魅力的な声優は、人として魅力的――西山宏太朗さんが「81ACTOR'S STUDIO」のキッズクラス「81キッズ」を体験! 朗読やレクリエーションを通して小学生から得た学び【授業体験レポート】
生徒との1対1の掛け合いをマイク前で
続いて、西山さんが見学したのは小学1年生から3年生対象の「低学年クラス」の朗読のレッスン。「一緒に授業を受けさせてもらいます。西山宏太朗です。よろしくお願いします」と優しく、丁寧にあいさつすると、みんなも元気に「よろしくお願いします!」。生徒それぞれが呼んでほしい愛称を紹介するたび、西山さんが目を合わせながら愛称で呼び終わると、生徒からの「考えていたよりもカッコいい!」という感想を聞いた西山さんは「良かった! 幻滅されないように頑張ります!」。
朗読する作品は、猫が主人公の可愛いお話。
生徒たちの前には講師で声優の尾田木 美衣(おだぎ みえ)さん、横のモニターには紙芝居風の絵が映し出される中で朗読します。配役を確認して、最初のシーンの朗読をした後、尾田木さんから「この時、どんな気持ちだった?」と生徒に質問。生徒たちの答えを一通り聞くと、「ちょっとからかっているのかもしれないね」とヒントを出す尾田木さん。
そのままマイク4本を立てて、今度はマイク前で朗読。尾田木さんが合図する「キュー」が出たのを見て、読み始めます。ハツラツとした元気な声が教室に響き渡ります。
続いて、主人公の猫の役を生徒全員で、老猫役を西山さん、ナレーションを尾田木さんが担当します。西山さんは絵本を読み聞かせるように、緩急をつけつつコミカルに、やわらかく演じます。
そして同じシーンをマイク2本で、主人公と老猫が掛け合います。生徒たちのナチュラルな声と西山さんの声が創り出す空気感はほのぼのしていて、各生徒の個性によって、同じ台本ながらそれぞれ違った印象を受けるのがおもしろいところ。生徒全員と掛け合いをし終わったところで、西山さんの「低学年クラス」の参加はここまで。「ありがとうございました」と挨拶し合って、「バイバイ、またね」と手を振って退室した西山さんは、スタッフに「みんな、声が良すぎる! かわいい!」と語っていました。なお生徒と西山さんの2人の全員分の掛け合いはすべて録音しており、後で聴いたそう。みんなはどんなふうに感じたのでしょうか?