麻倉ももさんの12thシングル「Sweet Essence」は“お付き合いしている2人が迎えるバレンタインの歌”! もうひとつのバレンタインソング「365×LOVE」を意識した歌詞にも注目【インタビュー前編】
大人気声優ユニット「TrySail」のメンバーで、2016年からはソロアーティストとしても活動している麻倉ももさんが、2月14日(水)のバレンタインデーに、新曲「Sweet Essence」をリリース。
バレンタインにぴったりな「これからもずっと好きでいて欲しい」という気持ちを贈るポップなラブソングとなっています。
アニメイトタイムズでは、リリースを記念し、麻倉さんへインタビューを実施! 前編では、お気に入りの歌詞や、レコーディング時に意識したこと、バレンタインのエピソードなどを伺いました。
「Sweet Essence」は“お付き合いしている2人が迎えるバレンタインの歌”
――新曲「Sweet Essence」は、どのようなコンセプトから生まれた曲なのでしょうか?
麻倉ももさん(以下、麻倉):2月14日に発売することは決まっていたので、「バレンタインに絡めた楽曲にしたいね」ということが最初に決まりました。ただ、前に出した「365×LOVE」(5thシングル。2019年2月13日リリース)という曲もバレンタイン曲だったんです。
なので、どういう方向性で差別化しようか考えました。「365×LOVE」は、明るく可愛いポップな楽曲だったので、その方向性を変えるのも良いかなと思ったんですが、やっぱり、バレンタインのウキウキした雰囲気やハッピー感は大事にしたくて。歌詞で差別化を図る方向で進んでいきました。
――明るい方向性ではないバレンタイン曲も検討はしたのですね。
麻倉:例えば、失恋した子に寄り添ってあげるような曲、ゆったりした曲とかにガラッと変えても良いのかな、とは考えました。
――では、「365×LOVE」と「Sweet Essence」の歌詞は、どのように差別化したのですか?
麻倉:「365×LOVE」は、「バレンタインに告白するぞ!」と決めて1年かけて努力してきた女の子が主人公で、「ついにこの日が来た!」という歌詞。頑張る女の子の一生懸命さや可愛さを表現したいと思っていました。
でも今回は、“もうお付き合いしている2人が迎えるバレンタインの歌”。すでに幸せいっぱいで満たされているけれど、バレンタインも楽しみでワクワクしている女の子の気持ちを表現しようと思ったんです。そこが違うところかなと思います。
――作詞を担当したのは、「365×LOVE」と同じ、月丘りあ子さんです。やはり、バレンタインの曲という共通点を意識して、月丘さんにお願いしたのですか?
麻倉:私からお願いしたわけではなかったのですが、(スタッフが)たぶん意識して、月丘さんにお願いしてくださったんだと思います。「365×LOVE」を彷彿とさせるような歌詞も入っているんですが、月丘さんにもう一回書いていただけたからこそ生まれた歌詞だなと思っていて、すごくお気に入りです。
――「Sweet Essence」は、曲と詞のどちらが先に作られたのですか?
麻倉:曲が先でした。最初に「こういう曲はどうですか?」という感じでいただいたんですが、もう少し自分の中で攻めてみたいというか、やったことのない形に挑戦したいという気持ちをお伝えして。もう一回、練り直してくださってできたのが、この曲です。これまでにありそうで無かった感じなんですが、初心に戻れるような曲でもあって。バレンタインらしいハッピー感もあるし、すごく良い曲だと思いました。
――曲と歌詞が組み合わさったとき、改めて、どのような印象を持ちましたか?
麻倉:テンポがすごく速くて、歌うのは大変でした(笑)。でもだからこそ、「早く来ないかな」ってワクワクしていたり、「どうしよう?」って迷っていたりする感じがすごく伝わる気がして。たくさん言葉が詰まっているのも、思いがあふれ出しちゃいそうな、この女の子の人間性がすごく表れていて、可愛いなって思いました。
――特にお気に入りの歌詞やメロディーがあれば、教えてください。
麻倉:さっきお話しした、少し「365×LOVE」を感じさせる歌詞のところです。「あの日と同じメトロの中」から「デジャブに気づくドキドキ」のところは、まさに「365×LOVE」のジャケットや歌詞から取っているものだったので、「お~すごい」って思いました。「365×LOVE」を知らない方も違和感無く聴けるし、知ってくださっている方は、私みたいに「お~」ってなれるという絶妙な歌詞で、めちゃくちゃ好きです。
あとは、ラスサビ前の「リボンをほどく横顔が いつもより、好き」という歌詞は、自分が用意したプレゼントが喜んでもらえるのか、ドキドキしながら相手のことを見つめている絵が浮かんできて、すごく可愛いなって思いました。
――この女の子は「彼氏はどんな反応するのかな?」と期待しながら、横顔を見てるのですね。
麻倉:この相手には、ぜひ大げさなくらいに喜んで欲しいですよね。「こんなに一生懸命やってくれたんだから、120%の大きなリアクションをしてよ!」って思います(笑)。