『原神』『崩壊:スターレイル』のHoYoverse最新作!『ゼンレスゾーンゼロ』吸音テストをプレイしてみた!相変わらずキャラが良すぎる上に『ペルソナ』シリーズのようなオシャレかつスタイリッシュな演出が光る!
魅力的なキャラが多数登場!イチオシのキャラクターも紹介
本作の主人公は、ホロウ内で活動する人々をナビゲートする「プロシキ」と呼ばれる専門家です。本作のバトルは、このホロウの中で行われることになりますが、主人公の役割はホロウの外から中にいるメンバーをサポートすることなので、直接戦闘には参加しません。
ただ、主人公にスポットがあたっていないわけではありません。ストーリー中の出番や台詞はかなり多く、選択肢も含めてほぼフルボイスになっています。キャラクターの名前もデフォルト名から変更できなくなっており、本作の主人公はプレイヤーのアバターではなく、あくまでも物語の中心となるキャラクターの一人として描かれているという印象を受けました。
また、ゲームを開始する時に男女の中から片方を選ぶのは『原神』や『崩壊:スターレイル』と同じですが、本作では選ばなかった性別のキャラクターも、主人公をサポートしてくれる相棒として登場します。兄妹でもある本作の主人公は、二人で一人のチーム的として行動し、互いの信頼関係や絆がたくさん描かれるので、これまでのHoYoverseのタイトルとはかなり立ち位置が違っている印象を受けました。
HoYoverseのタイトルをプレイする時は、最初にどちらのキャラクターにするかでめちゃくちゃ悩まれる方も少なくないと思うのですが、本作に関しては選ばなかった方にもたくさん出番があるので、そこまで深刻に考えなくてもいいかもしれません。
本作には、主人公以外にも個性豊かなキャラクターが多数登場します。
個人的なお気に入りは、序盤のストーリーで主人公に助けられることになるホロウレイダー「邪兎屋」のメンバーの一人であるアンビー・デマラ。プレイヤーが最初に操作することになるキャラクターでもあります。
まず、目を引くのがビジュアルの情報量の多さです。ジャケットっぽい衣装ながら肩とヘソは出ていて、ミニスカートにニーソックス、さらにベルトを加えた絶対領域に頭のヘッドホンと、挙げていくとキリがないほど要素がてんこ盛り。かわいさとかっこよさ、セクシさ―の3点のバランスが非常に絶妙です。
性格の方もなかなか面白く、いわゆるクールで感情の起伏があまりないタイプのキャラクターなのですが、一般常識に疎く、空気を読むのが苦手という一面も。強敵との戦闘直前という緊張感のあるシーンで、いきなりボス戦風の音楽を口ずさんで場を盛り上げようとして周囲から呆れられたり、いわゆる“真顔で面白いことを唐突にやる”タイプのキャラクターとして描かれています。
一方で、身寄りのないホロウレイダーとして長年厳しい環境で生きてきたからこそのドライさや、蛇兎屋の仲間を誰よりも大切にする熱いハートも持ち合わせており、ヒーロー的な活躍も光ります。
なお、声を担当するのは、『葬送のフリーレン』『SPY×FAMILY』など多数の人気作品で大活躍中の種﨑敦美さん。作品で声を聞く度に、その演技幅の広さには度肝を抜かされているのですが、複雑なアンビーのキャラクターを見事に演じられています。
第1章のバトルでは、主に邪兎屋のメンバーを操作することになりますが、アンビーはもっともオーソドックスでクセのない近接攻撃タイプなので、ゲームプレイでもお世話になることが多いと思います。
もう一人のイチオシが、家事代行派遣会社「ヴィクトリア家政」に所属するメイド、カリン・ウィクスです。
ビジュアルから伝わる印象通り、大人しく内向的な女の子なのですが、問題はチェーンソーという凶悪な武器を使うこと。小柄でおどおどとした少女と、巨大なチェーンソーを使って荒々しく戦う戦闘スタイルの組み合わせは、ギャップ的な魅力がこれでもかと詰まっているのですが、このチェーンソーという武器を操作する時の爽快感もまた素晴らしいんです。
まず、攻撃が当たった時には他の近接武器にはない独特のヒットストップがあり、さらにヒットした瞬間にボタンを連打すると、そのままチェーンソーをエグリこませて追加ダメージを与えるという特殊な仕様になっています。連打中は動きが止まってしまうデメリットはあるのですが、その分ダメージも伸びていき、チェーンソーの刃で敵を斬り裂いている感覚をしっかりと味わえる、かなり気持ちいいアクションになっています。
初登場シーンもお気に入りでして、横転した電車によって封鎖されたエリア側から、カリンがチェーンソーでゆっくりと電車を切断して主人公たちに迫るという、ホラーゲームにありそうな演出で(敵ではないのですが)、強烈なインパクトがありました。
声を担当するのは『アイドルマスター シンデレラガールズ』の双葉杏役でおなじみの五十嵐裕美さん。本作では内気で可憐な少女らしい演技をされており、カリンのエグい戦闘スタイルとのギャップが一層引き立つようになっています。
本作では、動物をモチーフとした亜人的なキャラクターもプレイアブルで登場。バリエーション豊かなキャラクターを操作できるのも本作の特徴となりそうです。