音楽
立石凛&林鼓子が考える、MyGO!!!!!の現在地【インタビュー】

「MyGO!!!!!」千早愛音役・立石凛さん、椎名立希役・林鼓子さんが2023年の軌跡を辿る。「MyGO!!!!!は“大切以上の大切”な存在」【前編】

『BanG Dream!』から生まれた"現実(リアル)”と”仮想(キャラクター)”が同期する、ガールズバンド「MyGO!!!!!」。2022年からキャスト名を伏せた形で活動がスタート。2023年4月に詳細が明らかになり、同年6月からはTVアニメ『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』が放送開始。物語は紆余曲折を経て、最終話では迷いながらも前に進むことを決めた5人が描かれました。

一方、リアルでの活動にも力を注いできました。2024年2月からは、全国4都市を巡る全国ツアー「彷徨する渇望」が始まり、3月には4th Single『砂寸奏/回層浮』をリリースと、精力的な活動を繰り広げています。

アニメイトタイムズでは、全3回に渡り、千早愛音役・立石凛さん、椎名立希役・林鼓子さんのインタビューをお届け。前編では、2023年のMyGO!!!!!の活動を振り返りつつ、目前に控えたツアーへの想いも教えていただきました。

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BanG Dream! It's MyGO!!!!!
「一生、バンドしてくれる?」高1の春の終わり。羽丘女子学園では誰も彼もがバンドをしており、遅れて入学した愛音も早くクラスに馴染めるよう、急いでバンドメンバーを探す。そんな中、「羽丘の不思議ちゃん」である燈がまだバンドを組んでいないと知り、愛音はなんとなく声をかけるが・・・・・・。傷だらけで不格好な、私たちの音楽(叫び)。迷子でもいい、迷子でも進め。作品名BanGDream!It'sMyGO!!!!!放送形態TVアニメシリーズBanGDream!スケジュール2023年6月29日(木)~2023年9月14日(木)TOKYOMX・AT-Xほか話数全13話キャスト高松燈:羊宮妃那千早愛音:立石凛要楽奈:青木陽菜長崎そよ:小日向美香椎名立希:林鼓子高松燈の父親:宮田俊哉(Kis-My-Ft2)スタッフ原作:ブシロード監督:柿本広大シリーズ構成・脚本:綾奈ゆにこ脚本:綾奈ゆにこ 後藤みどり 小川ひとみ 和場明子 春日たにキャラクター原案:ひと和 植田和幸キャラクターデザイン:CraftEggアニメーションキャラクターデザイン:茶之原拓也 八森優香 ShinJosephCGスーパーバイザー:奥川尚弥モデリングディレクター:武内泰久 寺林寛リギングディレクター:矢代奈津子 柏木亨色彩設計:北川順子撮影監督:奥村大輔...

2023年のリアルでの活動を振り返って

――2023年初の単独公演となったのが、4月9日、東京・TACHIKAWA STAGE GARDENで開催された4th LIVE「前へ進む音の中で」。この日、初の顔出しでのパフォーマンスが行われました。振り返ってみて、どのような思いがありますか?

千早愛音役・立石凛さん(以下、立石):4th LIVEはどんな感じになるのか、自分でも想像がついていなかったんです。顔を出したあとに、みなさんがどういう反応をしてくれるのかが、まだまだ分からない状態でした。それこそ、前半の紗幕があるときは、後半に色々な発表があるからずっとソワソワしながらやっていて。発表のときには、みなさんが喜んでくださったので、「ああ、良かった」というのが最初の印象でした。

――「やっと」という感覚もありました?

