「みんなを守れる仮面ライダーになりたい」――“変身”に込めた願いとキャラクターの成長|『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』一ノ瀬宝太郎/仮面ライダーガッチャード役・本島純政さん×九堂りんね/仮面ライダーマジェード役・松本麗世さんインタビュー
2023年12月22日(金)より公開中の『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』。
一ノ瀬宝太郎/仮面ライダーガッチャード、浮世英寿/仮面ライダーギーツたちの前に現れたレベルナンバー10の大魔法使いのケミー・クロスウィザードによって、桜井景和/仮面ライダータイクーンらがケミーの姿に! 5体のレベルナンバー10ケミーとギーツケミーも出現する中、宝太郎らと英寿、ケミー化した景和たちは、事態を解決すべく「最強のケミー捕獲ゲーム」に挑みます。
今作では『仮面ライダーガッチャード』のヒロイン・九堂りんねが、仮面ライダーマジェードに変身! さらに、劇場版限定フォーム・仮面ライダースターガッチャードも登場するなど、ファンならぜひとも“ガッチャ”したい内容が盛りだくさんです。
アニメイトタイムズでは、公開を記念したキャストインタビューを2回にわたってお届け!
今回は、一ノ瀬宝太郎/仮面ライダーガッチャード役・本島純政さん、九堂りんね/仮面ライダーマジェード役・松本麗世さんに『仮面ライダーギーツ』キャストとの共演や撮影の裏側はもちろん、怒涛の展開が続くTVシリーズについてもお話を伺いました。
※TVシリーズのネタバレを含む内容があります。ご了承ください。
様々な刺激を受けた『仮面ライダーギーツ』キャストとの共演
ーー今作は、クリスマスシーズン真っ只中である12月22日に公開を迎えました。折角なので、おふたりのクリスマスの思い出を教えていただけますか。
一ノ瀬宝太郎/仮面ライダーガッチャード役・本島純政さん(以下、本島): 僕は小学3年生からギターをやっているのですが、1本目のギターはサンタさんからもらいました。あとは、クリスマスケーキを毎年家族で食べているので、今年も一緒に食べられると思うと楽しみで仕方がないです。
ーー今年はガッチャードのクリスマスケーキも販売されますね。
本島:ガッチャードのケーキ、食べてみたいです!
ーー松本さんはいかがでしょう?
九堂りんね/仮面ライダーマジェード役・松本麗世さん(以下、松本):クリスマスパーティーが終わった後、サンタさん宛ての手紙をポストに入れると返事がくるんです。
松本:サンタさんからの返事には、宝の地図が書かれていて。兄妹でバツ印の場所を探しにいくと、そこにクリスマスプレゼントが置いてあるんです。毎年恒例のイベントだったので、今でも大切な思い出になっています。
ーーどちらも素敵なお話で、冒頭から心が温かくなりました。映画の撮影は、TVシリーズと並行して行われたと伺っています。2作品を同時に進行するうえでは、苦労もあったのではないでしょうか。
本島:ふたつの作品を同時に進めるのは、これまでにない経験だったので、なかなか大変でした。(TVシリーズと映画で)ストーリーが異なるため、宝太郎の心情も微妙に変わってくるんです。
松本:私も2作品を平行して撮影する難しさを感じました。映画で雨降らしのシーンを撮ったのですが、寒い中で目を開けている必要があって。そういった撮影からは、映画ならではのスケールの大きさも感じられました。
ーー『仮面ライダーギーツ』キャストとの共演はいかがでしたか?
本島: 貫禄があって、「さすが一年間仮面ライダーを演じてきた先輩たちだな」と思いました。同時に集まるシーンで、ギーツキャストのみなさんが自由度の高いアドリブのお芝居をされていたんです。今作を経て、お芝居の面で参考にさせていただいた点が多々ありました。
ーー本島さんは『ギーツ』の最終回にも出演されていましたが、今作で本格的な共演となりましたね。
本島: 『ギーツ』のTVシリーズを全話観ていたので、出演する機会があって、嬉しかったことを覚えています。ただ、『ギーツ』の最終回ではワンシーンだけの撮影だったので、お芝居の掛け合いをすることはなかったんです。今回の映画で本格的に共演して「一緒に作品を引っ張っていく」という関係に一気に変化したと感じています。
松本:『ギーツ』のキャストと共演するなかで、お芝居の参考になったキャラクターが浮世英寿でした。りんねのようなクールな役は、感情をどこまで表現するのかが難しいのですが、簡秀吉さん演じる英寿は、クールな表情の中にも感情表現があって。りんねを演じるうえでも参考にしています。
ーーギーツケミーをはじめとした今作ならではのケミーも登場しますが 、お気に入りのケミーはいますか?
本島:(机に並んだケミーたちを見て)この中なら……ホッパー1です!
ーー(笑)。相棒のホッパー1がいるとどうしても選んでしまいますよね。
本島:そうですね(笑)。タイクーンケミーも好きで、アフレコの段階で「こんなことを喋っていたんだ!」と驚くことが沢山ありました。台本に書かれていないセリフを喋っていて、それがアフレコ中に素で笑ってしまうくらい、本当に面白かったんです(笑)。そこで「わぁ、かわいい」って、タイクーンケミーへの愛情が一気に湧きました。
松本:私はギーツケミーに心を奪われました……(笑)。現場でもメロメロで、ギーツケミーの出番がないときは、ずっとお触りしていました。
ーー劇中でもりんねがギーツケミーを可愛がるシーンがありました。
松本:「やっぱり、りんねも好きだよね!」って。今回の映画は、ギーツケミーと一緒のシーンも多くて嬉しかったです。めっちゃ可愛くて、本当に大好きなんですよ!