分かる物語があっても、確かに面白いかも。
――お互いのお芝居の印象はいかがですか?
住谷:最初に声を聞いた瞬間から「暁だな」と思いました。明るさのなかにも落ち着きのあるバランス感が、自分がイメージしていた通りだったんです。
白井:住谷くんと瑛都って、雰囲気や性格が近い部分がある気がしていますね。瑛都の天真爛漫な感じがすごく出ています。
住谷:わりとシンパシーを感じています。
白井:背、高いもんね。
住谷:あっ、そこ!?
白井:それに、(瑛都の好物である)ウナギも好きでしょ?
住谷:確かに、好きです!
白井:納豆は嫌いでしょ?
住谷:好きですね。
白井:掃除、苦手でしょ?
住谷:得意ですね。
白井:……どうやら共通点は「ウナギ」だけだったようです(笑)。でも、お芝居は本当にしっくりきて、瑛都らしさを感じました。
――白井さんは暁との共通点はありますか?
白井:えー、どうだろうなぁ。
住谷:(暁が好きな)将棋・囲碁は好きですか?
白井:うーん、特別好きというほどでもないかな。
住谷:ホラー映画は苦手?
白井:普通に見られます。
住谷:セロリは苦手?
白井:食べられます。
――好きな食べ物が和菓子。
白井:普通です。
――明るくて穏やかでみんなに好かれるお兄ちゃんってところは、共通するのでは!?
白井:その中だと穏やかの部分だけですね。それほど明るくはないです(笑)。
――でも、だからこそ演じられるという部分があるのかも。
白井:そうですね。人それぞれにタイプがあると思いますが、僕は自分と違う存在のほうが演じやすいかな。自分に近いキャラクターだと、逆にどうしたらいいんだろうとなっちゃう気がしますね。