冬アニメ『愚かな天使は悪魔と踊る』EDテーマ「Gift」石原夏織さんインタビュー|落ちサビはバックコーラスにも注目して聴いてもらいたいです
石原夏織さんのニューシングル「Gift」が、2024年1月9日(火)より各音楽配信サイトでリリースされます。
「Gift」は1月から放送開始のTVアニメ『愚かな天使は悪魔と踊る』のエンディングテーマ。作詞は栁舘周平さん・稲葉エミさん、作曲は栁舘周平さん、編曲は奈良悠樹さんが担当し、美しくもちょっぴり切なさも感じるバラードとなっています。石原さんの持つ透明感を引き出しながら、過去の楽曲とは一線を画する内容はとても印象深く胸にグッとくる1曲です。
その配信を控えた石原さんに、楽曲の印象や歌詞の解釈、レコーディングのことはもちろん、2023年下半期の振り返りなどいろいろお聞きしました。
初のデジタルシングルは感覚の違いで戸惑いもありました
――Instagramに載せていましたが、日本橋のtealさんに行ったのですね!
石原夏織さん(以下、石原):行きました!
――このお店をチョイスするとはさすがです。
石原:1年半ぐらい前からずっと行きたいなと思っていたんですけど、なかなか行けるタイミングがなくて。念願だったので行けて嬉しかったです。
――しかも、ちゃんとジェラートを食べていて。tealさんはジェラートも有名ですからね。
石原:そうなんですよ。パフェとかも美味しそうだったんですけど、やっぱりジェラートを食べないとダメでしょと思って(笑)。
――と、いきなりスイーツの話題から入りましたが、スイーツといえばファンクラブイベント「Ishihara Kaori Xmas Sweets Party」(2023年12月25日開催)ではご自身がセレクトしたお菓子を振る舞うそうで。そういうこともやってみたかったのですか?
※インタビューはイベント開催より前に実施
石原:前々から振る舞いたい思いがすごくあったわけではないですけど、提案をいただいて、そういうこともできるんだと思って前のめりにやらせていただきました。でも、「何なら喜んでもらえるかな?」と考えるのは、いままで友達とか家族に対してしかなかったので、100人規模で喜んでもらえそうなものを選ぶのは難しかったです。
――参加した人はきっと堪能したことと思います。今後もこういう新たな試みをやっていきたいですか?
石原:そうですね。アフタヌーンティーを3段分考えるとか楽しそうですよね。とんでもない金額になりそうですけど(笑)、興味のある方がいればやってみたいです。
――前置きはこのくらいにして、アニメイトタイムズで前回インタビューしてから、約半年が経ちました。まずは、2023年の下半期がどんな半年だったのか教えてください。
石原:5周年ライブ「石原夏織 5th Anniversary Live -bouquet-」(2023年8月6日開催)がありましたので、7月と8月はライブに打ち込んでいました。このライブはいままでとは違うこともたくさんあって、ダンスを6曲とか表題曲をズラッとやるのも初めてでしたし、いろいろ刺激的で。5年間の集大成ではありつつ、ひとつの大きな壁となって立ち塞がっていたので、それを乗り越えたことでさらなる自信がついたと思います。今後、いろいろな挑戦が一気に来たとしても、上手に気持ちをコントロールして乗り越えていくことができるようになったんじゃないかなって。
それに、私は結構人見知りで、喋らなくてもいい状況だったら喋らないタイプなんです。でも、恥ずかしいとか緊張するとか言っていたらいいものができなくなってしまうので、そういったことを捨てて、いろいろな人とたくさん話すことにも挑んだ2ヶ月間でした。
――区切りというだけでなく、大きな意味のあるライブになったのですね。
石原:そうですね。ライブを乗り越えたあとは、歌活動を積極的にやっていたわけではなく、声優の気持ちを大きく過ごしていて、いろいろなキャラクターに挑戦させていただきました。やっぱりこの夏は自分の中ですごく大きなターニングポイントだと感じています。それも含め、まだまだできることがあるんだと再発見をした下半期になりました。
――ターニングポイントを超えて、また一歩成長して迎えたのが今回のシングルとなります。ちなみに、今までデジタルシングルという形はなかったですよね?
石原:はい、初めてです。
――デジタルシングルでいくと聞いたときはいかがでしたか?
石原:世の中的にデジタルシングルが多くなっていることは知っていました。私の曲もサブスク配信していますので、いつかはCDではなくデジタルだけの配信をやる日が来るだろうし、やってみたいとは思っていたんです。でも、やったことがないから、どうやって宣伝していくんだろう? ってなりましたね。
MVを撮るわけではないし、写真は撮るかもしれないけどジャケ写とは違う形になるかもしれない。やったことがないからわからないことが多くて。こういうインタビューもいつもよりギリギリのタイミングですし、なんか不思議だなって実感している最中です。
――確かに、インタビューに向けて質問を考えたときも、デジタルシングルだからカップリング曲やMVは今回ないのか……と思いました。
石原:そうなんですよ。普通はMVをどうするか考えたり、MVの思い出をいっぱい話したりするじゃないですか。それがないからリリースはまだずっと先みたいな感覚です。