「チェンジ!シンカリオン!」と言えて嬉しかったです――鉄道に詳しすぎる大成タイセイ役・石橋陽彩さん『シンカリオン チェンジ ザ ワールド』インタビュー
石橋さんが語るE4系Maxの魅力とは?
――「AnimeJapan 2024」のトークで一番気になったのがE4系 Maxについての熱い想いです。ちょうどいい機会なので、改めてE4系 Maxのどこが好きなのかを熱く語っていただいても良いですか?
石橋:カラーリングも大好きですけど、なんといってもデカいことです。僕は本当に2階建て車両というのが大好きなんです。やはり普段の鉄道は蒸気機関車の時代から、1階建てというのが当たり前だったと思うんです。
ちょっとE4系 Maxの話から外れちゃうんですけど、その常識を覆したのがあの100系新幹線なんですよ。100系新幹線には2両だけなんですが2階建て車両があって、その2階建て車両にはちょっと豪華な食堂車みたいなのがあったんです。その100系新幹線から派生してE1系という上越新幹線ができて、さらにE4系 Maxができているわけです。
※編集部注:新幹線車両として初めて全車2階建て編成を実現したのがE1系で、その改良型といえる車両がE4系。2021年10月1日に定期運行を終了。
この2階建て車両の歴史もE4系 Maxで終わってしまいました。ただ、速さを追求するのも良いけど、乗降客数を増やすために2階建てにして車両を大きくしたというのは、僕の中で凄くロマン溢れる話だなと思っています。
僕は実際には乗ったことはないんですけど、子どもの頃に上野駅でE4系の前でピースしている写真を母に撮ってもらった経験があるので、やはりデカくて2階建てというのが特に好きなポイントではあります。
あとは……ちょっと長くてすいません(笑)。
――遠慮せず続けてください(笑)。
石橋:最初のE4系 Maxは車体に黄色のラインがあったんですけど、リニューアル塗装で「朱鷺色」と呼ばれるピンクのラインになって活躍したんですよ。そんなE4系 MaxとE3系 つばさが連結して走っていたりしたんですが、それがもう何よりもカッコよくて。
先頭車両の頭がパカッと開いて連結するんですけど、それが本当にカッコよすぎて大好きです。しかも、そのE4系 Maxの後継機がこのE5というところにも繋がりがあるなと思っています。
――このインタビューで夢を語っておくと、もしかしたらスタッフさんがどこかで叶えてくださるかもしれないですね。そんなE4系 Maxが『シンカリオン』シリーズに登場すると仮定して、石橋さんだったらどんな装備とか能力だったら良いなと思いますか?
石橋:超ロマン溢れる話ですが、めちゃくちゃガードの固いシンカリオンであってほしいなというのが一つ。あと、めちゃくちゃ耐久性があるのに攻撃力も優れていて、巨大な槍やランスみたいなのを持っていたらカッコいいなと思います。
個人的にはめちゃめちゃ固くてタンク(FPSゲームなどにおける敵から注目を集めて攻撃を受けて、味方全体を守る役職)みたいな役割ができて、なおかつ遠距離からやり投げみたいに武器を投げると、その武器が手元に戻ってくるみたいなのがロマン溢れる話だなと思います。
E5はやぶさとかは速さを追求した流線形のデザインなので、細身というかスリムな感じで動けるロボットみたいなデザインなんですけど、E4系 Maxは本当にごつくあってほしいです。ロボットと言えばごついみたいなイメージもあると思うので、ごつく、固く、そして強くあってほしいという想いがあります。
あとは、黄色いラインとピンクのラインの列車で、少し性能が違うのとかも見てみたいです。その2つが合体した姿も見たいんですよね。
もうロマンの限り話しました(笑)。
――いつかジェイアール東日本企画さんが叶えてくれることを信じたいですね。
石橋:それで言うと、100系新幹線とかも頭部の感じがカッコイイので、ぜひ昔の新幹線をシンカリオンとして登場させることもご検討いただけたら嬉しいです。
――そんなロマン繋がりの話で、今回の『シンカリオン CW』はメタバース要素にもロマンを感じています。タイセイはメタバース上で理想の路線を作ったりしていますが、石橋さんだったらこのシステムでどんなものを作りたいですか?
石橋:ロマンもりもりで良いですか? やはり昔の電車・鉄道は入れたいので、それこそ高輪ゲートウェイみたいな近未来的な駅に昔の車両を入れたいです。
僕は新幹線以外にも特急電車が凄く好きで、その中でも国鉄時代の赤とクリーム色の車両が好きだったんです。「ひばり」とかだったかな?