立石:多少はありました。やはり活動していく中で、自分の口から言いたいことが、愛音ちゃんを通しては言えないときも沢山あったんです。立石として話せる機会が増えたのは、とても嬉しいなと思いました。

椎名立希役・林鼓子さん(以下、林):私はやはり「ようやくだな」という気持ちが大きかったですし、ホッとしましたね。凛ちゃんも言っていましたけど、MyGO!!!!!として活動しているときは、常に立希でいないといけなかったんです。それが難しいポイントだったというか。私の発言が立希の考えになってしまうので。そういうところで、「立希と自分がいつかズレてしまうんじゃないか」みたいな。

立希は軸がある子なのに、「自分の発言によって立希から離れてしまうんじゃないか」、「自分が作った立希になってしまうんじゃないか」と懸念していたんです。「どうやっていこうかな」と考えていたので、一つ肩の荷が降りたというか。「演じやすくなったな」と思いましたね。MyGO!!!!!の楽曲は難しい曲も多いので……。

――そうですよね。いつも凄いなと思っています。

林:みんなが一生懸命に練習していることも言いたかったんです。「凄いことをやっているんですよ!」って。大きな会場でのライブを初めて経験するMyGO!!!!!のメンバーも中にはいるんです。「MyGO!!!!!は凄いんだぞ」って言いたいなと思っていたので、「ああ、良かった良かった」という気持ちでした。

――原作がない分、自分の発した言動がオリジナルになってしまうのは、難しいところであり、役者としてはやりがいがある部分ですよね。先日、別件で高松燈役・羊宮妃那さんにお話を伺った際に、そのようにおっしゃっていて。

林:本当にその通りですね。役者としては面白い経験をさせてもらっていて。MCの掛け合いもほぼアドリブですから。「こういう話をしようね」という筋は決まっていますけど。

立石:ライブならではのハプニングも沢山ある中、みんなでね。

林:探り合い、助け合い……。

――まさにバンド……!

林:掛け合いを重ねるたびに、その子への理解も高くなるんです。だからこそ、怯える部分もあって。「本当にこんなこと言うかな?」という葛藤はずっとあったかもしれないです。

立石:それこそ、愛音ちゃんはMyGO!!!!!の中でも一番口数が多い子なので、みんなが喋らない分、MCを回していて。MyGO!!!!!の「迷子集会」(ラジオ番組)でも、愛音ちゃんが回す立ち位置にいることが多いんです。

私自身、MyGO!!!!!が声優人生の中で初めて頂いたコンテンツなので、全てが初めてで。ラジオの経験自体もない中で、キャラクターを通してラジオをしてと、新しい経験ばかりだったので、最初の頃は毎回が勉強でした。

自分たちが見せてきたものが正しかったのかも、と

――では7月に行われたアニメイト池袋本店で開催されたライブ(MyGO!!!!!「音一会」リリースイベントツアー トーク&アコースティックミニライブ編)についてはいかがですか?

林:MyGO!!!!!を応援してくれて、会いに来てくれる人がこんなにいるんだというところが嬉しかったし、びっくりしたポイントだったかもしれないです。アニメも始まっていない状態で、こんなに注目してもらえているんだなと。それってライブの中でお客さんと築き上げてきたものだし、自分たちがライブで見せてきたものが「正しかったのかもしれないな」と。

それと、学生時代、アニメイト池袋本店によく行っていたんです。池袋がMyGO!!!!!の聖地になって、自分がよく通っていたお店で沢山の人に会えるのは嬉しいなと思いました。

――アニメイトで声を掛けられることもあるのでは?

林:それが意外とバレないんですよ。今はエレベーターやエスカレーターが新しくできていますけど、当時は基本的に階段で移動しないといけなくて。一番上の階まで行って、ワンフロアずつ見ていくというのを毎回やっていました。

立石:あ、分かる! 上から行くよね。

林:そう! そうやってアニメイトという城を攻めていきました(笑)。

立石:同じく!(笑)「いつも来ているところでイベントができる!」と嬉しい気持ちでした。私は声優を目指しているときから、アニメイトでのイベントに憧れがあったんです。いろいろな声優さんがアニメイトでリリイベをやっている姿を見たり、アニメイトでお渡し会に参加したり、MyGO!!!!!として、それを自分ができる立場になったことが嬉しいなって。

――次はMyGO!!!!!を見た人が「ここに立ってみたい」と思うかもしれませんね。

立石:そうなったら嬉しい〜!

林:循環ですね!

(C)BanG Dream! Project
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