子ザメが超かわいい!「日本サメ映画学会」会員からの評価は……? アニメ『おでかけ子ザメ』花澤香菜さん&戸松遥さんインタビュー【前編】
戸松さんの「かわいい!」連呼に花澤さんもハイテンションに!? 戸松さんいわく、この作品は新たなサメムーブメントにピッタリ!?
――戸松さんの『おでかけ子ザメ』の印象をお聞かせください。
戸松:超好きです! 香菜の子ザメちゃんがすごくかわいくて。台本を見るまでセリフが言葉になっていないとは思っていなくて。
花澤:一応、カッコ書きで気持ちの説明はあるんだけどね。
戸松:全部記号なので、香菜が言葉を考えてその気持ちを表現しているんですよね。すごいなと思いました。テストが終わった時、つい気になって「これって香菜語なの?」と尋ねてしまいました。
花澤:終わるたびに「かわいい!」って言ってくれるから、私もテンションが上がっちゃって。
――花澤さんが子ザメ語表を作って、毎回アップデートしていることを戸松さんは知っていましたか?
花澤:「この言葉はこの意味」みたいな対応表なんだけどね。
戸松:すご~い! 思い付きで毎回やっているんじゃなくて、ちゃんとルールみたいなものもあるんだ?
花澤:うん。
戸松:すごい、クリエイターだね。
花澤:カッコイイ言い方をしてくれてありがとう。
――でも数あるサメ作品の中でもこんなに穏やかで優しい作品はないですよね。
戸松:ないです。私、エグいのしか見ないので。最近、世の中にサメブームが来ている気がするんですよね。サメのぬいぐるみをよく見かけるようになったし、かわいいモチーフになりつつあるので、そういう流れにもピッタリの作品ですよね。
花澤:水族館とコラボしたりしてるんだよ。サメの普及に一役買っているかもね。
戸松:それ、大事!
――現在、30話を超えたところですが、花澤さんはここまで演じてきて変えた点などありますか?
花澤:慣れてきた感じはしますね。最初の頃はどういうトーンでいくのか、探りながらやっていましたが、最近はちょっと間が抜けたところや、「やってしまったな」みたいなリアクションなど、くすっと笑ってしまうところは結構出してしまっていいんだなとかわかって。徐々にやりやすくなってきた気がします。
――ほぼ花澤さんへお任せみたいな感じだと思いますが、アドリブのようなものはあるんですか?
花澤:「ここにこういうリアクションを入れてほしい」と指示をいただくこともあるので、台本以外の部分もあって。それをアドリブと言っていいのかはわかりませんが。
――そして放送が始まってからここまでで反響や反応はいかがですか?
花澤:たくさん反響をいただきました。子ザメちゃんのLINEスタンプを使っている人が増えた気がします。
戸松:使いやすそう。
花澤:いろいろなコラボもしているし、知ってくださったり、アニメを見てくださる方が増えたかなと思います。
――演じてきた中で印象的なエピソードをいくつか挙げていただけますか?
花澤:第13話「大公園」です。子ザメちゃんがすごく長いすべり台をすべるシーンがあるんですけど、すべるところがローラー式になっていたので「ちょっとノドを揺らしたほうがおもしろくなるかも」と思って。最初は普通にセリフを録っていましたが、もう一回、ノドを叩くように揺らしながら録らせてもらいました。
――体が揺れているときの声を表現されたんですね。
宣伝担当:配信後、あのシーンへのコメントがいっぱいでした。
戸松:ナイスアイデア!
花澤:あと配信されるリアルな季節感に合わせたお話があるのもいいですね。第14話の「ハロウィン会」とか。うちにも子ザメちゃんが「トリックorトリート」って来てくれたらかわいいなと想像してしまいました。
☆インタビュー後編に続く