それこそ今も「特急やくも」としてギリギリ活躍していますが、それももうなくなっちゃうという話だったので。
※編集部注:赤2号とクリーム4号の色が所謂「国鉄特急色」と呼ばれており、特急やくもの国鉄色編成は2024年6月14日に運転終了となることが発表されている。
昔と今の新幹線、昔の特急電車、あとは寝台列車も入れたいなと思いますね。あと、寝台列車だと「トワイライトエクスプレス」という緑色の列車が凄くカッコよくて、子どもの頃はトワイライトエクスプレスという名前を聞くだけで興奮していました。
※編集部注:石橋さんが名前を挙げているトワイライトエクスプレスは、かつて大阪駅 - 札幌駅間で運行されていた臨時寝台特別急行列車のこと。現在は運行終了しているが、そのトワイライトエクスプレスと言う名前は、2017年から運転開始した豪華寝台列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」に受け継がれている。
実物を上野でギリギリ見たことがあるくらいで乗れなかった列車なので、もしメタバースで車内とかも完全再現できるようになったら、そこに一日中入り浸れるくらい色々とロマンが溢れる駅にしたいですね。
――ロマン溢れる話をありがとうございます。本編とは少し話がズレますが、『シンカリオンCW』には福井県の観光PR動画というのもあって、リアルとアニメがクロスするのも面白いところです。石橋さんは千葉県ご出身ということですが、実現はしませんでしたが千葉県を走る「成田新幹線」という構想も昔にありました。ということで、もし千葉県バージョンの観光PR動画を作るとしたら、どんなところをタイセイくんに紹介しますか?
石橋:そうですね……やはり内房・外房の景色は凄く綺麗なので、ぜひ行ってもらいたいです。あとは、成田方面の桜とか、田園地帯には風車もあるんですよ。そこら辺も車窓から見える風景の一つとして凄く魅力的なポイントです。
あとは鴨川シーワールドやマザー牧場が有名どころなのかな。千葉なのに「東京」と名乗っちゃっている東京ドイツ村もあります(笑)千葉には本当に千葉にしかない魅力だったり、自然がたくさんあるのが魅力的なポイントだと思うので、やはり一番見てほしいのは内房・外房ですね。
僕自身も今行きたいところの一つでもあって、外房の景色とか海が綺麗ですし。あと、電車も短い編成で走っていて 、しかも線路も単線というのも多いらしいあたりにロマンを感じるので、タイセイくんにはぜひ行ってもらいたいと思います。
――千葉県で『シンカリオン』というと、個人的な記憶ですが海浜幕張駅のエスカレーターで上がるところに、ずっとポスターというか看板が掲示されていたのが印象に残っているんですよね。
石橋:海浜幕張駅のやつは、それこそ『シンカリオン』シリーズに出演するなんて全く決まってない時に見てカッコいいなと思っていたので、JRの色々な駅のホームとかに露出してもらえたら嬉しいです。この間、品川駅に『シンカリオンCW』のポスターが貼られていたので、それを見に行ったりしたんですよ。
神葉さんに続いて僕も!!
— 石橋 陽彩 (@HIIRO_ISHIBASHI) March 31, 2024
先日品川駅にある #シンカリオンCW
の巨大広告を見に行って来ました〜!!
大好きな品川駅にタイセイくん達がいるのが嬉しくて嬉しくて、、🥹
感動してめっちゃ写真撮りました。
このあと17時からは第1話最速配信!!
みんなで見るぞ〜!!#シンカリオンCW先行乗車 pic.twitter.com/d8NMGhdgqh
普段利用している駅の、しかも改札のすぐ近くに掲示されているというのが、やはり鉄道好きとして凄く嬉しかったです。
――ありがとうございます。そして、あっという間にお時間がきてしまいましたので、ぜひまた別の機会に鉄道愛について伺わせてください。それでは最後に『シンカリオン』ファンに向けてメッセージをお願いします。
石橋:この作品はタイセイ、アカネ、リョータたちの、中学生ならではの事情や葛藤が描かれている作品で、それらをどうやって乗り越えるのかが見どころの一つです。
あと、そんなタイセイくんの一番の目標であるお姉さんに近づくために、何かを守れるカッコイイ人になれるのかという部分も、ぜひ注目して見てもらいたいです。
ストーリーも凄く良いんですけど、やはり『シンカリオン』シリーズなので戦闘シーンも迫力のあるものになっています。ロボットアニメが好きな方ならわかると思いますが、新幹線がシンカリオンに変身するシーンは、カッコよすぎて何度も見返したくなるようなものになっています。
もちろん鉄道が好きな方には楽しんでいただける作品ですが、これまで鉄道に触れてこなかったという方も楽しめる作品だと思っています。今まで知らなかった鉄道の知識などをタイセイくんが語ってくれると思いますので、そこにも注目していただきたいです。
たくさんの方に見ていただきたい作品ですので、今後ともよろしくお願いします。
取材・記事:岩崎航太、編集:石橋悠
作品概要
あらすじ
「超進化鉄道開発機構」通称「ERDA(エルダ)」は、対抗手段として新幹線が変形するロボット「シンカリオン」を開発し、脅威に備えていた。
「何かを守れる、カッコイイ人に…僕は…」
中学2年生の大成タイセイは、2年前に失踪した姉の手がかりを求めて、進開学園中等部に転入する。
その矢先、10年ぶりにアンノウンが出現。偶然にもタイセイがシンカリオン運転士として高い適性値を持つことが判明し、闘う決断を迫られることとなる。
アンノウンの正体、そして目的は何なのか…。闘いの末に見えてきた真実とは…。
少年たちの決意と成長の物語が、今、始まる―。
キャスト
(C)プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/ERDA・TX