「ギヴン展 -given exhibition-」東京会場レポート|秋彦が作ったチャーハンを再現?! キヅナツキ先生の連載10年の軌跡を辿る
キヅナツキ先生による大人気BLコミック『ギヴン』(全9巻)が連載10年を迎えた2023年に完結しました。(※1月30日発売「Chéri+3月号」より番外篇の新連載がスタート)
本作は、ノイタミナ初となるBLコミックのアニメ化作品として、2019年のTVシリーズ放送、2020年に映画が公開。そして、シリーズ待望の続編映画2部作前編となる『映画 ギヴン 柊mix』が、2024年1月27日(土)より公開中です。
そんな『ギヴン』完結&映画公開を記念し、2024年1月26日(金)~2024年2月26日(月)の期間にかけて、「ギヴン展 -given exhibition-」東京会場(アニメイト池袋本店8F「Space Galleria」)が開催中です!
本稿では、これまでの『ギヴン』を振り返りつつ、作品の名シーンも体験できる本展覧会の模様をお届けします。
入場早々、目の前に広がる『ギヴン』の世界
会場に到着すると、7〜8階の踊り場には「ギヴン展 -given exhibition-」のポスターが! どんな展覧会なのか期待で胸がいっぱい、入場前からテンションが上がること間違いなしです。
早速入場すると、先生のメッセージボードと共に描き下ろしのキービジュアルとアニメ描き下ろしのパネルが展示されていました。
エントランスを進むとメインキャストのサイン色紙やキャラクター相関図、年表、漫画全巻の表紙イラストなど、10年という『ギヴン』の歴史を一挙に感じることが出来るスポットが広がります。
「ギヴン」メンバーのあのシーンが現実に?!
「ギヴン」のスペースでは、佐藤真冬と上ノ山立夏が出会う学校の“あの階段”の再現エリアがあり、隣には同シーンの複製原画も。真冬がギターを抱えて眠っているので、立夏目線の気分を味わえるかもしれません!
また、反対側にはバンド「ギヴン」のメンバーがよく練習に使用していたスタジオの再現エリアも。アンプも作中のものが再現されているため、TVアニメ第2話の立夏が真冬のギターにアンプを繋ぐシーンが思い浮かぶことでしょう。
ここからは複製原画とアニメ(映画を含む)シーンのエリアが交互で展示され、漫画&アニメの両方から楽しめる盛りだくさんな内容となっています。
キャラクターひとりひとりに焦点を当てたエリアでは複製原画がずらりと並び、最初に真冬と立夏のふたりの名シーンを振り返ることが出来ました。
会場では「ギヴン」の楽曲が流れているので、より心にぐっと来る方も少なくはないはず。
両想いになった真冬たちのスペースは「幸せで溢れている」という言葉がぴったりなのではないでしょうか。
続く、紆余曲折あった中山春樹&梶秋彦のエリアでは、村田雨月とのシーンなどシリアスな場面もピックアップされ、漫画を初めて読んだ際のハラハラとした気持ちが蘇り、胸が締め付けられる想いでした。
漫画サイズよりも大きな画面なので、シリアスな場面の臨場感が凄まじい!
また『映画 ギヴン』での春樹の部屋も再現されており、こちらもファン注目のスポット。
秋彦との奇妙な同居生活で登場した秋彦が作ったチャーハン(ファンの間では「ご査収チャーハン」とも呼ばれています)やテレビの前の(秋彦の)ドラム練習スペースを見ていると、そこに実在しているかのようで感動しました。
アニメの展示コーナーでは「大丈夫」のシーンも取り上げられています。